概要紹介
新潟県立長岡高等学校は、明治5年創立の歴史ある学校です。「長岡米百俵の精神を受け継ぎ、世界を舞台に指導的役割を果たす人材を育成する学校」というスクールミッションのもと、理数科と普通科において、勉学に、部活動に励んでいる学校です。進学実績としては、地元新潟大学をはじめ、北海道大学、東北大学など多くの国公立大学を中心に進学しています。

教育実践例のリンク
進路指導について
進学情報を公開されている。
長岡高校HP/進路情報/http://www.nagaoka-h.nein.ed.jp/
理数科の指導について
広く理系一般の学部を目指すサイエンスコースと医学部医学科、歯学部を目指すメディカルコースの取り組みについて詳細に説明されている。
長岡高校HP/理数科/ http://www.nagaoka-h.nein.ed.jp/
SSHの指導について
SSHの指導の計画や実践内容を記した「長岡高校SSH概要リーフレット」や「長岡高等学校SSHガイドブック」を公開されている。
長岡高校HP/SSH/ http://www.nagaoka-h.nein.ed.jp/
先生からのコメント
進路指導担当者:長谷川先生
長岡高校は、「長岡米百俵の精神を受け継ぎ、世界を舞台に指導的役割を果たす人材を育成する学校」のスクールミッションのもと、生徒一人ひとりの夢実現に向け、多岐にわたるプログラムと支援体制を整えています。また、生徒の探究力向上のため、「課題発見力」、「課題解決力」、「表現力」などの資質・能力を、日々の授業や学校行事、特別活動など、あらゆる教育活動を通して育成しています。生徒たちは自らの興味・関心を探求し、将来のビジョンを具体化し、主体的な進路選択へと繋げています。
○多様な進路プログラム(本校で実施している進路プログラムの一例)
(1)卒業生講演会(3月):毎年3月には、卒業生を招き、大学生活や進路選択の体験談を共有する講演会を開催しています。進路決定のプロセス、大学入試を乗り越えた経験、大学での学びなど、リアルな声を聞くことで、生徒たちは進路意識を高め、具体的な目標設定に繋げます。
(2)キャリアデザインツアー(2年):2年生を対象に、大学や企業を訪問するキャリアデザインツアーを実施しています。普通科文系・普通科理系・理数科それぞれで訪問先を選定し、研究室見学や卒業生との座談会などを通して、将来のキャリアについて深く考える機会を提供します。
(3)医学科志望者支援:医学科志望者向けには、現役医学部生(本校卒業生)との座談会を実施し、大学での学びや受験対策のアドバイスを受けています。また、現役の医師による面接指導も行っています。
○きめ細かな進路指導
各教科担当教員による添削指導、面接指導、小論文指導などの個別指導を行い、生徒の可能性を最大限に引き出します。本校では、生徒一人ひとりの個性と能力を伸ばし、社会で活躍できる人材育成を目指しています。
探究学習指導担当者:松尾先生
本校では全校生徒が課題研究を行うことで、社会に存在する様々な課題に取り組む人材として必要な「課題発見力」、「課題解決力」、「表現力」などの向上を目指しています。また、SSH第Ⅳ期指定にあたり設定した「探究力向上のための3カテゴリー『13の資質・能力』」を軸にカリキュラムマネジメントを行うとともに、通常教科の授業や特別活動においてもそれらを意識して取り組み、探究力向上を図ります。
理数科の課題研究では1年生後半から3年生までを通して、サイエンス・メディカルそれぞれのコースに関連したテーマに取り組みます。また、普通科でも1年生および、2年生の文系・理系とも課題研究を行います。
1年生ではデータサイエンスや研究の進め方に関するミニ講座、研究テーマの設定、仮説構築を通して課題を見つける力を養います。2年生からはPDCAサイクルを回しながら課題研究を進めていきます。理数科は3年間で中間発表を3回行い、外部指導者からの指導・助言や他の研究班からのフィードバックを受けながら研究を深めていく過程を通して、分析力やレジリエンス力、表現力などを高めます。また、県内外のSSH校の交流の場として「新潟県SSH生徒研究発表会」を開催しており、3年生はそこで3年間の課題研究の成果を発表しています。