大学入学共通テストを課さない「志」特別選抜は、11月下旬~12月上旬に合格が決定します。その後4月の入学までに4ヶ月の期間があります。この期間を入学までの貴重な準備期間として捉え、他の入試方法の合格者よりも一足早く大学生活を始めるよい機会を得たという気持ちで学習に取り組んでほしいと思います。
そこで神戸大学では、「志」特別選抜の合格者に対して、各自が自主的に計画を立てて学習できる入学前教育のプログラムを提供しており、主にリモートで、課題の提示、取り組みレポートの回収、確認テストなどを行っています。入学までに有意義で充実した学びの時間を過ごしてください。
内容
第1回スクーリング
12月下旬に入学前教育ガイダンス、大学院生研究発表見学などを行います。
教科学習
・共通テストの実施までは、他の受験生と同様に学校や家庭での学習を大切にし、知識・理解を深め、各自で5教科の学習に取り組みます。
・原則として共通テストを受験し、自己採点成績を報告してもらいます。
・共通テスト自己採点成績報告後は、探究学習、英語、数学、理科の課題に取り組みます。
探究学習
これまでに取り組んだ探究学習の継続研究、または新規のテーマで学部学科に関連した研究に各自で取り組み、第2回スクーリングで発表します。
教科課題
・文系は現代文の代わりに特別レポート課題として、大学でのレポートの書き方を学んだうえで、「大学での学修と高校までの学習の違い」、「神戸大学のミニ講義を視聴して、それに関するレポート」などの課題に取り組み、大学での学びの予行演習を行います。
・数学は、全学共通の授業「データサイエンス」受講の準備として、線形代数の入門(行列)を学修します。また、それまでの既習内容に合わせて各専攻で必要な学修をします。
・理科は、オンライン講座の受講、課題図書に関する小論文の作成に取り組みます。
課題図書
一部の学部で与えられます。
第2回スクーリング
2月中旬に探究学習発表会などを行います。