共創のネットワーク

福井県立 高志高等学校

高志高等学校は、令和6年3月に75回目の卒業生を送り出す、伝統のある学校で、福井の県立学校で唯一の併設型中高一貫教育校です。S S H事業は、20年間にわたり改善を重ね、令和4年度に第Ⅳ期を終了し、令和5年度は、第Ⅴ期「先導的改革型」指定校としての取り組みを行っておられます。

 令和4年度の入学生より、従来の普通科に代わって「探究創造科」となり、2・3年次には「人文創造科」「理数創造科」のそれぞれの学科において、社会づくりに貢献しようとする「高志の学び」をさらに追求されています。  進学実績としては、地元の福井大、金沢大をはじめ、多くの国公立大学に多数の合格者を輩出しています。

福井県立高志高校

教育実践例のリンク

進路指導について

 「進路実現」のページにおいて、中高一貫校として、キャリア教育の全体計画をもとに、詳細な年間計画をたて、取り組まれている様子が紹介されています。

 http://www.koshi-h.ed.jp/high_school/h_applicant/h_career_guidance/

SSH・探究学習の取組について

1年次の「探究創造科」、2・3年次の「理数創造科」「人文創造科」において、多くの学校設定科目を提供し、探究型の授業を実施されていることが紹介されています。

https://www.koshi-h.ed.jp/high_school/h_documents/ssh_overview/

高大連携・産学官連携活動について

「メンター指導」、「校内・校外研修」、「福井県合同課題研究発表会」などの連携や研究の取り組みが紹介されています。特に、県内外の小中高校に広く参加を募り、福井県合同課題研究発表会を毎年、実施されるなど、研究熱心な取り組みが伺われます。

 http://www.koshi-h.ed.jp/high_school/h_collaboration/

先生からのコメント

進路指導担当者:坂東雅彦先生

 令和6年3月、併設型中高一貫教育校の第4期生が卒業しました。高校から入学した生徒とも切磋琢磨しながら、果敢な挑戦をしています。大学入試においては、探究活動等を活かし、総合型選抜・学校推薦型選抜に個性豊かな生徒たちが挑戦しています。また、大多数の生徒の挑戦する一般選抜では、最後まで諦めることなく取り組む生徒を育てています。

「夢や希望の実現に向けて努力する生徒を育てる」の目標のもと、生徒の進路実現のため様々な支援を行っています。

研究支援部(SSH)担当者:橋本将宏先生

平成15年度にSSH指定を受け、令和5年度からは「先導的改革型」の指定校となりました。本県唯一の公立併設型中高一貫教育校として、中学生、内進生、高入生という異なる集団が同じ空間で学ぶ本校の特徴を生かし、多様な視点や発想を交流し、互いに深く学び合う空間「Koshi Global Academy Campus(Koshi GAC:Koshi学区)」を創生してきました。課題研究のみならず、すべての教科科目で「探究的な学び」や「創造的な視点」を取り入れた学習を推進し、多様な能力を持った生徒が他者と協働しながら、伸び伸びと課題解決に向けて取り組める環境が作られていく中で、国際科学技術コンテスト全国大会等での活躍や、企業等と連携した商品やサービスの開発など、生徒のアクションが具体的に見える形で実現するケースが増えています。

先導Ⅰ期の研究開発では「未来を創造する探究力」の育成を課題に掲げています。これまで以上に、多様な考えを持った他者や専門的知識を持った研究者と積極的に関わりコラボレートしながら、異なる視点やスキルを活かして課題に取り組んだり、突出した能力を持った生徒がその能力を存分に発揮したりできるよう、研究支援システムの構築に取り組んでいます。

「研究開発実施報告書」や本校で研究開発した「探究の手引き(課題研究ノート指導者用)」等をHPに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。

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