神戸大学大学院農学研究科附属 食資源教育研究センター
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  近況報告






2月24日 2022年
 トラクターの更新をしました

 2004年導入のクローラトラクターを更新しました。

 今回お別れするのはクローラトラクターの『ヤンマーエコトラ CT 340』2004年から18年間おもに水田で使ってきました。

 やってきたのはハーフクローラの『ヤンマーエコトラデルタ YT 345AJ』ハーフなので前輪が付きました。

 クローラーはこんな形。


 納車時の様子、現場から集合して操作方法や点検時の注意点など必要な説明を受けます。
 しっかり説明をうけ、新しい機械も安全に使いこなすのが大切です。


12月13日~15日 2021年
 年末の総合機械点検をしました

 年末恒例の機械点検です。

 今年も開始です。


 機械ごとにチェックシートを用意して点検もれが無いようにしています。

 機械庫ではき掃除をする班長、機械が出払っているうちが掃除時です。

 点検の時には消耗部品の交換以外にもできる範囲での修繕も行います。
 これは草刈機の部品ですが、摩耗が激しくこのまま使用すると折れてしまいます。


 左写真、鉄板を切り出し、補修部品を作ります。
 右写真、溶接しました。

 うまく取り付けができたのでしっかりとボルト止めします。
 部品に歪みができて取り付けができない場合などは、たたいて修正します。

 年に一度の大仕事、今年も終了しました。ご苦労様でした。


11月17日 2021年
 タマネギの植え付けを行いました

 毎年この時期にはタマネギの植え付けをします。大変なので、技術班みんなで作業をします。

植え付け前の畑

 ・初めに苗の準備をします

 左写真、苗床から苗を引き抜いているところ。発育不良や障害のある苗を取り除いておきます。
 右写真、トレーに集められた苗。この上にムシロをかぶせて乾燥しないようにしておきます。

 ・苗を並べてから植え付けます

 左写真、苗を等間隔に並べてゆきます。間隔は左の矢印の紐にしるしてあります。
 右写真、並べられた苗を移殖ごてで植え付けてゆきます。植える場所には前もって溝切りをしています。
 ひと畝に4条植え付けます。


 左写真、苗を運ぶ、置く、植える、と手分けして作業をします。
 右写真、植え終わったところ。この段階の葉は倒れていますが、根を伸ばして定着してくると起き上がってきます。


 植え終わったら、灌水をします。
 これはレインガンといい、名の通り降雨のように水撒きができ、水流を利用して首振りもするので広範囲に灌水することができます。

3月26日 2021年
 ブドウ園のテント張りを行いました

 追記(3月30日)終了後の動画を追加しました→作業終了

棚に這わせた枝とその上のテント

 3月後半~4月初めにブドウの枝の上にビニールシートで雨よけのテントを張ります。
 毎年行われる技術職員総出の作業です。
 冬からの休眠が終わり、ブドウの芽が動き出す前にテントを張ることで、これから芽吹いて伸びてくる枝葉(新梢)やそこに着く果実に雨が当たらなくなり、病気の発生を抑制するなどの効果が得られます。
 ブドウ棚上部のテントを張る部分は、アーチ状に加工した鋼線を並べてトンネルのようにしてあります。その上にビニールを這わせて丈夫な紐とクリップで固定してテントにします。


 棚の上にビニールを這わせる様子、棚の針金とブドウの枝の上を越しながら引っ張っていきます。
 動画で見ていただくとわかりやすいと思います。→作業の様子
 棚が高く、長いところでは一度に60メートルを引くため大変です。


 分かりにくいですが、赤矢印が紐で黄色囲いはクリップです。


 手前が張り終えたテントです。奥の方はまだ皆で作業中です。

 この日は、11時ごろまでは風が無く順調に作業できましたが、以降は強風のためビニールがあおられて大変でした。
 テント張りが終わり新年度が始まります。学生たちに良い実習を提供しつつ、良質な農作物を生産出来るよう技術班も頑張っています。

3月10日 2021年
 令和2年度技術職員研修(集合研修)が行われました

 2月17日は分野別研修としてセンターのみで行いましたが、今回は全学の技術職員参加の集合研修です。例年は六甲台で開催され、センター技術職員はバスをチャーターしての参加となりますが、コロナ対策のため初めてのWeb開催とし、規模も縮小して行われました。
 8:30ごろ、機材の準備中  マイク・カメラ・スピーカーが正常に作動するようにセッティングします。

 左、教室で聴講中・右、別室で聴講中
 Webなのでネットワークに繋がりさえすればどこでも参加できます。

 9:00開始「学長メッセージ」「業務・技術報告」5本という日程で11:30終了でした。
 開始時刻に合わせ、畜産の方は早期出勤で牛の給餌をされました。ご苦労様です。
 「学長メッセージ」は生配信で行われました。質疑応答の時間もあり、有意義なものでした。
 「業務・技術報告」では工学系、医学系、理学系、海事系、農学系の技術職員の業務や調査、研究したことを紹介します。農学以外の業務は我々には未知の世界なので非常に興味深いです。

 センターからは昨年12月まで畜産系所属だった不断技術専門職員が「センター産乾草給与による肥育牛の血中VA濃度への影響」(VAはビタミンAの略)について発表しました。
 今年はコロナ対策が必要で、色々と不自由な中での開催となりましたが、遠隔地ゆえの片道1時間強の移動が無いなど、Web開催には利点もあります。
 来年度もできる範囲で、有意義な研修にして行ければと思います。


2月17日 2021年
 令和2年度技術職員研修(農学系)が行われました

 この技術職員研修は当センターだけでなく神戸大学全体の技術職員の資質向上を図ろうと毎年3日程度の日程で開催されています。
 今回はその一コマとして当センター教室で行われました。
 技術班は学生への指導や生産をするだけでなく、生産・飼養について様々な調査を行いデータの収集や解析による技術の効率化や生産物の品質向上などにはげんでいます。
 例年、研修では調査や見学の報告、センター在籍学生による研究成果の発表、講師を招いての講義などが行われますが、今年はコロナ対策として講師は招かず、センター内人員だけで規模を縮小して開催しました。
 谷川技術専門職員(果樹系)の技術発表「育成・肥育牛の給餌方法と疾病処置の模索」
 谷川さんは昨年より果樹系に在籍されていますが、長く畜産系で牛を見てきた経験を生かした話をされていました。

 この後「食資源センター研究最前線」としてセンター所属学生5人の発表がありました。

12月14日~16日 2020年
 年末恒例の機械点検が行われました

 技術班は年末に機械の点検整備を行います。
 内容はトラクター、運搬車、草刈機などのエンジンオイル・エレメント交換、ギヤオイル交換、エアクリーナー清掃、冷却水交換、ベルトの点検等々。
 寒くなるので作業面ではあまり良い時期とは言えません(指がかじかんで細かな作業がやりにくい、オイル類の粘り気が増して扱いにくいなど)が、繁忙期が終わることと、年明けにトラクターの使用頻度が上がる(水田の畦塗り、耕耘など)ことを考えて、この時期に行っています。
 作業は基本的に3系から2人ずつ6人で行います。
 若い技術員は先輩に教わりながら、先輩は教えることにより手順の再確認をしながら作業ができます。
 今年は1・2年目の不慣れな2人がいるので班長も参加して指導しています。


 ずらりと並べて作業開始、しばらくアイドリングしてから作業するので始めはやかましいです。
 左写真のトラクターたちの前においてある物は交換用のオイルエレメントです。

 オイルエレメント(フィルター)です。右が取り外したもの、左が新品です。エンジン内部のオイルをろ過し、エンジンをきれいに保ちます。

 タイヤの空気圧をチェック中、自動車と同じく適正な空気圧にしないと機体のスペックを発揮できません。

 草刈機の作動部のグリスアップをしています。作動部は金属製なので、潤滑剤を注入し、摩耗から保護します。複雑な機械ほど注入箇所がたくさんあり、見落としが無いよう注意が必要です。

 機械が出払っているうちに格納庫の大掃除をします。これはブロアーの風ですす払いと土の掃き出しをしているところです。

 年末なので機械もきれいに洗浄します。寒いです。

 開始前(写真左)と終了後の機械格納庫、これからもしっかりお世話になります。