教育研究分野
大講座 | 教育研究 分野 |
主要内容 |
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第1講座 生体分子機構 講座 |
分子生理 | 動物は,多様な外界の信号を受容し,その感覚情報を脳で統合して,状況に応じた行動を発現する。この適応的な行動発現の基盤となる仕組みについて,細胞内の分子機構およびそれら分子機構の細胞や個体など様々な階層でのはたらきに関する教育研究を行う。![]() |
細胞機能 | 動かないという生き方を選択した植物は,周囲の環境に応じて,形を変え細胞の働きを変えることができる。この植物の生理,形態形成と環境応答機構に関する教育研究を行う。![]() | |
情報機構 | 生体内の高度な情報処理系の理解を目標に,哺乳類の脳・神経系の構築と機能の分子機構と各種モデル生物における情報伝達因子と情報変換因子の分子機構を解析するための教育研究を行う。![]() |
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第2講座 生命情報伝達 講座 |
形質発現 | 小型魚類を用いた生殖細胞の形成分化機構、脊椎動物における選択的RNAスプライシングの制御機構や小分子RNA機能、ニワトリ胚における神経堤細胞の運命決定機構などに関する教育研究を行う。![]() |
遺伝情報 | 遺伝情報の安定維持と多様化を担う分子機構、及び種々の内的・外的要因によるゲノム損傷ストレスに対する生物応答を制御する分子機構、特にタンパク質の翻訳後修飾反応を中心とした細胞内情報伝達機構に関する教育研究を行う。![]() |
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遺伝子機能 | 哺乳類培養細胞を用いた細胞の増殖、がん化、死、および老化を制御する遺伝子と、ショウジョウバエの形態形成を制御する遺伝子の機能に関する教育研究を行う。![]() |
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第3講座 生物多様性 講座 |
生態・種分化 | 動植物や微生物など広範な生物を対象として、生物多様性を生み出す機構としての種間相互作用や種分化、および、生物多様性によって生み出される生態系機能を明らかにするために野外操作実験から分子生態学的解析に至る様々な手法を駆使した教育研究を行う。![]() |
進化・系統 | 藻類の多様性と進化、系統分類、代謝生理、細胞構造、生態などに関する基礎的な研究と、その成果を活用した陸水・沿岸域の環境保全に資する教育研究を行う。![]() |
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連携講座 | 発生生物学 (理化学研究所) |
ショウジョウバエの形態形成、マウスの発生と再生、特に臓器の形態形成、もしくは冬眠など能動的低代謝などのテーマについて進化生物学、遺伝学、細胞生物学などの多様なアプローチから教育研究を行う。![]() |
生物制御科学 (住友化学) |
昆虫、菌類、植物などに対して生理活性を示す化合物の活性発現機構や、生体内での代謝や移行など、生物と生理活性物質との相互作用に関する教育研究を行う。(なお、本教育研究分野を希望する場合は、あらかじめ担当教員の了解が必要です。)![]() |