教科リーダー

本校の前期課程(一部の後期課程学年を含む)には、教科リーダーの制度があり、各学期の初めに、学級役員選出時に教科リーダーを選出しています。

授業冒頭5分は教科リーダー(標準2名)が前に立ち、5分間のリーダー学習を行います。

教科リーダーが前回の学習内容の復習を中心に作成した問題を、生徒が解き、答の確認を行い、学習の定着を図ります。授業者が気づかない視点からの出題も見られ、授業者にとって、生徒がどの内容に重要性を見いだしたか、また、つまずきやすいのはどこかなどの発見にもつながります。

教科リーダーが作る問題は前回の学習内容の復習が多く見られますが、単元の総まとめのような問題や、教科リーダーの生徒の個性が見える問題が出題されることもあり、生徒にとってはとても和やかかつ楽しみな時間になっています。

教科リーダーの生徒は、有意義な問題を考えるために、各授業で何が大切な内容であるかをとらえることが求められます。得意教科のリーダーに就く生徒もいますが、むしろ、苦手教科克服のために、苦手教科のリーダーになって力をつけていく生徒もいます。

本校の授業を見に来られた他校の先生方からはリーダー学習で見せる生徒の姿は好評を得ています。50分授業の冒頭5分を生徒に任せることは、学校としては勇気のいることなのですが、教科リーダーとそこにいる生徒たちを信じて権限を委ねています。

生徒の声

 教科リーダーは、授業の初めの5分を頂き、「主題とねらい」の確認と前回の授業の復習や、豆知識の問題を出して学びを深めるという仕事をします。1教科につき、2人程の教科リーダーが居り、問題は授業がある日までに先生に確認してもらいます。授業が終わると、次回の「主題とねらい」を聞いたり、その授業の振り返りを先生に記入してもらったりします。教科リーダーをする中での良さは、先生とお話しできることや、問題を作る楽しみを味わえることです。

生徒が語るリーダー学習

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