教育課程
Education for 2070
「人生100年時代」とも称される中,生徒たちは不確実な未来の中でその人生を生きていかねばなりません。教育もまた,そのような未来に対応する力を育むことが求められています。本校はそのような中,当面の教育のスローガンをEducation for 2070と定めることにしました。
50年後においても,「持続可能な開発」およびそれを支える「科学技術イノベーション」が世界の最重要課題の一つであり続けることはおそらく揺るぎないと考えられます。本校はそのような中で「持続可能な開発のための科学技術イノベーション」(Science technology and innovation for sustainable development, STI4SD)を担う卒業生の輩出を目指します。
STI4SDを担うための力を育むために,古典的そして現代的な学問分野を幅広く学ばせるとともに,その学問分野,特に文理の境界を超越した知を,他者との対話を通して主体的に創造していく場を,6年一貫のカリキュラムとして本校は用意します。詳しくは教育課程編成の方針をご覧ください。
教育課程編成の方針
- 教育基本法及び学校教育法に基づき,中学校学習指導要領及び高等学校学習指導要領に準拠した,中等教育学校としての強みを発揮できる教育課程を編成する。
- 生徒の発達段階に対応し6年間を2年単位の3期に区分した教育課程を編成する。
- 1・2年時を「基礎期」とし,中等教育学校での学習や生活の基盤を形成するために必要な力の定着をはかる。
- 3・4年時を「充実期」とし,中等教育学校での中核として学校生活の全般で活躍するために必要な力の定着をはかる。
- 5・6年時を「発展期」とし,中等教育学校卒業後の生徒個々の自己実現を達成するために必要な力の定着をはかる。
- 国際的視野を持ち未来を切り拓く,真理探究の精神に富んだグローバルキャリア人育成をめざした教育課程を編成する。
- 学校行事を中心として,学校生活全般で生徒による自治を尊重することにより,自己や社会の未来に対しての主体性を育成する。
- 協同学習を中心として,学校教育の様々な場面で他者との対話を重視することにより,背景や文化の差を超えて自他を認め合う心を育成する。
- 「Kobeポート・インテリジェンス・プロジェクト」を中心として,教育活動全体を通じて「見つける力」「調べる力」「まとめる力」「発表する力」の4つの力とそれらを総合する「考える力」を基盤とした探究する力を育成する。
- 生涯にわたり新たな価値を創造し続け,持続可能な社会を形成していくために必要な力の育成を目指して,文理を超越した教育課程を編成する。
- 日本語及び外国語による論理的コミュニケーションを重視する教育を行う。
- 変革の激しい時代の中で生涯学び続けるための情報活用能力を育成する教育を行う。
- 平和や国際的な連携を実践する,持続可能な開発のための教育を行う。
- 幅広い分野における古典的及び現代的な教養を,全員が身につける教育を行う。
令和6(2024)年度教育課程表
