Kobeプロジェクト

Kobeプロジェクトとは?

本校では総合的な探究(学習)の時間を「Kobeポート・インテリジェンス・プロジェクト」と名付けています。これを省略して「Kobeプロジェクト」と呼びます。さらに省略して「KP」と呼ばれることも多いです。この名称には、神戸港が世界の海に開かれた基地であることと同様に、神戸に位置する本校が世界に羽ばたく知性(インテリジェンス)を育成する基地となるようにという願いが込められています。

Kobeプロジェクトの概要

1年生、2年生で実施される『課題研究入門』では、神戸などの身近な地域を対象として、体験的なフィールドワークや協同的な小集団学習の手法を用いて、卒業論文作成に必要なリサーチリテラシーの基礎を学びます。1つの単元ごとに新聞作成や模造紙ポスター、紙芝居など様々な形式で探究の成果を発表します。

口頭発表
口頭発表
ポスター発表会
ポスター発表会

3年生から6年生で実施される『課題研究(卒業研究)』では、自身の興味・関心に従って1人1テーマを設定します。さらに、一人ひとりが探究手法を自分自身で考えて探究を行い、年度末には論文を作成し、ポスターセッション形式で成果を発表します。授業は3年生から6年生の4学年合同の講座『協同ゼミ』を編成し、生徒同士のディスカッションを中心に生徒の縦のつながりで主体的に授業が進行していきます。なお、『協同ゼミ』という名前は校訓の「自治・協同・創造」の「協同」が由来です。

1年間の探究が終わるとポスターセッションの形式で全生徒が探究の成果を発表します。

6年間のKobeプロジェクトの集大成として6年生は全員が18000字の卒業論文を作成しました。6年生全員が校内で口頭発表を行い、さらに優秀者に選出された生徒は神戸大学の会場で発表会を行います。

優秀者発表会
優秀者発表会

Kobeプロジェクトの成果

令和3年7月15日(木),神戸大学出光佐三記念六甲台講堂(Zoom )にて6年生 8 名による卒業研究優秀者発表会が実施されました。

2021年度卒業研究優秀者一覧(リンクをクリックすると発表の様子をYoutubeでご覧頂けます)

『n 段のだるま落としの成功条件』
『幼児の日常的な防災意識を高める新たな防災教育の提案 ―映像記憶能力に注目して―』
『都市景観の与える印象 ―都市景観の印象を変化させる要因と印象改善の方法―』
『食生活の現状の把握及び内食効率化ツールのモデルの提案 ―主ふへの負担が少ない豊かな食生活を作るには―』
『近代における日本人の対中国認識 ―「支那通」にみる中国国民性の本質的理解―』
『新型コロナウイルス流行禍における住宅の在り方に関する提案』
『電柱に心柱を取り付けた時の耐震性の変化 ―正六角柱構造の中央部に柱を取り付けた時の耐震性について―』
『夏目漱石『こころ』を通して読む村上春樹『七番目の男』』

2020年度 スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会文部科学大臣賞受賞

全国のスーパーサイエンスハイスクールに指定されている学校から代表1研究ずつが発表する「スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会」にて、本校6年生の中山和奏さんが「チョウの翅の撥水性と微細構造の関係―水接触角・滑落角の観点から―」という題目で発表し、最優秀となる文部科学大臣賞を受賞しました。

中山さんのインタビューはこちら。


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中山さん作成ポスター
中山さん作成ポスター

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