小集団学習(協同学習)

小集団学習の様子
小集団学習の様子です。T字型に配置した机にも特徴があります。

本校の授業では、よく、個人で考えたことを発表する場面や、答えが見つからなかったり、複数存在する場面、それぞれの考えをもとに議論する中から考えをまとめていく場面などで、4人1組の小集団を使った学習を行うことがあります。

生徒は、自分の意見を述べ、他の友達の意見を聴き、話し合うことで、物事には立場や状況によっていくつもの見方や考え方があることを知り、そのことを意識した物の見方や考え方ができるようになります。さらに、いつも一緒にいる仲間の違う一面を知ることもでき、小集団学習が好きな生徒がたくさんいます。

本校の小集団学習は、「協同学習」についての研究に基づいています。一見、他の人と一緒に学ぶことは個人にかかる責任が軽くなって楽になる、手を抜くことができると思うかもしれません。しかし、「協同学習」の要素を含んだ小集団学習では、それぞれの生徒が取り組むことで初めて成果を得られる内容となるため、「大変だけど楽しい」と言った意見がよくきかれます。例を挙げれば、小集団内では司会、タイムキーパーなどの役割があり、しかもその役割は一日ごとに変わっていきます。つまり、皆が話し合いの運営や発表を日替わりで経験することになります。

生徒の声

小集団学習は、4人で1グループとなっており、各学級1A~5Bまで全部で10の小集団があります。それぞれ座席によってA・B・C・Dの役割が付けられており、話し合いの時には大体の場合、司会、計時、記録、ムードメーカーなどの役割が割り当てられます。良さは、人数も少なすぎず多すぎずなので、話し合いもしやすく、いい案が出やすいということだと思います。(2年生)

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