神戸大学

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フランス語検定試験の紹介

フランス語の検定試験としては、おもに「実用フランス語技能検定試験」(通称:仏検)、DELF(デルフ)、TCF(テーセーエフ)の3つがあります。ここでは、その3つの特徴と受験方法について解説しています。

実用フランス語技能検定試験(仏検)

https://apefdapf.org/

文部科学省の後援で実施されている公的な性質の試験です。毎年2回、春と秋に5級から1級までの試験が行われています。文法などの知識が正確に定着しているかを確認する試験内容になっているので、初級文法が正しく身に付いたかを自分でチェックするのに最適な試験と言えるでしょう。2022年度は次の日程が予定されています。

  • 仏検・春試験
    • 申込期間:4 月中旬ごろ~5月 中旬ごろ
    • 試験日:2022 年6 月19 日(日)
  • 仏検・秋試験
    • 申込期間:9 月初旬ごろ ~ 10 月中旬ごろ
    • 試験日:2022 年11 月20 日(日)

5級は大学の1年次前期で学習する内容、4級は1年次後期までに学習する内容におおよそ対応しています。フランス語の勉強に少し力を入れてみたいと考えている人は、前期・後期それぞれの初めに自分で申し込みを済ませ、授業内容と並行して仏検の勉強も自主的にしておけば、問題なく合格することができるでしょう。また、1年次の必修としてのフランス語学習を終えてからも、選択科目等も履修しつつ自主的にフランス語の学習を続けていきたい人には、仏検の合格レベルを少しずつ上げていくことを一つの目標にするとよいでしょう。

DELF(デルフ)

https://delfdalf.jp/ja/accueil/

フランス文部省認定のフランス語資格試験です。毎年2回、春と秋にA1・A2・B1・B2・C1・C2の6つのレベルの試験が行われています。フランスの大学への交換留学の条件として、多くの場合B1の能力が求められます。実際にフランス語圏で生活することを想定したコミュニケーション中心の実践的な試験内容になっています。全国の主要都市で試験が開催されますが、神戸大学から一番近い大阪市南森町の試験センターでは、2022年度に次の日程が予定されています。

  • DELF・春試験
    • 申込期間:2 月 18 日(金)~ 4 月 21 日(木)
    • 試験日(筆記試験)
      • A1・B1・C1 6 月5日(土)
      • A2・B2・C2 6 月6日(日)
  • DELF・秋試験
    • 申込期間:2 月 18 日(金)~ 4 月 21 日(木)
    • 試験日(筆記試験)
      • A1・B1・C1 6 月5日(土)
      • A2・B2・C2 6 月6日(日)

3年次の秋から留学するには、2年次の秋試験でDELF のB1を取得しておくのが望ましいです。1年次の秋にA1、2年次の春にA2を受験しておくと練習になってよいでしょう。

TCF(テーセーエフ

https://delfdalf.jp/ja/diplomes-et-tests/tcf/

DELF と同じくフランス文部省認定のフランス語資格試験です。こちらは1週間前までに申し込みがあれば一年中いつでも受験することができます。試験問題にレベル分けはなく、成績によってA1からC2までの能力判定がなされます。交換留学の準備で急に語学証明が必要になったときに便利ですが、合格証は2年間しか効力を持たない点に注意が必要です。