フランス語を学習する際のポイントを、神戸大学で実際にフランス語の授業を担当されている先生方に解説していただきましょう。
学習アドバイス

WEBツールの紹介
このページでは、みなさんのフランス語学習に役立つこと間違いなしの、無料WEBコンテンツについて紹介しています。
フラ単(フランス語単語練習)
https://let.sakura.ne.jp/fratan/
フランス語初習者がまず覚えておきたい基本的な単語をゲーム感覚で覚えることができます。まずはフランス語検定5級レベルの418 単語を覚えれば、1年次前期の試験はもうバッチリなはず!カテゴリーごとに少しずつ分けて学習することもできます。「フラ単」速打ち大会を行うクラスもあります。
フラ動(フランス語動詞活用表)
https://let.sakura.ne.jp/numerique/verbe.html
フランス語の学習でたいへんなのが動詞の活用です。このWEB活用表を使えば、覚えるときに注意が必要な個所は色分けされていたり、音声を聞いたり、活用の入力練習ができたりします。スマホでも見やすいので、授業の復習などで利用すると良いでしょう。
Type it.org
フランス語のアルファベットには英語には無かったéやà などのアクセント記号を付けることがあります。パソコンやスマホで直接入力できるように設定変更することが可能ですが、課題などで少しだけ必要というときには、まずこのサイトで入力し、コピー&ペーストして提出用ファイルを作成すると便利です。
French Bloom Net
大学のフランス語教師を中心とした10名あまりのライターの記事で構成されているサイト。せっかくフランス語の勉強を始めたなら、フランスなどのフランス語圏の文化や社会情勢についても、このサイトを通して視野を広げていってほしいです。フランス(語圏)のことに詳しくなれば、フランス語学習のモチベーションが更に高まることは間違いなし!?
Google翻訳
https://translate.google.com/?sl=fr&tl=en
教師の側からすると、学生の皆さんにあまり多用してほしくないサイトですが、すでに活用している人が大半でしょう(笑)。どうせ使うなら、フランス語から日本語より、英語に翻訳した方が精度が高いです。また、スピーカーボタンを押すと自動音声が聞けるので、発音の確認という点では非常にお勧めできます。
参考書・辞書の紹介
皆さんにはこれから1年間フランス語を学習するにあたって、フランス語の辞書(仏和辞典)を用意していただきたいです。とはいえ、書店には様々な仏和辞典が置かれていますから、どれを買えばよいのか悩んでしまう人も多いでしょう。ここでは、本学のフランス語担当教員の一私見として、辞書選びに際してのアドバイスを記しておきましょう。
まず辞書のサイズについてですが、初学者の皆さんにとっては見出し語が10万語を超えるような大辞典はまだ早すぎますし、旅行用のポケット版辞書では語彙数が足りません。3万5千語~6万語ほどの中辞典がちょうどよいでしょう。 また、コンピュータ関連等の現代語にも対応している必要もありますから、あまり古すぎるものでは困ることがあります。せめて2010 年以降に出版されたものを使って欲しいと思います。
そのような条件に当てはまる仏和辞典として、次のものが挙げられます。どれも専門家の手により編纂された優れた辞書ですから、あとは実際に書店で現物を見て選んでみてください。