学校だより
2025年2月26日
2024年度
本日令和7年2月28日(金)、令和6年度 第11回卒業証書授与式を執り行いました。

15回生2年生が丹波・但馬フィールドワークを実施しました。
2/20(木)に、2年生がKobeプロジェクトの単元「兵庫学」の一環として、10月の淡路研修・11月の神戸フィールドワークに引き続き、丹波・但馬地域にてフィールドワークを実施しました。淡路研修と同様に、「日本の縮図」として知られる兵庫県内の日本海側地域を、その特徴が顕著に現れる冬季に巡検することを目的としました。
水分れ公園・玄武洞公園
午前中は、水分れ公園(丹波市)および玄武洞公園(豊岡市)を巡検しました。
水分れ公園がある丹波市氷上町石生には本州で末端を除き標高が最低の中央分水界が存在します(標高95m、本校の標高155mより低い!)。瀬戸内海から加古川を通り、ここから由良川を経由して日本海へと抜けるルートは氷上回廊と呼ばれ、古来から生物および人々の通過路となってきました。
玄武洞公園は、山陰海岸ユネスコ世界ジオパークに認定されています。玄武岩の名称の由来であり、またプレートテクトニクス説の論拠となる地磁気逆転現象が世界で初めて発見された地でもある、日本および世界の地質学史上重要な遺産です。
生徒の振り返り(抜粋)
水分かれ公園では、あまり水が分かれている実感はなかったが、神社があった。つまり、この地域が交通の要であり特別な、神聖な場所として昔から認識されていたということが分かった。
水分れ公園では、日本海側と瀬戸内海側の方向に分かれて流れる川を見て、自然の素晴らしさ偉大さを感じました。事前学習で学んだ、ヤマメとアマゴが北日本と西日本で分かれていることもあわせて考えると自然の生命力に感動しました。
玄武洞は、江戸時代に採石場として発展し、当時のみとつちだけで石を取り出していたそうだ。取り出された石は城崎温泉街に流れる川の岸に置かれていた。実際見てみると確かにすべての石が同じような質感や色をしていて、加工の手間が省けて便利だったのだと思う。
水分れ公園よりも玄武洞公園の方が雪が多く積もっていて、兵庫県でも地理的に中心のところと北のところは全然違うと感じた。
神戸や明石の太平洋側でたまに降るサラサラの雪とは違うことが分かった。具体的には、日本海側の雪は粒が一つ一つ大きく密度が高いが太平洋側の雪は粒が小さく密度が低いことが分かった。


城崎温泉班別フィールドワーク
午後は城崎温泉で班別のフィールドワークを行いました。温泉街もさることながら、神戸では積もることのない雪に興味津々です。
生徒の振り返り(抜粋)
比較的新しいお店でも景観を乱さないようなモダンなものが多く見受けられた。また、旅館などは特に家紋が大きく書いてあるところが多く、代々続いている由緒正しい所が結構あるのだなと感じた。さらに、通った橋に「薬師橋」と言うものがあり、少し調べてみたところ、近くの寺や湯飲場、公園にも薬師の名前が使われているところがあることを知った。温泉は体の不調を癒す意味もあるので、薬師の名前が使われているところが多いのだと思う。
城崎の街では街の建物の雰囲気が統一されているように感じました。温泉などの建物が道や近隣の建物の雰囲気に合わせて作られていました。特にファミリーマートの外装が京都のように、神戸の店舗とは違い、黒っぽい落ち着いた色で作られており景観を崩さないようにする工夫がされていました。
1番意外だったこととしては、城崎が神戸より寒く感じなかったことです。城崎は神戸よりも北にあるので、神戸よりも圧倒的に寒いと思っていたのですが、風があまり吹いていなかったので、神戸よりも暖かかったです。それに、息をしても喉を突き刺すような寒さがなかったのでより暖かく感じました。
城崎近くのコンビニは屋根が平べったくなく、昔からの家のような傾斜がついていました。雪国の人からすると当たり前かもしれませんが、雪が身近ではない人は違和感しかないと思います。もし自分の当たり前の環境以外で事業などを行ったりする際、必ず現地の人や慣れている人の意見を聞かないと失敗しそうだなと思いました。


神戸、淡路、丹波・但馬を比較して
温泉の発見のされ方が、丹波・但馬も、淡路のほうも鳥をきっかけに発見されていた。しかも、どちらも鳥のけがの治癒によっての発見だったため、なにか共通点があるのかと思った。また、有馬温泉でも城崎温泉でも、温泉に関係があるのかわからないけど、サツマイモ関連のスイーツがあった。
直近の城崎では、やっぱり雪が一番印象的でした。今回、あまり現地の人と話す機会はなかったですが、現地の人は 僕達みたいにはしゃいで雪遊びをしないのでしょうか。なぜかそう、今となって思いました。同じように考えると、淡路の人たちは、僕達みたいにはしゃいで海で遊ばないんでしょうか。現地の人にとっては当たり前の風景かもしれませんが、僕達にとっては新鮮で、思わずはしゃいでしまうほどの魅力を感じれます。
今まで兵庫が日本の縮図と言われているのが正直少し不思議で、実感が湧いていなかったが、多くの場所で実際の街並みや住んでいる人々の暮らしを見ることで、高地や低地、温暖な場所や寒冷な場所、過疎地域や過密地域など、兵庫は多くの違う環境を内包した地域なのだと身をもって実感した。もちろんこれだけで日本の全てを知ったとは到底思えないけれど、フィールドワークをする前より確かに自分達の国に対しての理解が深まったと思う。
FIT Lecture「獲得形質は遺伝するのか? —親が経験した環境情報を子孫へ伝える小分子RNA」を実施しました
1月29日(水)、Future Innovator Trainingの取り組みの一環として、理化学研究所 生命機能科学研究センター(BDR)より 岡部 恵美子 先生をお招きして特別講演を行いました。
岡部先生は、線虫 C. elegans を用いて生物の老化に関わる研究に取り組まれています。我々ヒトと線虫では、見た目は随分と違いますが、生きるために必要な多くの分子(遺伝子)は共通しています。そのうえ実験室での飼育が容易、成長が速いなど実験をするうえでのメリットが多く、生命科学研究で盛んに用いられています。2024年のノーベル医学生理学賞の対象になったのも、線虫を用いた研究です。
岡部先生は、線虫に弱いストレスを与えてストレス耐性を獲得させ、それが子世代に伝わることとそのメカニズムを研究されており、成果を詳しくかつわかりやすく講演していただきました。
後半では、研究者になるまでのキャリアについても話していただきました。「興味を持ったことは積極的に調べたり経験したりする。好きなこと得意なことを探す。」というメッセージや、合唱部の活動に高3の秋まで取り組んだ経験から「部活外の時間をどう使うかが大事」といった体験談を教えていただきました。
参加者の感想より
- 今回の講義では、線虫においてのストレス耐性の次世代による受け継ぎでどの世代までが関係あるのかということや、次世代への継承などのメカニズムについての研究の仕方を知ることが出来ました。また、調査の際に正常固体と関係があると仮定したものが生成されていない固体を比較してグラフに起こしていたのでそういったグラフの書き方についても知ることが出来ました。また、研究での新しく知った考え方や調査方法、まとめ方をこれからのKPでも活かすことが出来たらと思いました。(2年生)
- 自分が知らないことが多かったけれど、わかりやすい説明で、興味を持つことができたし、研究者という職業も楽しそうだなと思いました。(3年生)
- DNA以外に子に引き継がれる組織があることを初めて知った。獲得形質の遺伝があったら面白そうだと思う。親がとても勉強した人だとか、脳への刺激?が関係があったら興味深いと思う。(3年生)
- 今回のFITの「獲得形質は親から子に遺伝するのか」というテーマに興味があり、参加しました。阿部さんが実際に線虫を用いて実験を行ったところ、DNAが変化している訳では無いが、ひ孫の世代まではある程度継承されていることがわかったということが面白かったです。RNAの獲得と継承の話をしていたとこらへんが難しくてなかなかついていけませんでしたが、遺伝はそういう本当に小さい子と一つ一つが関係し合っているんだなぁーと思いました。(3年生)


4年生科学総合で「サイエンス・ダイアログ」を実施しました
1月24日、4年生の科学総合の授業の一環で、神戸大学大学院医学研究科のMukhamad Sunardi先生と伊藤圭祐先生をお招きして「Development of potential therapy for Hirschsprung disease(ヒルシュスプルング病に対する潜在的治療法の開発)」と題して英語で講義をしていただきました。この取り組みは日本学術振興会(JSPS)が実施している「サイエンス・ダイアログ」の一環として、JSPSからの支援を受けて行いました。4年生111名と、教員2名が参加しました。
Sunardi先生は7年前に来日されました。現在は神戸大学大学院医学研究科で動物モデルを使って、新生児・乳児にみられる腸の病気であるヒルシュスプルング病を研究されています。講演は出身国の話に始まり、研究者(research scientist)になったきっかけや研究者としての心構えとその魅力の紹介がありました。そして、Sunardi先生が取り組んでいる研究について、実際のデータを交えて教えていただきました。
生徒アンケートより
- 初めは英語で聞いて理解できるか不安でしたが、英語を頑張って理解しながら聞くの楽しかったです。内容もわからないところはあったが理解できてよかったです。
- 英語で一講義分の長さを聞く経験が初めてで楽しかった。英語力をあげることにもつながるし、海外出身の研究者の話を直接聞くことができる点で良かった。
- スライドに日本語が含まれていて理解しやすかった。
- 私は文系なのですが、今回の講義を通して理系の研究職に興味をもつことができました。研究の内容だけでなく、Research scientistという職業についても教えていただけて、とても貴重な機会になりました。
- I was not interested in a job as a researcher before hearing this lecture, but after hearing, I can understand about research scientists and have interest. I could easily understand thanks to your easy to understand explanation and your wonderful talk.
- Thank you for the wonderful opportunity. I’m so glad to hear many things that I haven't heard. I want to be a doctor for children, so I hope I can use some of today's experience. And I decided I try to improve my English skills.



15回生2年生が神戸学フィールドワークを実施しました。
11/26(火)に、2年生がKobeプロジェクトの単元「神戸学」の一環として、10月の淡路研修に引き続き、班別で神戸市内のフィールドワークを実施しました。ここでは、1人1人が神戸に関する問いを立て、フィールドワークや文献調査を用いてその問いに答えることを目指しました。下記は生徒が取り組んだ問いの抜粋です。
旧居留地(中央区)
問い | 神戸港の周辺にある外国人居留地はどのような文化を持ち、どのような形で地域と関わってきたのか? |
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答え | 神戸異人館は西洋の文化を全面的に多く持ち、一時は戦争による地域の分断もありながら今なお地域と友好的な関係を築いている。 |
根拠 | ラインの館の展示によると、神戸異人館は明治20年頃に200棟ほどの異人館街となり、和風建築と洋風建築の混在する街並みになったそうだ。第二次世界大戦の空襲や外国人排斥運動などにより居留地は減少したが、県や住民が統的建造物群保存地区に指定し、北野町を守る会などによる運動もあり改修工事を経て和洋混在の独特な町並みが守られた。明治の動乱の中でも出身国に左右されず地域としてのまとまりを守っているのは、居留地民と住民の関係性が良好に保たれていたからだと考えられる。 |
有馬温泉(北区)
問い | 志賀直哉はなぜ療養に有馬温泉を選ばなかったのか? |
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答え | 怪我をしている人には歩きにくいから。 |
根拠 | 怪我を負っていない私たちでも有馬温泉の観光は坂道が多く、とても疲れました。また、道がとても狭くいろんな人が譲り合いながら通っていました。背中に重傷を負っている志賀直哉には歩きにくい道だなと思いました。実際に温泉寺御祖師庵にある昔の写真は今の写真と比べると、今よりも道が狭い様子でした。 |
六甲山(灘区)
問い | なぜ六甲山を外国人は昔レクリエーションの場として開発したのか? |
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答え | 神戸の様子や港がよく見え、またとても寒かったので、スケートなど冬のスポーツをするのに適しているから。 |
根拠 | 神戸は海と山に挟まれており、土地があまり多くないので、六甲山を有効活用するために開発したと思ったから。山頂ではとても寒かったので、平野とはまた違った楽しみ方ができると思った。また山頂からの景色はとてもよく、神戸の様子や港を一望するのにも適していると思った。 |
振り返り(抜粋)
今回のフィールドワークでは実際に一の谷の戦いが行われた場所あたりを歩いてみることで数字だけでは感じにくい斜面の勾配などがすごくわかりやすかったから実際に行ってみるのはとても大切だと学ぶことができた。また、須磨は山と海がとても近いなど問いとは直接関係のないことも感じることができた。
思った以上にたくさんの学びがあったフィールドワークだと思いました。私が一番感じたことは、北野異人館街はその雰囲気を生かした商業が上手ということです。建物によっては結婚式ができる所や、改装してカフェになっているところなどがありましたが、建物は実際に欧米の建築家による欧米の様式が多く使われているため、普通の店とは違い、本当に異国にいるように感じました(異人館街で主流のコロニアルスタイルは植民地で多く使われたものですが。)
六甲山には、花崗岩が想像以上に大きく自然にも関わりを持っていて、全て一体となって生育していた。また、標高が上がることによる温度低下もものすごく実感することができ、FWでかなり理科の知識を経験として感じることができた。




6年生(11回生)による英語卒業スピーチ | SIXTH GRADERS DELIVER MOVING SPEECHES ON FINAL DAY OF CLASSES
11月29日(金)、6年生は通常授業最終日をむかえました。6年間の学校生活を振返り、同級生に向けたメッセージを発表しました。学校生活において、本気で向き合ったことや苦悩、そして学び得たことについて、様々な経験談を交えたスピーチが、聴衆の心をとらえました。
On Friday, November 29, sixth-grade students at KUSS marked the end of their school journey with a series of heartfelt speeches to their classmates.
As regular classes concluded, all sixth graders had the opportunity to deliver speeches reflecting on their six years of academic and personal growth. Among them, several representatives were chosen to present their speeches during a special event attended by fellow students and teachers.
The event showcased the young speakers' eloquence and maturity. The presentations covered a range of topics, from academic challenges to personal success. Many students shared anecdotes about overcoming obstacles and the valuable lessons learned along the way.
As the academic year winds down, these speeches serve as a poignant reminder of the transformative power of education and the bonds formed during these formative years.
1 Enjoy Studying
2 Having Good Friends
3 Fear Against Technology
4 Recognizing Boundary
5 Kindness and Mistakes Grew Me Up
6 How My Mentality Was Shaped
7 To the Next Sky
8 Not a Friend or a Stranger



10月に行われた第68回日本学生科学賞兵庫県コンクールにおいて、6年生(11回生)の長坂圭悟さんの研究が兵庫県教育長賞を受賞しました。
「日本の旧翅類の翅の撥水性と表面における突起構造及び化学物質に関する研究―トンボ目とカゲロウ目を比較対象として―」と題した研究を出品しました。
今回の結果を受けて、日本学生科学賞中央予備審査に進むこととなりました。
13回生(4年生)京都校外学習
10月25日、秋晴れの中、13回生(4年生)が京都校外学習を実施しました。
午前中は文化体験(京友禅・座禅写経・和菓子・沈金・陶芸)を行い、自分で選んだ伝統文化の体験活動に取り組みました。午後は自由散策および京都大学キャンパスツアー(希望者のみ)を実施し、京都大学在籍中の本校卒業生協力のもと、大学での学びや生活について、キャンパス内を案内してもらいながらお話いただきました。
神戸とは比べものにならない外国人観光客の多さに驚いた生徒も多くいたようですが、現代に息づく伝統文化とそれを支える人々の技術やお考えに触れ、校外ならではの学びを得ることができました。
生徒の感想(抜粋)
【午前:文化体験】
- 初めて和菓子を本格的に作りましたが、自分が好きな食べ物の製造工程を詳しく知れて面白かったです。外郎は作っていると乾燥してきてひび割れてしまったり表面に粉が出てきてしまうので常に手を湿らすことが新鮮でした。
- 自分は最近忙しくて心が落ち着かなくて、安定した心を失いつつあったのでちょうど座禅が自分の心を正してくれました。一生物になることと思います。写経も一回してみたかったのでできて良かったですが、集中すると時間の流れが速くなる経験を久しぶりにしました。
- 沈金で写真立てを加飾した。いままで知らなかった沈金という伝統工芸を実際に体験してみて、板を彫り漆をぬって色を付けていくというような一つ一つの手作業が、美しい伝統文化を作っているのだと感じた。線を彫るだけではなく、細かい線で面を彫ることもできて自分の思った以上の作品ができたのでとても楽しかった。また、漆器の歴史と漆という物質についても学ぶことができてとても興味深かった。





【午後:自由散策・京都大学キャンパスツアー】
- 京都タワーに上り、京都の市街の景色をみてみると建物の高さ制限がよくわかった。京都市は景観保護のための取り組みが活発なので今世界中で問題になっている文化財の保護に関して考えさせられた。また、友達と一緒に上れて楽しかった。
- 自由散策で京都のお店をまわる中で、店員さんが海外からの観光客に英語で対応していたり、多言語のメニューや案内が用意されていたりして多様な観光客が楽しめるように工夫されていて凄いなと感じました。途中で海外の方にバスの乗り換えを聞かれた時、自分自身もよく分かっていなくて戸惑ったけれど一緒に調べて案内することが出来たので嬉しかったです。
- 京都大学のキャンパスを紹介・説明していただく機会を得て、先輩との具体的な対話を通じて京都大学、また進学への理解を深めることができました。今まで抽象的だった京都大学のイメージが具体化され、キャンパスの雰囲気や空気感も感じられました。ここで得られたことを活かし、学習により一層励んでいきたいと思います。
- 私は文学部の先輩にお世話になりました。文学部や図書館の場所を案内してもらったり、京大生の雰囲気や大学生活や中等でどういう風に過ごしていたかなど、たくさんのお話を聞くことが出来てとても参考になりました。これからどのような学校生活や勉強をしていけばいいのか少し不安だったので、先輩から直接お話を聞くことが出来て本当に良かったです。


教育実習がはじまりました
本校は中学校・高等学校教員免許取得をめざす大学生・大学院生を教育実習生として受け入れています。10月28日の3年生科学総合の授業では、「イオンと電気伝導性」をテーマに教育実習生が授業を行いました。本校教諭の指導の下で授業内容を計画し、授業後半では実験を行いました。
生徒の感想より
資料集や問題集で「電子オルゴール」が出てくることもあったけれど、実際に使ったことがなかったのでどんなものかと思っていた。抑揚がない機械的な音声で驚いたが、電気伝導性を定性的に把握できることがわかった。聴覚をつかって測定するところがおもしろかった。



甲子園フィールドワークとわくわくオーケストラ
2024年10月25日、1年生が甲子園フィールドワークとわくわくオーケストラ教室を実施しました。
午前中は、今年100周年となる甲子園球場に行き、甲子園歴史館で甲子園の歴史や環境の取り組みを学んだり、甲子園のスタジアムツアーをしたりしました。
午後のわくわくオーケストラ教室では、兵庫県立芸術文化センターで兵庫芸術文化センター管弦楽団による素敵な演奏を聴いたり、その曲について学んだりしました。1年生が豊かな感性を得ることへの第一歩となりました。
(記事:1年生広報委員)






沖縄修学旅行と英語プレゼンテーション | Okinawa School Trip and English Presentations
神戸大学附属中等教育学校の3年生は、10月に沖縄への修学旅行を実施し、その経験を活かした英語プレゼンテーションを行いました。
リサーチクエスチョンの設定
各生徒が独自のリサーチクエスチョンを設定し、沖縄に関する様々なテーマを探究しました。テーマは沖縄特有の言語、食事、生物、気候など多岐にわたり、生徒たちの幅広い関心を反映していました。
視覚資料の活用
生徒たちは写真やグラフを効果的に用いて、1分程度のスピーチを構成しました。
事前調査と現地体験の融合
修学旅行前に行った調査内容に加え、沖縄での実際の体験を組み込むことで、より具体的で実情を反映した発表を行うことができました。
英語表現力の向上
この取り組みを通じて、生徒たちは自分の研究テーマについて英語で説明することができました。実際の体験に基づいた内容を表現することで、より自然で説得力のあるプレゼンテーションを行うことができました。
Third-year students from KUSS conducted a school trip to Okinawa in October, and gave English presentations based on their experiences.
Setting Research Questions
Each student established their own research question, exploring various themes related to Okinawa. The topics ranged widely, including Okinawa's unique language, cuisine, wildlife, and climate, reflecting the students' diverse interests.
Utilization of Visual Aids
Students effectively used photographs and graphs to compose approximately one-minute speeches. This approach enhanced audience comprehension and improved the overall quality of the presentations.
Integration of Preliminary Research and On-site Experiences
By incorporating their actual experiences in Okinawa alongside pre-trip research, students were able to deliver presentations that were more specific and reflective of the real situation.
Improvement of English Expression Skills
Through this project, students gained experience in explaining their research topics in English. By expressing content based on real experiences in English, they were able to deliver more natural and persuasive presentations.



15回生2年生が淡路宿泊研修を実施しました。
9/29(日)~9/30(月)の2日間、15回生2年生が淡路島にて宿泊研修を実施しました。
目的は、Kobeプロジェクトの単元として日本の縮図とも称される兵庫県について学ぶ「兵庫学」の一環として、離島「淡路島」について学習を深めるとともに、集団宿泊施設に宿泊することで自律した生活を経験し、また15回生の懇親を深めることです。
1日目
1日目は全員で北淡震災記念公園や香りの公園・伊弉諾神宮、鳴門公園を訪問し、淡路島の様々な姿について学びました。
生徒の感想(抜粋):
北淡震災記念公園野島断層保存館で阪神・淡路大震災の破壊の大きさを感じることが出来ました。例えば、道路がクッキーのようにバキバキになっていたり、用水路がカクっと折れ曲がっている様は被害の大きさを物語っていました。
阪神・淡路大震災の実際の跡を見てきて、シンプルに驚きました。神戸もハーバーランドに震災跡がありますが、家が丸ごと残っているのを初めてみて、地震を体験したわけではないけど、キッチンの悲惨な状況に少し怖さを感じました。大きな棚が倒れており、すべての食器が割れていて、とてと怖かったです。また授業でも地面がズレている様子を数回みたけど、実際に目の前で見て、驚きました。排水口がとてもズレた場所にあったり、生垣もとてもズレていたり、断層を目の前で見ました。また今まで教科書のイラストで見てきた層の違いも生で初めてみてとても印象に残りました。
大鳴門橋では、鳴門橋の下を歩き、海の上を歩いているようなスリリングな体験ができました。記念館のプロジェクションマッピングやVRも楽しかったです。



宿舎
宿舎は敢えてホテルではなく、自立した生活力を高めるために「自然の家」を選定しました。寝具を全て自分で準備・片付けし、施設の方に退所点検を受けてもらいます。頑張れ15回生!
夕食後にはキャンプファイアーも行いました。15回生の懇親を深める良い思い出になったようです。
生徒の感想(抜粋):
淡路青少年交流の家に泊まってみて、僕はふだん朝も家族におこしてもらったり、ご飯を作ってもらったりして、任せっぱなしだったが、今回布団をたたんだりしてみて、普段の生活が当たり前ではないということがわかった。今後も家族に感謝しながら生活したいとおもう。
キャンプファイヤーでは、私たちで企画を決めたけれど、思ったよりスムーズに行かなくて悲しかったけれど、結果的にすごくいい感じになって良かったです。
キャンプファイヤーなど特別なことをすることで、普段話していない子とたくさん話せたり写真を撮れたりしたことでより15回生が好きになった。



2日目
2日目は、洲本市内で班別フィールドワークを行いました。普段私達が通っている神戸と、淡路島の中心都市・洲本はどう違ったでしょうか?
生徒の感想(抜粋):
大阪城や姫路城などは平地にあるのとちがって、洲本城は山のほとんど山頂の辺りに建てられていて、歴史の授業で学んだ城を建てる場所の変化を実際にみて、知ることができた。
安藤忠雄作の建築を見れてよかった。サイクリング楽しかった!!
フィールドワークを開始する前に、先生がイオンモールの力を見てこいと言っていたので、私がいつも行っているイオンモールとなにか違いがあるのか、見てみました。私がいつも行っているイオンモールでは、フードコートがその階の3分の1を占めていて、お店もいっぱい並んでいるのですが、洲本のイオンモールではフードコートらしき場所がものすごく狭かったしお店が2〜3店舗しかありませんでした。しかし、生活必需品は全部売っていたので、必要なものは全てイオンモールで揃えられそうで、地域の要になっていると感じました。私は今までイオンモールへは、どちらかというと遊びに行くという感じの方が強く、カフェやゲームセンター、雑貨屋さんに行くことが多かったので、新鮮でした。おそらく、洲本で感じた方が、本来の役割なのかなと思いました。



14回生3年生が沖縄研修旅行を実施しました
9月29日(日)~10月2日(水)の4日間、14回生3年生が、3泊4日の沖縄研修旅行を実施しました。


1日目は、ひめゆりの塔や平和祈念公園を訪れ、沖縄での戦争の恐ろしさを学びました。また、戦時中に使用されたガマに行き、現地のガイドによる戦争についての講話に真剣に耳を傾けていました。
平和学習後は、読谷村で入村式を行い、民泊の方々からの歓迎を受けました。その後、それぞれの班で民泊体験を楽しんでいる様子でした。


2日目は、民泊から全体合流後、退村式を行いました。 その後、「道の駅かでな」で平和学習を行い、嘉手納基地周辺の住民の方々の基地に対する思いや戦闘機が飛び立つときの騒音を体感するなど、様々な体験をしていました。
その後、2日目からの宿泊先であるホテルむら咲むらの周辺の戦跡めぐりや文化体験を行い、それぞれが希望した活動を楽しんでいました。
夕食時には、沖縄の伝統舞踊であるエイサーのショーを実演していただき、その後、生徒たちも太鼓や踊りを体験して楽しみました。


3日目は、ホテルで朝食をいただいた後、各自でオリジナル研修を行いました。
美ら海水族館を訪れた班は、水族館内外の沖縄の海やその中の生物を見回り、後半には、本校卒業生の職員の方を中心にイルカを間近で見させていただき、また、飼育について教えていただきました。
万座オーシャンパークを訪れた班は、美しい沖縄の海を泳ぎ、その生態系を観察しながら楽しんでいました。
それ以外にも、様々な場所をめぐってシュノーケリングや観光を行うなどした班もあり、どの班も充実した表情で帰ってきました。
その後は生徒主体でレクリエーション(ビンゴやクイズなど)を行い、みんなを楽しませていました。


最終日の4日目は、朝食後、那覇市国際通り商店街を訪れ、それぞれ、お土産を買ったり、沖縄料理を楽しんだりと、沖縄を最後まで堪能していました。
その後、神戸へと戻ってきた後、お世話になった旅行会社の方などに感謝の意を述べ、解散となりました。
生徒たちが様々な学びを得ることができた、充実の4日間となりました。
こどもの学習総合情報などを保護者向けに発信しているWEBメディア『ぽてん』に、本校が掲載されました。
探究学習と理数教育について、本校教員が存分に語っています。
東京キャンパスツアーを実施しました
8/7~8/8の2日間、希望者対象の東京キャンパスツアーを実施しました。
1日目は東京大学に通う卒業生の案内で東京大学本郷キャンパスのキャンパスツアーを行ったあと、東京在住の卒業生と夕食をともにし、ホテルにて卒業生と中等生活や大学生活、進路選択についての座談会を行いました。
2日目は班別に東京での自由研修を行いました。
生徒の感想(抜粋):
東京大学は他の大学と比べて設備が充実している。また、面積が他の大学よりも広い。だが、他の大学とそこまで決定的な差は無かった。今まで東大は雲の上の存在だと思っていたが、実際に大学を見たり合格した先輩の話を聞いたりすると少し親近感のような物が湧いた。やはり学校の勉強は最低限やっておかないといけないと言うことが先輩の話を聞いて再確認できた。また家事の大変さも分かった。(1年生)
東京大学では思ったより沢山の建物があってこんなに専門的に興味のあることだけ勉強がてきるんだったら楽しそうだと思った。卒業生の話ではやるべきことはということをやっぱり何回も言われたのでやろうと思った。思ったより普通の私たちと同じような中等生活の少なくとも中学生の間は送っていて普通のことをちゃんとやる大切さも分かりました。(2年生)
やっぱり大学生のときには東京で過ごしたいとおもった。東京は、日本の中ではおそらく1番発達している都市だと思うので、最先端の学習ができたり自分のしたいとこができそうだった。その上、街の中には昔の文化や歴史的建造物が多く残っていて、日常のなかで刺激になることが多いと思った。昔から神戸で過ごしてきたので、東京に住みたいという憧れはずっと持っていたが、今回のツアーでより1層強まった。(2年生)
国立科学博物館に行った。そこでは、神戸では見れないような日本の博物館のほぼ全てが詰まっていると感じた。東京という場所は、ただ言われているだけでなく、本当に日本の中心だし、首都である場所だと感じた。このキャンパスツアーを通して、東京という場所の魅力を存分に味わうことができてよかった。(3年生)
まず東大のキャンパスを散策したことで、東京大学への憧れが強まりました。レトロで、静かな雰囲気の校舎や、総合図書館の中で勉強する人、タッチで図書館の中に入る人、これらを見て自分もこの中に加わりたいと思いました。
また、実際に東京大学や一橋大学といった超難関大学に通われている方々の話を聞いて、凄い人だなと思う反面、遠い雲の上の人というわけではなく、苦手な科目は赤点だったりというのを聞いて、自分も正しい努力をすることが出来れば入ることは不可能では無いと感じることが出来ました。(5年生)


「Global Link Singapore 2024」で本校2名が「Fine Work Prize」を受賞しました
7月26日(金)~7月27日(土)、「Global Link Singapore 2024」(主催:一般社団法人 次世代教育ネットワーキング機構)がNangyang Technological University(南洋工科大学)で開催されました。
本校から11回生6年生2名が参加しました。
本校参加者2名は2024年2月に鹿児島で開催された「第9回高校生国際シンポジウム」(主催:一般社団法人 Glocal Academy)で最優秀賞を受賞し、今回の「GLS2024」に招待・推薦参加者として発表しました。
2名とも卒業研究(課題研究)で取り組んだ内容をもとに、英語で8分の発表を行った後、英語により質疑応答しました。
その結果、2名はそれぞれ「Basic Science」(基礎科学分野)の「Physics」(物理学)、「Biology」(生物学)で「Fine Work Prize」を受賞しました。

Future Innovator Training「島原・阿蘇・別府ジオパーク研修」を実施しました
昨年度の富士・箱根・伊豆研修に続き、Future Innovator Trainingの一環で、今年度もジオパークに行ってきました。
7月29日(月)~7月31日(水)、3~5年生の希望者36名が、2泊3日の島原・阿蘇・別府へのジオパーク研修に参加しました。




1日目:雲仙普賢岳の資料館、旧大野木場小学校、上木場火砕流被災遺構、平成新山ネイチャーセンター見学
ツアーガイドによる案内で、雲仙普賢岳とその周りの人々の暮らしや災害について学び、実際に火山による被害をありありと残す現場を見学しました。特に、上木場火砕流被災遺構「定点」においては、特別に許可を得て入らせていただき、火砕流の痕跡を目の当たりにして自然の脅威を実感しました。また、比較的新しくできた平成新山のネイチャーセンターにも訪れ、自然の不思議を体験しながら火山への学びを深めました。




2日目:阿蘇山(河口、砂千里ヶ浜、草千里ヶ浜、阿蘇火山博物館、大観峰展望所)見学、蓼原湿原トレッキング
博物館で阿蘇山の噴火や構造について理解を深め、その後、実際に火口付近や噴出物によってできた地形を巡りました。また、有名なカルデラの様子を見渡すこともできる大観峰展望所にも赴き、火山のスケールの大きさに感銘を受けました。夕方には、大分の九重にある蓼原湿原でトレッキング研修を行い、さまざまな生物の生態に触れ、興味津々の様子でした。




3日目:地獄温泉ミュージアム、地獄温泉(血の池地獄・龍巻地獄・海地獄等)見学、食育体験
地獄温泉ミュージアムで別府の天然温泉の歴史や地質学的に学び、実際に様々な温泉を見学しました。特徴的な温泉の数々をめぐり、真夏の日差しがさす中、楽しみながら学んでいました。さらに、大分の各地域の特産を使用した料理を味わい、温泉文化や食文化を学ぶとてもよい機会となりました。
生徒の感想より(抜粋)
〇 1日目に学んだこと
・火山は44人の命を奪い、島原の人達の平穏な暮らしを奪った。しかし、島原大変肥後迷惑で崩落して被害を出した眉山が雲仙普賢岳の噴火では都市部の人々を守ったように、我々に恩恵をもたらすこともある。その二面性を理解して付き合っていかなければならないと学んだ。(3年生)
〇 2日目に学んだこと
・阿蘇山の火口付近とタデ原湿原に訪れて、どちらも野焼きにしていて、それは日本が温暖湿潤で植物の変移が行われるためパイオニア植物をずっと見るためには必要であることや、湿原からちょっと林に行っただけで全く植生が変わっていてそれぞれに合った場所で暮らしていることが分かりました。また、大観峰展望所で外輪山とカルデラを見て、そのスケールの大きさと迫力に圧倒されました。(5年生)
〇 3日目に学んだこと
・ひとくちに「温泉」と言っても、色も何もかも違うものばかりで新鮮でした。また、地上に降ってきた雨が温泉水となって湧いてくるまで50年という思っていたよりも長い時間がかかり、色々な工程を経ている事を身をもって体験して、本当に自分も水になってしまったかのような気がしました。また、周辺施設も様々なところで露店やカフェ、食堂があり、昨日までと一転した観光地の風情を感じられました。(4年生)
〇 今回の研修で得た一番の学び
・この研修旅行を通して、私はいかに人と自然が密接にかかわっているのかを学びました。雲仙普賢岳の噴火によって尊い命が失われたり数々の火山の噴火によってその地域が地獄と呼ばれるほどになったりする一方で、そのような火山の噴火のおかげで現在の日本の土地が形作られていたり人々を癒し、感動させることができるような温泉や壮大な景色を作ったりする。そしてそれらを観光資源として利用している。また、人の手を加えることで元々の生態系を守ることもあれば人が介入したせいで変わってしまった部分もきっとある。そのように一言では言い表すことができない関係が人と自然であり、人と生態系の関係性なのではないかと思いました。(3年生)
・この3日間を通して、火山は怖い災害を引き起こすが、それと同時に様々な産業の基礎となる土地や生態系などの恩恵をもたらしているということが分かった。阿蘇山や雲仙普賢岳などの火山がある地域の人々がそこに住み続けるのは、火山があることによる農林水産業や観光業などの産業と、特有の自然など、大きな恩恵を受けていると実感しているからなのだと思った。今回実際に行ってみて、外国人観光客が多いと感じたし、お土産店が多いことから観光業が重要な産業なのだということが分かった。相互の関連として一番印象的だったのは、阿蘇やタデ原湿原での焼畑だ。生物基礎の植生の遷移で、日本のような温暖で湿潤な気候では、草本植物から木本植物に移っていくと習った。これらの地域では、火山の噴火でそれまでの植生がなくなり、ススキなどのパイオニア植物、草本植物が生えてきて、その後木本植物が茂っていくところで、人間が焼畑をすることによって木本植物が入り込まない広い草原になっていることが分かった。これにより固有の生態系が残って、ステップ原産の馬の放牧ができるなど、火山が作った土地のうえでのヒトと自然が共生しているのだとわかった。(4年生)
・この3日間のジオパーク研修を通して感じたことは、今までの学習が実体験を介することによって全てつながったなという点である。今までの学習では、例えばカルデラ地形であったり地層であったり繊維であったりを図や写真、言葉のみで知識を得ていた。しかし、本研修で実際にその様相を見てみることによって、今までの学習要素が至る所に垣間見え、よりリアリティのある深い学びを得ることが出来た。兵庫県という縛られた領域を超えた、普段得ることの経験ができ、有意義な研修をすることが出来たと思う。(5年生)
自衛隊講演会(卒業生講話)を実施しました
7月17日(水)、自衛隊よりお二人の方をお招きして講演会を実施しました。一名は本校卒業生で、現在、海上自衛隊操縦士(パイロット)として活躍している岩井氏です。秋からは海外派遣勤務を控えていると話し、「小さな外交官」として奮闘する仕事ぶりについて、またその仕事にかける思いについて熱く語ってくださいました。
「国家を守る公務員。それが自衛官です。」
自衛隊兵庫地方協力本部 神戸出張所 所長 三等陸佐 原田修明氏
生徒による感想
- 日本の現状なども沢山お話してくださった中で、それでも私は未来の話がとても印象に残っていて、宇宙に進もうとしている人達がいるんだと思ったら時代は地球だけに留まらないことを実感しました。
- 近年、周辺国の脅威が増し、ロシアによるウクライナ侵攻の影響もあって世界情勢が緊迫している。自衛隊の存在価値が上がっている昨今の情勢の中、今日は実際にそこで働いている人の貴重な話を聞く機会に恵まれた。自分の中で自衛隊=飛行機というイメージが定着していたが、全方向に飛行可能でホバリングも可能なヘリコプターも意外と使われていたことを知った。また、休暇が意外に多いことや、海自の場合は様々な国に行けること、世界規模の軍事情勢のリアルを知れることなどから、将来の選択肢の1つに加えてもいいと思えた。自衛隊が不要だと主張する人々もいるが、今日のお話でやはり自衛隊は必要不可欠であること、日本国外では様々な問題が起こっていることを再認識できた。
- 日本を守る最後の砦であり、国防の最前線で活躍されている現役の自衛官の方のお話をきくことができ、大変興味深く感じるとともに、そういった多くの方々の不断の努力によって私たちが今当たり前に感じている平和がもたらされていることを改めて感じ、その奮闘に感謝の気持ちを抱いた。
「国防の最前線に立ってみて」
第23航空隊 第231飛行隊 回転翼操縦士 海曹長 岩井直人氏(本校卒業生)
生徒による感想
- 自衛隊は日本の最後の砦という言葉がかっこいいなと思った。先輩の話を聞いて、やりたいと思った事があったら、誰になんと言われてもそれに向かって努力することが大切だと感じた。
- 船の上で、ヘリコプターをほんの小さな四角にはまるように着陸しないといけないのが、めっちゃ難しそうだし命懸けなので大変そうだなと思った。
- 平和ボケしているが、これは自衛隊の方たちのおかげであると実感できた。
- 私たちは日常生活の中で平和な側面しか見ていない一方で、命を懸けて日本を守ってくださっている方々がいることを改めて感じた。自衛隊の方は、自分の仕事にとても誇りを持っていて、私もあんな風に誇りを持てる仕事に就けたらいいなと思った。
- 自衛官の方々が使命感をもって自衛隊に入隊し、国防のために一般人からは想像もできないほどの過酷な環境、厳しい訓練を乗り越えていることをひたひたと感じた。自分が生ぬるい日常を送ることができているのもそういった覚悟によるものだと思い、生活におけるマインドを改めて生きていこうと思った。






米谷充史先生(神戸大学人文学研究科)に御講演いただきました
6月26日(水)、希望生徒を対象に、FITレクチャーとして、神戸大学の米谷充史先生に「心理学入門」というタイトルで御講演いただきました。
心理学の概念や考え方を分かりやすい例などを用いて説明をしてくださいました。
生徒たちの感想
・さくらを入れた実験の仕方がとても面白いと思ったし、それが心理学においての実験の一つなのだということがとても印象に残った。
・個人的には累積比率のグラフの考察の仕方のくだりがなるほどって思った。
・様々な心理実験があって、それぞれ色々な実験の仕方があること。また、心がどこにあるのかという話は印象に残った。
オープンスクールを実施しました
6月22日(土)にオープンスクールを実施しました。天候が気になりましたが、なんとか大雨には降られず、無事に終了することができました。以下、ご参加いただいた方からの声(一部)です。
満足度が高かったイベント
①生徒による学校説明会Ⅲ ②生徒ASTAによる理科授業 ③教員による社会科授業
感想・意見
- 特色のあるカリキュラム、校風であるという事は、存じ上げておりましたが、実際学校に訪問させて頂き生徒の皆さんの探究心、研究への取組みや、丁寧に説明をして下さる姿に感銘を受けました。学校や在校生の方々の雰囲気がよく伝わってきてお伺いさせて頂いて大変有意義な時間となりました。
- 学校の特色がよく分かるオープンスクールで、有意義な時間が過ごせました。気軽に先生や生徒の方からリアルなお声を聞けたのも満足度が高かったです。
- オープンスクールの運営に関わる生徒の皆さんが、親切で礼儀正しく、テキパキとしていることも、とても好感が持てました。
- It is well organized and the students and teachers speak very good English. I am very thankful for everyone who assisted us since we have many questions in English.
- とても暑かったです。初めて公立のオープンスクールに参加したので、施設、設備は私立のほうがいいのかなと思ってしまいました。
- オープンスクール自体に不満は無いのですが、やはり行き帰りが大変で、子供たちは歩くのでしょうが、親にとっては暑い中バスに乗れなかった方や自分も乗れなかった場合の事など不安がありました。




2年生が文楽鑑賞教室・大阪FWに出かけました
6/12(水)に、2年生が国立文楽劇場で開催された「文楽鑑賞教室」にて、『二人三番叟』および『菅原伝授手習鑑』「寺入りの段」「寺子屋の段」を鑑賞しました。
生徒の振り返り(抜粋):
一番最初に披露していた二人三番叟の内容は家である程度調べてきていて、とても縁起の良い文章が並べられているなとだけ思っていましたが、いざ本物を見てみるととても迫力があり太夫の太い歌声と三味線は圧巻でした。さらに途中でユーモラスな一幕もありくすっと笑ってしまいました。その後主遣いのかたの説明を見て感じたのは最初棒に引っ掛けられてだらんとだらしなくぶら下がっていた人形が、文楽の方が操るとさも意思を持っているように走って、はねて、見得を切っているのが衝撃でした。最後の菅原伝授手習鏡を見ているとき特に女性の役に僕は引き込まれました。太夫のとても女性的な声色がまず驚きで声の高さは女性に寄せていますが、しかし男の声であることに変わりはないのに何故か女性の声に聞こえるのが衝撃的でした。また人形を操っている人の巧みさにまた驚かされました。男性の動き方は女性と比べて直線的なイメージがありますが、女性の動き方は曲線であり、くゆりくゆりと動くさまを表すのは非常に難しいでしょう。荒々しくなく、しかし動きのある女性の動きを見事に表しておりびっくりしました。
私は、パンフレットやインターネットで、ある程度、話の流れや見どころを調べていたので、そこに注意しながら観させていただいたのですが、「この場面どう表現するのだろう?」と思っていたところも、人形なのに、一人一人の感情がちょっとした所作に浮き上がっていて、驚きました。
特に素晴らしいと思ったところは、松王丸が、自分の子の首と分かっていながら菅秀才の首だと言い放った後、寺子屋から出てすぐのシーンで、松王丸が一瞬、ふっと下を向いて肩を揺らすところです。ここは、表面上は強がっている松王丸の人間らしい、弱い面が急にあらわになったので、この場面でさらに物語にぐっと引き込まれました。
文楽鑑賞後、次年度予定されている沖縄研修旅行の班別研修の予行として、生徒自らグループを作り、グループ単位で昼食を含めた行程を立てて巡検するFWを実施しました。
生徒の振り返り(抜粋):
大阪歴史博物館では絵画をみるというよりかは自身が実際にこの時代はどんな様子だったのかを感じることの多い博物館でした。博物館オリジナルで江戸時代の川に架けられている橋や明治、大正あたりの街並みなどを細かく作られていたのですごい、と思いました。また、実物や街並みの模型、地層も展示しており、時代ごとに階層が分かれていたためどのように変化していったのかが分かりやすく面白かったです。特に富本銭を実際に見たのは初めてだったのでうれしかったです。
班別行動で道頓堀など色々な場所に行った時に、外国人観光客の割合が多かったり川の近くのお店では外国人が働いていたり経営しているお店や韓国で人気の食べ物を売っていたり海外から日本に来たお店などが多く集まっていた。でも老舗のお店などは少なく、若者向けのお店の方が多かった。ここから道頓堀などの観光地は観光客に向けたお店や若者などに向けたお店が多くあることがわかった。
私の班は6人グループでしたが、最初は違うチームだったところと合体したこともあり行きたい場所が微妙に異なっていてまとまって行動することが大変でした。なので次からは本当に行きたいと思っているところを事前によく確認しグループ内の皆が納得できるような計画を立てたいです。
第12回兎原祭は盛況のうちに終了しました
2024年5月17日(金)と18日(土)の2日間、本校舎にて第12回兎原祭(本校文化祭)を行いました。2日間合わせて4854名の方にお越し頂きました。
今年度も例年通り大盛況で、縁日や演劇、お化け屋敷など、様々な企画が行われました。また、木材やパイプを用いた本格的なジェットコースター企画の実施や、7つの外部食販の誘致成功など、年々兎原祭はアップグレードしています。
まだ歴史の短い文化祭ですが、生徒のみで構成された兎原祭実行委員会によって運営がなされており、第12回兎原祭も無事成功させることが出来ました。
(文章・画像:兎原祭実行委員会広報局)





6月7日(金)、「うばら読書会」様から生徒会執行部に卒業証書をデザインしたパネルを寄贈いただきました。卒業式での記念撮影などで活用させていただきます。

FITレクチャーで認定NPO法人「D×P」より今井紀明さんにご講演いただきました。
6月20日(木)、希望生徒・保護者を対象に、FITレクチャーとして、認定NPO法人「D×P」理事長の今井紀明さんに「NPO 起業家が作る子どもたちのセーフティネットについて」というタイトルで御講演いただきました。
今井さんの活動内容はもちろん、考え方や行動力に刺激を受けている生徒が多い様子でした。
参加した生徒の感想より抜粋
・必要とされていることに対して自分のできる範囲で最大限にやることが大切だと刺激を受けました。
・自分の力でわかることや、自分に身近なことについてはずっと粘り強くやっていくことができるんだと思った。
今井さんより:
認定NPO法人「D×P」では現在、グリ下の支援としてクラウドファンディングを行っております。(今回の募集は6/30(日)まで)
https://camp-fire.jp/projects/view/755370#menu
今までにない仕組みは自分達で作っていくことが必要だと思っており、何とか今回資金調達ができればと考えております。
ご賛同いただける方のご支援・ご協力や内容のシェアをご無理のない範囲でよろしくお願いいたします。

6月7日(金)、本校生徒会主催で味の素株式会社アミノバイタルの田津原様をお招きし、熱中症対策講習会(勝ち飯講習会)を開催しました。部活動の部長・副部長を中心に多くの生徒、顧問の先生方、さらに、保護者のみなさまにはオンラインで参加していただきました。熱中症や食への関心の高さがうかがえました。講義では、アミノ酸を中心として暑さに負けない体づくり、水分補給のタイミングや量、運動前後や最中で摂取した方がよいサプリが異なることなど、多くのことを学びました。熱中症と食事の関連性を実感し、普段の食事からバランスよく栄養素を摂って暑さに負けない体づくりに取り組みましょう。

日本水産学会春季大会「高校生による研究発表」で受賞
3月29日に東京海洋大学で開催された令和6年度日本水産学会春季大会「高校生による研究発表」で、本校5年生(11回生)の永山晴さんが「魚の聴力と学習能力によるコントロール」という演題で発表し、優秀賞を受賞しました。
日本地理学会2024年春季学術大会 高校生ポスターセッションで受賞
本校6年生(発表当時5年生)が令和6年3月20日(水・祝)に青山学院大学で開催された
日本地理学会2024年春季学術大会高校生ポスターセッションにて
理事長賞を受賞しました。
第68回システム制御情報学会 高校生ポスター発表セッションで受賞
本校4名が、KP(総合的な探究の時間)で研究した成果を、5月26日(日)開催の「第68回システム制御情報学会 高校生ポスター発表セッション」に参加発表し、全員が下記のとおり受賞することができました。
長森理志さん(5年生):株式会社MGIC賞
髙垣知伸さん(6年生):大学教員が選ぶイチオシ研究賞
和田稜平さん(5年生):企業研究者が選ぶイチオシ研究賞
丸田隆仁さん(5年生):グラフ探索活用賞

FIT Lecture「動物の耳はどのように進化した?」を実施しました
5月1日(水)、Future Innovator Trainingの取り組みの一環として、本校教諭の樋口が「動物の耳はどのように進化した?」と題して講演を行いました。1〜5年生と保護者の計37名が参加しました。
参加者の感想より(抜粋)
- ヤツメウナギが一半規管の形をしていても折れ曲がりがあることで二半規管の前後左右を感じる働きを読み取れるのが面白いと思った。(3年生)
- 授業とかで耳の研究してたとは聞いていたが、実際にどのような研究を経てどんなことを解明したのか知らなかったので非常に興味深かった。ぱっと見じゃわからないから発生のメカニズムを考えようとするのがすごいと思う。聞くだけならぱっと見すぐできそうだけど、実際には様々な試行錯誤の上で出てきた結果なのかなーって思った。(3年生)
- ヤツメウナギが、幼生のときはcommon crusを持っていたが消えたというのが非常に興味深かった。系統樹の形が変わるだけで進化イベントのパターンが増えてしまうことがあるのが面白かった。(3年生)
- 授業で分からなかった内容を今日FITを受けて理解できたし、動物の内耳の半規管について詳しく知ることができました。1つの研究をするのにはたくさんの人が関わっているんだと改めて知ることができました。(3年生)
- 内容はまだ知らない分野だけど、説明がわかりやすかったので、理解しやすかったです。特に、ヤツメウナギが「一半規管」を持っている理由についての研究がおもしろかったです。(1年生)
- 僕は今まで動物の耳の進化についてはほとんど考えたことがありませんでした。ですが、今回の講義を聞いて、動物の耳に興味が湧きました。というのも、耳はもともと傾きや平衡感覚を感じるためのものだということを初めて知ったからです。さらに、二半器官だと思われていたヤツメウナギの内耳は実は一半器官で、リングが少し折れているものだと聞いた時にはびっくりしました。今回学んだことを、KPなどに生かせたらなと思います。今回は耳の進化についてわかりやすく教えてくださり、ありがとうございました。(1年生)
- 今回の講演では系統樹から進化の過程についていつもとは違う考え方でウナギの耳の構造を知ることが出来ました。ヤツメウナギの耳の構造は、一見すると二半規管だが曲げられているだけであり形成された二つの孔が融合して一つの孔となり本当は一半規管であることが分かり、とても興味深かったです。研究で試行錯誤しながら突き進むことで新たな発見に繋がることを改めて実感し、これからの学びに活かしていきたいと思いました。(2年生)
- 日常でもよく聞く三半規管が出てきた。今までは三半規管について、「飛行機では三半規管ががやられるから耳栓しないと」などと言われて、イメージでは耳・口・鼻のことだと思っていた。だけど、今回の講義を受けて、耳の中の管三本のことをまとめて三半規管と呼ぶことを知れたし、二半規管などほかの種類の耳があることも知れた。途中難しいところもあったが、人やゼブラフィッシュなどの三半規管を持つ生物と、ヤツメウナギやヌタウナギなどの一半規管を持つ生物の耳の大きな違いは、common crusがあるかないかであるということを知れた。(2年生)
- 内容は聞き漏れもあって全て理解した訳ではありませんが、ゆっくりと説明されたので分かりやすかったです。「この順に進化した」という社会で本当だと言われていたものや真実だと思われているものが違ったことが驚きました。常に本当なのかをそれが当たり前であったとしても考えなければならないなと思いました。(3年生)
- 半規管から進化の様子を読み取ることができることがとても興味深かったです。また研究の方法についても立体構造を使って結果を示していたり、とてもきれいで分かりやすくて参考になりました。(5年生)
- 思っていたよりも難しい内容で終始考えながら講義を受けていました。ヤツメウナギとヌタウナギなどと初めて聞くような生物にも耳の様なものがあることに驚きました。自分たちと他の生物は繋がりがあるんだなと実感することができました。(4年生)
- 学生時代に受けた生物の講座で、先生が「今皆さんが学んでいるサイエンスは(生物に限らず)、ある一方的な見方で見ているに過ぎない。こういうルールで考えたら説明がつく、といったもの。もしそういった常識にとらわれない大きな発見をしたら、全く違うことが見えてくる可能性がある」と言われたのがとても心に残っています。私自身は進化論について中学レベルもない程度しかわかりませんが、今はDNA解析により点と点を結ぶ線ができて、これまではできなかった深い議論がさらにできるようになったのはすばらしいと思いました。(保護者)
- 生徒が普段どのような授業を受けているのか体験できて非常に貴重な経験となりました。専門的な内容を噛み砕いた説明で聞けて非常に実りある時間を過ごせました。ありがとうございました。(保護者)


4月11日(木) 本校において課題研究合同発表会を開催しました。
全校生徒参加による課題研究合同発表会です。2~6年生全員が、それぞれの課題研究についてポスター発表を行いました。
入学して間もない1年生も、先輩の発表を聞いて熱心に質問をしていました。




本校生徒3名が「中高生・スポーツデータ解析コンペティション―2023―」で受賞しました。
本校生徒3名が、中高生・スポーツデータ解析コンペティション―2023― で下記のとおり受賞しました。
優秀賞 11回生 髙垣知伸さん NPBにおける投手が活躍でき、評価される環境とは? ~活躍投手の分布と年俸から~
敢闘賞 12回生 高橋祐羽さん NPBにおける先発投手の新指標の提案
敢闘賞 12回生 和田稜平さん 得点を最大化するための打順の組み方 ~シミュレーションを用いて~

本校生徒が第20回日本物理学会Jr.セッション(2024)にて審査委員特別賞を受賞しました。
本校生徒2名が第20回日本物理学会Jr.セッション(2024)に登壇し、KP(総合的な探究の時間)で研究した成果を発表しました。その結果、北 奈佑美さん(11回生・6年生)が審査委員特別賞を受賞しました。発表題目は「チューニングの合っていないティンパニに見られる、減衰・うなり現象の研究」でした。

4月8日(月)神戸大学出光佐三記念六甲台講堂において入学式が挙行されました
校長式辞より(一部)
一二一名の新入生のみなさん、神戸大学附属中等教育学校への入学おめでとうございます。みなさんの入学を、教職員一同、心から歓迎いたします。=略=
十六回生が最上級生になる時、本校は創立二十年を迎えます。みなさんひとりひとりが、本校の新しい伝統を築く主役です。しっかり学び、夢に一歩ずつ近づいていきましょう。
本校での学びを始めるにあたり、みなさんに大切にしてもらいたい三つの言葉を贈ります。一つは「命」、もう一つは「愛」、最後の一つは「健康」です。「命」と真摯に向き合いましょう。自分の命はもちろんのこと、他の人の「命」を大切にする人になりましょう。「愛」のある人になりましょう。自分を愛するように、他の人を愛しましょう。思いやりのあるヒトになりましょう。「健康」を常に心がけましょう。よりよく生きるためには、心身の「健康」が土台になります。=略=
一六回生一二一名、ひとりひとりが輝く未来を描いていくことを強く願い、式辞といたします。
新入生代表「誓いの言葉」より(一部)
自由とは、自らの行いを自分自身で見つめ、責任や義務を果たしたうえで、この先どうより良くしていかなければならないのかを、自分たちの意思で考えることだと思います。
感情のみで動くのではなく、行動一つ一つに意味を持たせ、自分 ができる最大限の行動を、生徒同士の関りを深め、規律を守り、かつ自由に生徒が生活できる目標を目指すべきだと考えます。
時には間違えることや、自らの行動に悩む時もあるかもしれませんが、私たちは共に学校生活を送る仲間と支え合いながら、互いを高めあっていくことを誓います。



