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2018年5月17日更新

スマート物質材料工学セミナー・界面科学コロキウム

2018年5月30日(水)15:00 理学研究科Z401講義室

15:00
難接着性ポリ(エーテルエーテルケトン)の接着力向上のための表面修飾法の開発


松本拓也博士
神戸大学工学研究科 助教

ポリ(エーテルエーテルケトン)はスーパーエンジニアリングプラスチックとして注目を集めているが接着性の向上が課題となっている。その表面を化学反応を利用して表面処理することで接着性を向上した研究を紹介し、表面の化学組成やモルフォロジーの変化について議論する。

15:30
高難度還元反応に適した有機分子光触媒の開発


松原亮介博士
神戸大学理学研究科 准教授

塩化アリールからのアリールラジカル生成など、高難度還元反応を触媒する光触媒は開発途上である。我々は、分子構造を精密修飾することで、還元力の高い有機分子光触媒を開発した。講演では還元力や励起波長を調整するストラテジーや、触媒の光物性と還元力の相関なども議論する。

16:10
ケイ素-水素結合を起点とする炭素-水素結合のケイ素化:研究の展開


高井和彦博士
岡山大学大学院自然科学研究科 教授

有機合成化学の研究は実際にどのように進められているのか、外からはなかなかうかがい知れないものです。演者は最近、ケイ素-水素結合への金属の挿入をきっかけとするC-H結合活性化によるシラフルオレン合成を報告しました。この研究を例に、研究の種を育てる方法を一緒に考えることができればと思います。

ご来聴を歓迎いたします     

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