卒業生・在校生インタビュー

長島 真由さん

(医)大阪大学 本校2022年度卒業生(9回生)

6年間を通じて様々な学びの機会を得られ、 各生徒が多角的に成長できるという点が本校の強みだと思います。
Kobeプロジェクトでは、自ら立てた問いを探求し、 論文執筆や発表までじっくりと取り組めます。私は、 緑茶カテキンの抗菌性について3年間に渡り研究し、 課題発見からテーマ設定、仮説、実験、 考察という本格的な研究のサイクルを経験することができました。 表面的ではない深い学びの楽しさを味わったり、 実験の失敗などの課題を試行錯誤して乗り越えたりと、 あらゆる面で成長できます。何よりKPを通して自分の興味関心を 突き詰めることで、自分の将来像を明確にでき、 進路実現に繋がりました。
また、本校は自治を尊重し、 行事運営や生徒会活動など主体的に動ける環境が整っています。 コロナ禍において行事が全て中止になったときも、 生徒発案の新たな学年行事を企画運営することができました。 組織の下で自分がどのように動くべきかを判断し、 他者と協同してひとつのものを創造するという経験は、 社会に出た時に必ず活きると思います。
そして、SSH指定校として、 様々な分野のプログラムが用意され、 興味を広げることが出来ます。専門家の講義を受けたり、 最新技術を見学したりと、 ここで経験したこと一つ一つが今の自分に繋がっていると実感しています。
このように、各生徒が興味のあることに挑戦できる、 将来を見据えた教育を受けられたことに感謝しています。

成川 央庸さん

(理科Ⅱ)東京大学 本校2020年度卒業生(7回生)

本校は様々な学びの機会が用意されており、大きな成長を得られる場であると思います。
Kobeプロジェクトでは研究テーマの設定から実験、論文の執筆までを1年かけて丁寧に取り組みました。1年間同じテーマと向き合うことで、漠然としていた自分の興味が徐々に鮮明化し、進路を決定する際に重要な指針となりました。
部活動では英語ディベートに取り組みました。多くの練習と実戦を通して、英語力はもちろんのこと、社会に関する知識や論理性も飛躍的に向上させることができました。
兎原祭には実行委員として携わりましたが、運営・企画では生徒に大きな自由が与えられているため、自分達で運営を円滑化するためのプランを考案し、実行することが出来ました。組織をマネジメントした経験は、将来の仕事にも活きると思います。
大学受験だけを目標とせず、その先の長いキャリアを見据えた教育を受けられたことに、将来感謝することになると思っています。

大原 夕奈さん

(農)京都大学 本校2020年度卒業生(7回生)

本校では、六年間に及ぶ学校生活のスタイルを多種多様に選択できるので各生徒が充実した毎日を過ごせると思います。生徒会に入って学校を変えてゆく人もいれば、実行委員として大きなイベントに向けて動いている人もいて、附属生としての時間の過ごし方が人によって様々でした。この限られた時間の中で、私は海外研修、KP、そして部活動に力を注ぎました。計3回の海外渡航の経験を通して日本の内外での自然環境の差異に関心を持つようになり、KPでは日焼け止めによる海洋汚染を主題とした論文を執筆しました。そして、世界的な環境保護に貢献する開発をしたいという夢を持つようになりました。また、陸上部での活動を通し、同じ関心を持つ仲間がいることで楽しみながら成長できることを知りました。今は、春からの大学生活で同じ志を持つ学生との新たな出会いをとても楽しみにしています。附属生活は幅広い経験の機会があるので、人生の目標を決めるのに役立つと思います。

水田 和さん

(法)大阪大学 本校2020年度卒業生(7回生)

私は本校での6年間を通じ、多角的な視点で学びを行うことが出来ました。例として、国際理解という本校ならではの授業が挙げられます。そこでは社会問題について学び、その問題に対し生徒同士で議論を行いました。授業を通し社会問題についての理解を深めると共に、他の生徒の意見から自分には無い新たな切り口で社会問題を見ることが出来ました。
このように多角的な学びがきっかけとなり、4年時に一年間アメリカ留学を経験しました。帰国後も、SGH認定の海外研修や、自ら問いをたてて研究を進めていくKPでの卒業研究、部活動として英語ディベート部への参加などを通して留学の経験を活かすことが出来ました。また、それらの経験がきっかけとなり、自身の進路について深く考えることも出来ました。これらの経験は、大学進学後にも活かしたいと思います。既にSGH事業は終わりましたが、今後はSSHに指定された本校で、新たに多角的な学びの機会を得ることが出来ると思います。

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