卒業生・在校生インタビュー
池尻 諒大さん
(文科Ⅲ)東京大学 本校2024年度卒業生(11回生)
神大附属の授業は、知識を一方的に教え込まれるのではなく、生徒同士の議論や自分なりの探究を通じて学ぶ授業が多く、自然と考える力が身につきました。先生方はどなたも教科にかける想いが熱かったです。中には、オリジナルの教材やテーマを用い、最後は生徒の決めた論題で議論をするという授業を展開する先生もいました。今振り返ると、受験の枠にとらわれない本質的な学びができたと思います。そしてそこで培った思考が結局大学受験の対策に入るときにも役立ったと実感しています。他にも、大学院で学問を専攻されていた先生や、また現在勉強されている先生も多く、授業中や授業後に考えたこと・気になったことを質問に行くと、とても熱心に興味深い話をしてくださいます。このように、生徒一人ひとりの「もっと知りたい」という気持ちを尊重し、自律的な学びを後押ししてくれる環境は、神大附属の大きな魅力です。
神山 美優音さん
(経営)神戸大学 本校2024年度卒業生(11回生)
本校は自分自身の興味を出発点に「自由」に成長できる場です。KPに代表される探究活動や日々の実験的な授業、課外活動も多彩に用意されています。私自身は文化祭である兎原祭に力を入れて取り組みました。生徒主体と評される兎原祭では、実行委員として行事の根幹から細部に至るまで多くの議論を重ね、実行に移すことを繰り返しました。多角的に物事を捉え、目標を見失わずにやり遂げたこの経験は私を大きく成長させてくれました。この成長は自分の力だけでなく、活動の内容は違っても互いに刺激し合える友人たちの存在や自由な挑戦を認め支えてくださる先生方の協力があったからこそだと思います。「自由」とは簡単なことではなく、自らの力で最初の一歩を踏み出す必要があります。しかし本校にはその一歩を踏み出しやすい環境があり、また進むべき多くの方向も用意されています。ぜひ本校の6年間を通して多くのことを学び、授業だけでは得られない貴重な経験も重ねてください。
永山 晴さん
(農)京都大学 本校2024年度卒業生(11回生)
本校では単なる受験を乗り越えるための学力だけでなく、その先で必要になる力も習得できたと感じています。探究活動の普及など、時代は一人一人が自主的に問いを見つけ、学び、解決することが重視されるように変化してきています。私自身、入学当初は消極的な性格をしていましたが、科学系コンテストや海外研修、外部での研究発表やESS部での活動などを通じて、挑戦することの楽しさを知り、大きく成長できました。特に力を入れていた探究活動では魚の研究を行い、研究を通じて得た経験や人脈は私の財産です。また大学やその先の進路決定の軸にもなりました。レポートや論文の書き方、研究の進め方など大学で特に必要になってくる力に加え、「自主的に取り組む」という力も身につき、これは今後社会に出て求められる力だと思います。
本校には個性的な人がたくさん在籍し、一人一人が自主的に活動しているため、周囲からは多くの刺激が得られます。また何か始めるための環境や仲間が充実しているので、興味のあることをとことん突き詰められることでしょう。何事にも挑戦し、挑戦を楽しんでください。
小川 千遙さん
(工)京都大学 本校2023年度卒業生(10回生)
本校で過ごした6年間は、自分の興味のあることを見つけ、さらにそれを存分に突き詰めることの出来る自由な時間でした。私はふと参加した学術系コンテストがきっかけで統計を用いた研究に熱中していましたが、本校は授業外に自主的な勉強会があったり高大連携授業で高度な学びを得られたりなど自分の興味・関心に没頭する機会で溢れていたため、学びを深め探究することが出来ました。また、周りの友人の活動もKPを通した研究、兎原祭・体育祭・音楽祭の実行委員、ASTAや部活動、海外留学など幅広く大変刺激的なものでした。それは十分な環境や私たちの探究心を尊重して下さる先生方のおかげだけではなく、積極的に学びを得て関心を深めていこうとする雰囲気が常に生徒間にもあったからではないかと思います。まだ自分の興味のあることややりたい事があいまいでも、本校での6年間を通してきっと突き詰めたい事が見つかるはずです。自分の好奇心に積極的に向き合い、本校での幅広い学びを楽しんでください。
道盛 宏太さん
(法)一橋大学 本校2023年度卒業生(10回生)
この学校で学べたことは何かと考えると、それはひとえに自分を見つける力であると思います。この学校では、部活動、勉強、学校行事など、そのどれもが強制されることはありません。「自由」という言葉が似合う学校だと思います。最低限の勉強をこなしつつ部活動に打ち込んだり、勉強で培った能力を学校行事の運営に生かしたりすることもできます。ただしそれは、自分でやりたいことを見つけなければいけないということの裏返しでもあります。私は在学中、所属する部活動の方針を考え、学校行事で自分ができることは何なのだろうと悩み、テスト前日に試験範囲を詰め込む日々を送っていました。充実した日々ではありましたが、進む道はあっているのか、自問自答することは少なからずありました。ですが、この学校にいる人は皆多かれ少なかれそうした悩みを抱えています。先生や友人に相談すれば、明確な答えは出ないとしても必ず一緒に考えてくれることでしょう。この学校でぜひ、あなただけが見つけられるあなたを探してみてください。
西村 茉莉さん
(経営)神戸大学 本校2023年度卒業生(10回生)
本校での6年間の学びは、私を精神的に大きく成長させてくれました。日々の授業では、小集団活動などの生徒同士の対話、議論が多く行われます。同級生の多様な価値観に触れることで、より一層私自身の考えや意見を深めることができました。また本校のKPをはじめとした活動では、自分の興味関心、やってみたいことを追求できる環境が整えられています。私はKPで金融教育をテーマに研究を行いましたが、興味がある分野の探求活動は、自分の将来について深く考えるきっかけとなりました。それぞれの生徒が部活動、行事運営、留学など異なる活動に力を入れており、同じ6年間でも生徒によって全然違う日々を過ごしていたように思います。しかし、常に努力している仲間たちを見て、負けたくない、自分も頑張ろう、と良い刺激をもらうことができました。生徒一人一人の個性を尊重し、興味に没頭できる雰囲気や環境は、本校の生徒や先生が今まで育んできた特別なものです。6年という限られた時間でも本校でできることは無限にあります。ぜひ色々なことに挑戦してみてください。
長島 真由さん
(医)大阪大学 本校2022年度卒業生(9回生)
6年間を通じて様々な学びの機会を得られ、 各生徒が多角的に成長できるという点が本校の強みだと思います。
Kobeプロジェクトでは、自ら立てた問いを探求し、 論文執筆や発表までじっくりと取り組めます。私は、 緑茶カテキンの抗菌性について3年間に渡り研究し、 課題発見からテーマ設定、仮説、実験、 考察という本格的な研究のサイクルを経験することができました。 表面的ではない深い学びの楽しさを味わったり、 実験の失敗などの課題を試行錯誤して乗り越えたりと、 あらゆる面で成長できます。何よりKPを通して自分の興味関心を 突き詰めることで、自分の将来像を明確にでき、 進路実現に繋がりました。
また、本校は自治を尊重し、 行事運営や生徒会活動など主体的に動ける環境が整っています。 コロナ禍において行事が全て中止になったときも、 生徒発案の新たな学年行事を企画運営することができました。 組織の下で自分がどのように動くべきかを判断し、 他者と協同してひとつのものを創造するという経験は、 社会に出た時に必ず活きると思います。
そして、SSH指定校として、 様々な分野のプログラムが用意され、 興味を広げることが出来ます。専門家の講義を受けたり、 最新技術を見学したりと、 ここで経験したこと一つ一つが今の自分に繋がっていると実感しています。
このように、各生徒が興味のあることに挑戦できる、 将来を見据えた教育を受けられたことに感謝しています。
成川 央庸さん
(理科Ⅱ)東京大学 本校2020年度卒業生(7回生)
本校は様々な学びの機会が用意されており、大きな成長を得られる場であると思います。
Kobeプロジェクトでは研究テーマの設定から実験、論文の執筆までを1年かけて丁寧に取り組みました。1年間同じテーマと向き合うことで、漠然としていた自分の興味が徐々に鮮明化し、進路を決定する際に重要な指針となりました。
部活動では英語ディベートに取り組みました。多くの練習と実戦を通して、英語力はもちろんのこと、社会に関する知識や論理性も飛躍的に向上させることができました。
兎原祭には実行委員として携わりましたが、運営・企画では生徒に大きな自由が与えられているため、自分達で運営を円滑化するためのプランを考案し、実行することが出来ました。組織をマネジメントした経験は、将来の仕事にも活きると思います。
大学受験だけを目標とせず、その先の長いキャリアを見据えた教育を受けられたことに、将来感謝することになると思っています。
大原 夕奈さん
(農)京都大学 本校2020年度卒業生(7回生)
本校では、六年間に及ぶ学校生活のスタイルを多種多様に選択できるので各生徒が充実した毎日を過ごせると思います。生徒会に入って学校を変えてゆく人もいれば、実行委員として大きなイベントに向けて動いている人もいて、附属生としての時間の過ごし方が人によって様々でした。この限られた時間の中で、私は海外研修、KP、そして部活動に力を注ぎました。計3回の海外渡航の経験を通して日本の内外での自然環境の差異に関心を持つようになり、KPでは日焼け止めによる海洋汚染を主題とした論文を執筆しました。そして、世界的な環境保護に貢献する開発をしたいという夢を持つようになりました。また、陸上部での活動を通し、同じ関心を持つ仲間がいることで楽しみながら成長できることを知りました。今は、春からの大学生活で同じ志を持つ学生との新たな出会いをとても楽しみにしています。附属生活は幅広い経験の機会があるので、人生の目標を決めるのに役立つと思います。
水田 和さん
(法)大阪大学 本校2020年度卒業生(7回生)
私は本校での6年間を通じ、多角的な視点で学びを行うことが出来ました。例として、国際理解という本校ならではの授業が挙げられます。そこでは社会問題について学び、その問題に対し生徒同士で議論を行いました。授業を通し社会問題についての理解を深めると共に、他の生徒の意見から自分には無い新たな切り口で社会問題を見ることが出来ました。
このように多角的な学びがきっかけとなり、4年時に一年間アメリカ留学を経験しました。帰国後も、SGH認定の海外研修や、自ら問いをたてて研究を進めていくKPでの卒業研究、部活動として英語ディベート部への参加などを通して留学の経験を活かすことが出来ました。また、それらの経験がきっかけとなり、自身の進路について深く考えることも出来ました。これらの経験は、大学進学後にも活かしたいと思います。既にSGH事業は終わりましたが、今後はSSHに指定された本校で、新たに多角的な学びの機会を得ることが出来ると思います。