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チュラロンコン大学から神戸大学

看護学研究科

ヌゲルンタイソン・チャオワリットさん

プロフィール: 2024年チュラロンコン大学看護学研究科で看護管理学の博士号を取得。2023年神戸大学保健学研究科に短期留学。現在、チュラロンコン大学看護学部研究科 副学部長、高齢者健康・ウェルビーイングセンター事務局長、看護管理学講師。

Q1:現在の職務内容を教えてください。
私は現在、チュラロンコン大学看護学部研究科(Faculty of Nursing, Chulalongkorn University, FONCU)で副学部長として務めるとともに、高齢者健康・ウェルビーイング推進センターの事務局長、そして看護管理学の講師として教育・研究・運営に携わっています。
主な役割として、技能通信センター内の管理業務を監督し、看護管理学の教育を担当するとともに、医療現場における組織開発やエビデンスに基づくマネジメントを支援する研究を行っています。また、高齢者ケアの向上やヘルシーエイジング(健康に老いる)を促進する共同プロジェクトにも力を注いでいます。
これまでに学業優秀賞や国際学会での発表で優勝するなど多くを受賞し、看護リーダーシップ、医療の質改善、そして学術的発展に継続して取り組んできました。

Q2:なぜ現在のキャリアを目指したのですか?
私が看護管理学に情熱を持つ理由は、強固なリーダーシップと体系的なリスク管理こそが、より安全な医療環境をつくるために不可欠であると信じているからです。臨床現場での経験を通じて、特に長期療養ケアにおける患者の安全性の課題を実感しました。この経験がシステムレベルでの課題に取り組むキャリアを志す大きな動機となりました。質の高いケアには熟練した看護師だけでなく、効果的な方針、強固な組織体制、リスクを予測・軽減できるリーダーシップが必要であると強く思います。

Q3:キャンパスアジア・プラスプログラムで特に印象に残っている経験はありますか?
キャンパスアジア・プラスプログラムでは、授業、セミナー、学会に参加し、日本の医療制度に対する理解を深めました。特に日本の長期療養施設におけるリスク管理や品質保証を学んだことは、教室での講義だけでは得られない貴重な知見となりました。介護施設の視察で目にした、日本のテクノロジーと人中心の高齢者ケアが統合されている姿は、タイにおける高齢者の健康と安全の向上に取り組む意欲をさらに強めました。

Q4:キャンパスアジア・プラスプログラムでの学びが現在の活動にどのように活かされていますか?
キャンパスアジア・プラスプログラムで得た知識は、講義や管理業務に活かされています。私は、チュラロンコン大学の看護管理学カリキュラムに、日本のリスク評価の枠組みや、品質指標、安全原則を取り入れています。このような比較の視点を持つことで、学生は国際的なベストプラクティスを理解し、タイの医療現場に適応する方法を学ぶことができます。また、タイの高齢者健康・ウェルビーイング推進センターでの活動でも、プログラムで学んだ方法論を応用し、長期療養サービスの改善やヘルシーエイジングの支援に役立てています。

最後に在校生・後輩へのメッセージをお願いします。
異文化学習を積極的に取り入れ、強固な学術・専門ネットワークを築くことを強く勧めます。各国がどのように患者の安全、危機管理、医療の質向上に取り組んでいるかを観察することで、多くのことを学べます。意味のある成長は教室の中だけでなく、教室の外での経験からも得られるものです。日本の伝統と先進技術の融合を理解し、それらを自国の医療システム改善にどう活かすかを探究してほしいと思います。

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