参加者の声
派遣
短期留学
神戸大学からラオス国立大学
国際協力研究科
杉田 紗代さん
私は、8月17日から9月14日までの約1か月間、ラオスでの短期研修プログラムに参加しました。プログラムの最初の1週間は、ラオス国立大学経済・経営学部にて集中講義を受けました。講義では、ラオス経済に関する知識を深めると同時に、同じプログラムに参加していた高麗大学の教授や学生たちと意見交換を行うことができました。
2、3週目には、教育スポーツ省でのインターンシップを通じて、さまざまな部局とのディスカッションを重ね、ラオスの教育政策について学びました。特に印象的だったのは、ナムグムダムの視察で、水力発電に関する自身の研究を深めるうえで大きな学びとなりました。加えて、JICA、アジア開発銀行(ADB)、UNICEFなどの国際機関も訪問し、このプログラムがなければ得られなかったような貴重な体験をすることができました。週末には、教育スポーツ省の職員の方々のご案内で、首都ビエンチャン市内やヴァンヴィエンのブルーラグーンなどを訪れ、学びと楽しさの両方を味わうことができました。
最終週には、公立中学校や私立の幼稚園など、さまざまな学校を訪問しました。また、在ラオス日本国大使館のご協力のもと、ナムニアップ1水力発電所で勤務されている関西電力の職員の方々にもお会いする機会をいただきました。
このプログラムでは、教育スポーツ省や国際機関、大使館、電力会社の方々など、本当に多くの方々から温かいご支援とご協力をいただき、心より感謝しております。また、神戸大学GSICSおよび高麗大学の学生の皆さんにも、学びの面でも日常生活の面でも多くのサポートをいただきました。ラオスで過ごした1か月間は、学術的に大変意義深いものであると同時に、人々の温かさを体感できた、心に残る経験となりました。この貴重な体験を、修士論文はもちろん、将来のキャリアや人生にも活かしていきたいと考えています。

