近年の発達における特性をもつ、発達障害をもつ子ども達への支援要請に応えるべく、神戸大学は神戸市と協力し、平成17年9月に旧神戸市灘区役所跡に新しく子育て支援センター「あーち」を創設しました。
当初は、発達障害をもつ子ども達への効率的な支援体制を構築するために、地域に根ざした早期支援の仕組みを作ることを目指して、平成19年度より、神戸市と共同で、厚生労働省科学研究費補助金モデル事業として灘区の「あーち」にて「ぽっとらっく」を開始し、須磨区にある旧神戸市立大黒小学校跡「すまいるプラザ大黒」に新たな発達支援モデル教室「すまいる・ぽっとらっく」を開設し事業を進めてきました。
そして、令和7年度からは「神戸市総合福祉センター」へ活動場所を移して事業を行っていきます。
現在は、多くの発達支援事業所、放課後等デイサービスが開設されて、子ども達の療育の場が広がってきました。他方で、地域のなかで子育て世帯同士のつながりが徐々に薄れていっており、子どもの特性に応じた子育てに悩み、どのような支援を受けられるのか分からずに途方に暮れる保護者は少なくありません。
ぽっとらっくでは、「講習会プログラム」をつうじて保護者が発達の特性もつ子どもについて学ぶとともに、グループトークを取り入れて保護者同士のつながりをつくる取り組みをしています。保護者の方々が安心して受講できる様、講習会の間お子様をお預かりする「子どもプログラム」を行って、子どもと保護者の皆さんが安心して過ごせる週末の居場所づくりを行っています。
さらに、大学生を中心としたボランティアとともに事業をつくることで、将来の支援者育成も目指しています。
保護者の学びと仲間づくり、子どもの楽しい週末づくり、そして、将来の支援者を増やすこと。この三つの柱を大事に「ぽっとらっく」は地域に根差した発達支援推進事業を行っています。
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大学教員を中心とした研究者や指導者から、発達障害に関する様々なテーマについて講義を受けることができます。
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保健師、保育士、臨床心理士、作業療法士を目指す大学院生、学生、及び研修を目的とした若手保育士が、マン・ツー・マンで託児を行います。みんなで遊ぼう!!