地域共同研究
地域の課題解決や価値創造を目的に。行政、協同組合、住民団体、NPO等と連携して調査研究を実施しています。マッチングや事業化、事務局業務等もおこないます。
丹波篠山
丹波篠山市ほか
長野宇規(地域共生計画学)
積雪の影響を加味した水稲の移植日推定法、最大正規化植生指数と気象データに基づいた水稲収量予測モデルを開発した。
丹波篠山
丹波篠山市ほか
鈴木武志(土壌学)
2005年に篠山城南堀で蓮が枯死した原因を明らかにし、2018年に再生・開花した。現在は南堀一面での再生時期を予測し(2023年秋)、維持できるようにモニタリング中である。
丹波篠山
丹波篠山市内の黒豆卸店
山下陽子(応用生命化学)
丹波・篠山地域は、大腸癌患者が少ないことがわかっており、特産品である黒大豆の摂取が腸疾患予防に及ぼす効果を医学研究科と共同で検証した。また、成果を応用して、黒大豆ポリフェノールを高含有する商品の開発や生産性の向上に向けた取り組みも行っている。
丹波篠山
丹波篠山市、丹波篠山キャピタル
安部梨杏(丹波篠山FS)
中間支援組織等のコーディネーターに求められる技能を明らかにするため、丹波篠山市における地域おこし協力隊隊員と その受け入れ先であるまちづくり協議会の間に生じるコンフリクトとその対処を明らかにした。
丹波篠山
丹波篠山市、丹波篠山キャピタル
安部梨杏(丹波篠山FS)
まちづくり協議会(地域運営組織)の人材不足が課題となっている丹波篠山市において、持続的な運営を可能とする支援 のあり方や、支援に関わる主要なセクターの行政や中間支援組織の育成方法について明らかにした。
丹波篠山
篠山春日神社秋祭保存会
三原香奈子(丹波篠山FS)
近年、丹波篠山市内の神社で行われる祭礼の鉾山・神輿等の引き手、担ぎ手、囃子を演奏する乗り子が減少し、保存・伝承が急務となっている。本研究では、篠山春日神社祭礼の問題点を整理するとともに、秋祭の祭礼で演奏される祭囃子の音源の保存、楽譜化等書面での記録の検討、乗り子の演奏技術向上の手法を研究する。
東播磨
東播磨県民局ほか
中塚雅也(農業農村経営学)
長野宇規(地域共生計画学)
東播磨フィールドステーションを拠点に、ため池管理作業の省力化と担い手確保、草刈りグループ「播磨畔師」の結成、里山資源の活用のコミュニティビジネス、バイオエコノミーの対応などについて実践・研究している。
丹波篠山・丹波
加古川流域土地改良事務所ほか
田中丸治哉(水環境学)
丹波地区、淡路地区のため池群を対象として、営農に支障のないため池事前放流によって確保できる雨水貯留容量を見積もるとともに、ため池が少ない但馬地域を除く兵庫県全域のため池群を対象として、事前放流による洪水軽減効果を評価している。本研究は令和2年度農業農村工学会賞(優秀技術賞)を受賞した。
兵庫県下
兵庫県内の食肉加工業者、食品メーカーほか
中塚雅也(農業農村経営学)
上田修司(生命機能科学)
食肉加工現場で廃棄されることが多い未利用な畜産副産物を活用するため、兵庫県内で取り扱う黒毛和種の希少な牛脂を 収集し、食用オイルとして精製することで神戸ビーフオイルの名で製品化に成功を進めた。
神戸市
卒業生農業経営者、JA兵庫六甲
中塚雅也(農業農村経営学)
片山寛則(食資源教育研究センター)
農地集積・集約化の更なる推進のため、近畿農政局が兵庫県下8市町にて実施する現地調査に同行し、農業委員会組織の充実・強化に向けた現状把握・課題とあり方について議論する。
神戸市
JA兵庫六甲
髙田晋史(食料経済・政策学)
有機農産物の販売促進戦略を確立するため、本年度はJA兵庫六甲が運営する直売所「御影マルシェ」を拠点に、有機農産物の消費者に対してヒアリング調査を実施し、調査結果の分析を行った。
姫路市
姫路市林産振興課
石井弘明(森林資源学)
姫路市内のスギ人工林の資源量・炭素蓄積量の把握および収穫後のスギ人工林における早生樹を中心とした持続可能な再造林 方法を検討した。姫路市においても、収穫後のスギ人工林において早生樹(20~30年)を用いた再造林を行い、森林資源を 有効利用することの意義が大きいことを示した。
岡山県英田郡西粟倉村
岡山県英田郡西粟倉村
長野宇規(地域共生計画学)
樹種、施業回数、標高、水分分布を反映した針葉樹生長モデルの開発を進めた。