入学者の声

4期生の声

文学部人文学科

宮城県 仙台市立仙台青陵中等教育学校出身 2022年12月掲載

神戸大学入学後の今、取り組んでいることや志を受験しようと思った動機

私は、中学生の時に本に登場した寺院に実際に訪ねた経験、高校生の時に日本の葬送についての研究論文を作成した経験から、大学に進学し、実物を見て歴史を学びたいと考えるようになりました。そんな中、神戸大学文学部の美術史学専修では視覚的なイメージ全てを対象に実証的な研究を行っていると知り、美術史学専修で学びたいと強く思うようになりました。そして、「志」特別選抜は、今までの経験や今後の展望を大学の先生方に伝えることができ、またそれらを評価していただけるチャンスだと考え、受験を決意しました。

文学部では1年次の間は幅広い分野を学び、2年次から専修に配属されますが、私は「志」特別選抜の受験や入学前教育を通して美術史学専修で学びたいという気持ちがさらに強くなっていたため、入学してすぐに美術史学専修の先生や先輩方と関係を築き、1年次後半にある専修選考に向けて準備を始めることができました。一方、語学では英語選抜上級クラスという学術的な英語を学ぶ授業に参加し、精力的に活動しています。教養の授業も、今まであまり知らなかった分野について専門の先生方から学ぶことができ、とても楽しいです。

また、私は「志」特別選抜を受験する段階から交換留学に挑戦したいと考えており、その第一歩として神戸大学で行われている春休みにフランスとイタリアで学ぶ研修に応募し、参加できることになりました。今後、渡航に向けてプレゼンテーションの作成やフランス語とイタリア語の練習をしていきます。このように入学前に大学で実践したいことを考え、入学後すぐに行動を開始することができ、「志」特別選抜を受験して良かったと心から思っています。

「志」特別選抜を受けようと思っている人へのアドバイス

「志」特別選抜を受験しようと思っているみなさんには、きっと「志」があると思います。しかし、自分は何に興味があり、今後どうしていきたいかを明確にし、それを伝えるのは非常に難しいことです。だからこそ、広い関心を持ち、様々なことに挑戦し、考え深めることが大切だと思います。どんなことも熱心に取り組み続けることで、見えてくるもの、気づくことがあり、それが未来に繋がっていくのだと思います。

「志」特別選抜への挑戦もまた多くの学びのある経験になると思います。私も神戸大学で一生懸命学び続けます。皆さん、一緒に頑張りましょう!

文学部人文学科

奈良県 奈良県立奈良高等学校出身 2022年11月掲載

神戸大学入学後の今、取り組んでいることや志を受験しようと思った動機

私は演劇に興味があって、高校生の時に演劇プロジェクトに参加したり劇団に入って活動したりしていました。そして大学に入ったら、演劇を通した表現の伝わり方や演劇を使った教育について学びたいと考えていました。「志」特別選抜は大学で学びたいことやそれまでの活動が選考で評価してもらえるので、やりたいことがはっきりしていた私にとっては嬉しいチャンスでした。

文学部の1回生は一般教養を身につける段階で、まだ専門的な勉強が始まっていません。今はとにかく幅広く知識を身に付けたり、「学ぶ」ということについて考えたりしています。それが今後、自分のやりたいことを多方面から捉えたり他分野とのつながりを考えたりする力になると思います。今も続けている劇団での活動でも大学での学びが生きることがあります。

また、「志」では、同じ選抜方法で入学した人との交流の機会があります。自分が知らなかった他学部の研究や活動について知ることはとても良い刺激になりますし、自分よりもずっと深い学習をしている同年代の人の話を聞くと「自分ももっと頑張らないと」と思えます。

「志」特別選抜を受けようと思っている人へのアドバイス

普段から物事について深く考えることが大事だと思います。情報を集めるアンテナを張ることや自分とは違う立場や考え方を持つ人と関わることは自分を肥やすことにつながります。そして、自分の考えを見つめ直し、更新し続けてください。

今まで学んできたことや活動が評価される入試方法はまだ数少ないと思います。自分の強みを活かして大学に入ることは、それまでの学習をさらに広く深く研究するモチベーションにもつながります。これまでに培ってきたものを活かして、そしてさらに高められるように頑張ってください。

法学部法律学科

兵庫県 神戸大学附属中等教育学校出身 2022年11月掲載

神戸大学入学後の今、取り組んでいることや志を受験しようと思った動機

中学三年の時から、EUでの移民問題や難民庇護政策について関心をもち、学校の課題研究に取り組み、学校が行う研修、高校模擬国連大会に参加しました。そのためEUとの連携プログラムがある神戸大学を魅力的に感じました。課題研究で取り組んだ内容や、その過程で、研究スキルを身に着けたい、国際交渉を通して問題を解決したいといった熱意を持ったことをアピールできる入試方法があると知り、法学部の「志」特別選抜を受験しました。

大学では、後期からEUIJ関西(EUインスティテュート関西)というプログラムに登録しました。一年の間は制限や必修科目が多く、当初思っていたようにEU関連の科目を履修することはできていませんが、国際政治や一般教養科目の講義ではEUに関連することを常に調べ、興味を絶やさないようにしています。今後国際関係の専門科目が増え、他学部や他大学でEUに関心を持っている学生たちと議論しあえる機会が増えることを楽しみに、日々勉強しています。

「志」特別選抜を受けようと思っている人へのアドバイス

私が最も伝えたいことは、自分がどのような問題に興味があって、他人と議論できるほど突き詰められるのかということを、受験で忙しくなる前に調べて、先生と話し合いながら試行錯誤してみることです。こうしたことが、面接の際に志望動機や大学入学後の目標を伝えるうえで最も大切だったと、私自身の受験期を振り返って感じています。その際に、入学後学部の区分にとらわれずに、様々な視点から関心を持ってみることが大切です。

大学で何をやりたいのかを聞かれますが、具体的に決めていなくても受かった人もいるようです。社会に対して自分がどのような問題意識を持ち、その解決に向けて高校生なりに考えた過程がどのようなものかをアピールすれば、それが評価される入試だと感じました。

医学部保健学科看護学専攻

兵庫県 滝川第二高等学校出身出身 2022年11月掲載

神戸大学入学後の今、取り組んでいることや志を受験しようと思った動機

看護学専攻に入学して、夏に初めて実習を行いました。今回はコロナ禍の影響で、オンライン開催となりましたが、他学科や他大学の医療従事者を志す方と初めて関わりプレゼンテーションをしました。限られた時間の中で関わったことのない人と一つのことを成し遂げることは難しかったですが、今後に活かすことのできる貴重な経験でした。また、最近自分の聴診器を購入しました。色などを選ぶことが出来てモチベーションがとても上がっています。2回生からは、本格的な病院実習が始まります。志を高く持って精一杯頑張りたいと思っています。

私は、高校生までの今まで頑張ってきた活動も含めて合否が決まる入試方式に興味を持ち、「志」特別選抜を受験しました。新しい受験方式で不安もありましたが、1回受験方式が増えることに魅力を感じました。対策をしていくうちに受験機会が増えるというメリットだけでなく、大学卒業後の姿などについて深く考える機会になりとてもいい時間だったと今感じています。

「志」特別選抜を受けようと思っている人へのアドバイス

「志」特別選抜は勉強だけでなく、様々な経験や知識を見てもらえる受験方式です。中学・高校在籍中、興味を広げて色々なことに挑戦してみてほしいです。また、「志」特別選抜では、早く受験が終わることで、課題などを通して他の受験生とは違った経験をすることが出来ます。大学の講義では、正解のない学びをすることが多くなります「志」を高く持ち積極的に学ぶことで有意義な大学生活を過ごせると思います。その第一歩として「志」特別選抜に興味を持った方は、ぜひ頑張ってみてほしいです。受験する過程で、今まで気付けなかったことに気付けるかもしれません。

受験生、しんどいことも大変なことも多いと思いますが心から応援しています。

工学部市民工学科

兵庫県 兵庫県立豊岡高等学校出身 2022年11月掲載

神戸大学入学後の今、取り組んでいることや志を受験しようと思った動機

私は、神戸の街に地元とはまた違った魅力を感じたこと、将来街づくりに携わりたいことといった市民工学科で学びたい理由がありました。だから、筆記試験の他に、志望理由や熱意、関心を自分の言葉で直接先生方に伝えることのできる志入試制度にとても魅力を感じ、受験しました。

そして、入学してからは、まだまだ専門科目はそれほど多くはないですが、これから先必要となる基礎を学んだり、同じ目標を持つ仲間たちと意見交流して新たな学びを得たりと充実した学生生活を送っています。現在、GCP(工学部の海外留学プログラム)に参加し、来年コロナが収まればオーストラリアで工学を学べるように講義を受け勉強しています。

「志」特別選抜を受けようと思っている人へのアドバイス

志入試の筆記試験では、基礎的な部分が問われるため、学習の基礎である授業を疎かにしないことが大切です。そして、経験豊富な高校の先生にアドバイスを貰いながら、入試で後悔しないように自分の伝えたいことを固めていくことも大切だと思います。これから志入試を受けようと思っている方は、高校時代に特別で大きな活動をしなければ合格できないと考えているかもしれません。しかし、高校で行った活動でよくできたと思うこと、部活やボランティア参加というようなことでも、その活動から得た考えと表現次第で活動の見え方は変わると思います。皆さんの志合格、応援しています!

工学部応用化学科

兵庫県 姫路市立姫路高等学校出身 2022年11月掲載

神戸大学入学後の今、取り組んでいることや志を受験しようと思った動機

志を受験しようと思った動機は僕が高校生のときに個人探究などの探究活動を行っていて僕が自分の感じたことを伝える能力やプレゼンをする事など高校生時代に僕自身が真剣に取り組んだことを志入試での入試形式にも活かせることができるため志特別選抜という形で神戸大学を受験しました。

自慢ではないですが僕は好奇心が服を着ているような性分なので、興味を持ったことはフットワーク軽く活動しています。 今はGCP(Global Challenge Program)と神戸みらい博士育成道場で学生メンターとしての活動をしています。 順番に軽く説明していると、まずGCPでは神戸大学工学部生対象にグローバル企業への企業訪問や1週間の海外研修によりグローバルなエンジニアになるために知見を広げるといった活動で、神戸みらい博士育成道場では小中学生を対象にして将来科学者になる資質を持った子供との研究訪問や化石発掘などの活動をしていて、このときの重要な点は指導者としてではなく、子どもたちと同じ目線で考えるということを意識しつつ活動をしています。 どちらも僕の経験したことがない活動であるので自分自身を更に成長させていると感じます。

それ以外にも高い志を持った同期の「志」生と新たな活動もしくはものづくりをすることが現状での僕の目標です。

「志」特別選抜を受けようと思っている人へのアドバイス

僕自身がそうであったように志特別選抜では単に学力だけの物差しではなく、高校生時代および今までの活動すべてを評価している入試形式であるので「今までの自分自身の活動をアピールしたい」という方に対して大きなアドバンテージがあると僕は思います。まだ志特別選抜の歴史は浅いですが、これから志望してくれる志の高いみなさんが、新たな神戸大学の先駆者になることを期待しています。

皆さんとお会いすることを楽しみにしています!!

© Kobe University All rights reserved.