2024/07/26 Updated


2024/07/25 Updated




2021/12~2022/01 Updated
法学部法律学科
神戸大学入学後の今、取り組んでいることや志を受験しようと思った動機
私は高校生の頃、大学での学びやその先にある将来を思い描くことができず、複雑化する社会の中で自分の意思を持って志望先を決定することの難しさを痛感しながら過ごしていました。そんな私が大学生となった今、高校生がより主体的に進路選択をできるようにするべく、「学生団体WAT’er」いう関西の大学生から成る団体で高校生一人一人に対して個別的に寄り添い、大学生目線からのサポートを提供する活動を行っています。実際に、高校の授業で大学学部に関するプレゼンや個別座談会を行ったり、進路相談会企画に大学生メンターとして参加させて頂いたりする中で、高校生と対話し、言語化や深堀を促して自己理解を鮮明化することで彼ら自身が将来に向けて考え、行動できるよう自省の場の提供をしています。自らの意思で進路選択する大切さを今でも忘れず過ごせているのは、悩みながらも志望意思を固め、強い志を持って「志」入試に臨んだ経験が活きているからだと感じています。
「志」特別選抜を受けようと思っている人へのアドバイス
「志」特別選抜は、文字通り各々の受験生がもつ「志」が武器となる入試形態で、所謂受験戦争で勝ち抜くための力だけで合否が決まるものではありません。私自身、面接の際に面接官の方が、私が持つ価値観や志を真っ直ぐに聞いて尊重して下さり、受験直後に「この入試を受けられて良かった。」とひしと感じたことを今でも鮮明に覚えています。皆さんも「高校時代に輝かしい成績を収めたわけではないから・・・」と気弱になるのではなく、自分軸を大切にして、あなたが持つ強い「志」を武器に、是非「志」特別選抜に挑戦してみて欲しいなと思います。神戸大学で、各々の「志」のカタチと出会えることを楽しみにしています。
医学部保健学科看護学専攻
神戸大学入学後の今、取り組んでいることや志を受験しようと思った動機
私は医療活動において多職種によるチーム医療のより良い関係を導く調整役となるとともに、看護師として患者さんやそのご家族、周囲の方に寄り添った看護を提供できる知識や技術を学びたいと思い入学しました。1回生のうちは一般教養も重要であるため、専門的なことを学ぶのは週に1回であることや、コロナ禍ということもあり将来の仕事につながるような活動が現時点でたくさんできているとは言えませんが、少しでも優れたコミュニケーション能力を身につけたいと思い、手話を勉強しています。2回生になれば専門的な知識や技術を学べる機会が増えるのでより勉強に励んでいきたいと考えています。また、どのような場面でも、より多くの方々の安心につながる看護ができるよう、手話以外にも語学習得やボランティア活動、人権に関する学び等に積極的に取り組んでいきたいと考えています。
「志」特別選抜を受けようと思っている人へのアドバイス
志入試では、高校で学ぶ教科による勉強の知識だけではなく、現在、身の回りであるいは日本で、世界で起きている様々な問題、課題について興味、関心を持ち、自分自身が解決に向けて何ができるのか、どのように関わることが良いのかを周囲の人の意見や考えにしっかりと耳を傾けた上で考え、自分の言葉で発言できる力が求められると感じています。そのために、日常生活の中でより多くのことに目を向けたり、より多くの人と協働で活動をしたりすることが必要です。また、自分が描く看護に対する将来像をぶれることなく持っておくことが受験の際の大きな武器になると思います。自分自身の強い「志」を持って入試に挑戦していただければと思います。
医学部保健学科作業療法学専攻
神戸大学入学後の今、取り組んでいることや志を受験しようと思った動機
私は、志入試の面接の際に、障害を持つ子供の支援にかかわれるような作業療法をしたいということを話しました。というのも高校生の時、ボランティアで発達障害の子供の支援をしている団体の活動に定期的に参加していたからです。そこに通っている保護者の方から作業療法というものがあることを教えてもらい、そこからだんだん興味をもち、作業療法士を目指すことに決めました。現在は予定が合わずそのボランティアには参加できていませんが、別の形で障害を持つ子供とかかわらせてもらっています。今は、私は先輩の紹介で重症心身障碍児を対象にする放課後等デイサービスでアルバイトをしています。普段の生活では経験できないようなこと、気づかないようなことをたくさん学ぶことができています。今後は、大学での勉強を支援に活かせるように勉強に励みたいと考えています。
「志」特別選抜を受けようと思っている人へのアドバイス
志入試は、いわゆる学力テストだけでは合否は決まりません。このことを自分にとって有利なのか、不利なのか、どう考えるかは自分次第です。大学が求める模範解答以外に自分が考えていることを聞いてもらえるため、私にとっては有利な入試だと思い、受験しました。受験しようと考えている皆さんの中には「高校時代の輝かしい成果がなければ合格できない」と思っている方がいるかもしれません。確かに、高校生の間から研究などをしているすごい人もいます。しかし、私が入試の際にアピールしたのは、ボランティアに参加していたこと、部活動を続けていたことなどで、特別なことではありません。特別なことがなくても受験できます。このように書けば少しは身近に感じられるのではないでしょうか。私は、志入試にチャレンジして、合格した後輩が増えることを楽しみにしています。
工学部情報知能工学科
神戸大学入学後の今、取り組んでいることや志を受験しようと思った動機
僕は「志」特別選抜の三期生として神戸大学に入り、日々の授業を頑張っています。僕は工学部の情報知能工学科でプログラミングを学びたいと思い志特別選抜を受けることにしました。一年生のうちは教養系の科目で時間割がかなり埋まってしまい、とにかく忙しいです。一つアドバイスをしておくと、日ごろから科目ごとに少しずつ勉強しておいた方がいいです。わからない科目をためておくと確実に授業に置いて行かれます。授業自体の難易度は高校の二倍、三倍は難しいのではと思うほどです。 ただ、テスト自体は高校の時の勉強量をそのまま続けていれば普通に解ける難易度です。
「志」特別選抜を受けようと思っている人へのアドバイス
これから神戸大学に入ってくる、もしくは入ろうと思っている方は、神戸大学は先生方が親切でいい大学なので楽しみにしていただけたらいいなと思っています。ただ、通学の「山登り」は覚悟しておいた方がいいと思います。かなり坂がきついので。
海洋政策科学部海洋政策科学科
神戸大学入学後の今、取り組んでいることや志を受験しようと思った動機
私はこの大学に航海士のライセンスを取得するために入学してきました。しかし現在私が取り組んでいることはライセンスに関わりがあることも多少ありますが、ほとんどは総合教養や基礎教養と呼ばれる言語や数学などの講義です。とはいえ、この現状に不満があるわけではありません。
私の学科のアドミッションポリシーとしてあるのが「海のエキスパートの育成」です。海のエキスパートとはただ単に海についての技能者だけだと私は考えていません。つまり基礎的な教養に関しても深く理解を示し、それを自身の専門、つまり海へと応用していける人材が海のエキスパートだと考えています。
また学外での学習において、最近は海技士免許の筆記の勉強を始めようと考えています。先輩の話では在学中に一級の資格まで筆記試験を終わらせている人もいるそうなので、少しずつ勉強を進めていこうと考えています。
「志」特別選抜を受けようと思っている人へのアドバイス
志入試では、学力は最低限しか求められていないと思います。学力テストの内容は基礎的なことがほとんどです。少なくとも高校の授業を理解できていれば問題の理解はできると思います。ただ、だからといって3割や4割取れればいいといっているわけではありません。とはいえ、8割9割必要とは感じませんでした。 私が感じたことは信念と行動力が問われているということです。面接は当然として、実習なども通して自己をいかに表現することが大切だと思います。