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2010年7月6日更新

大西研究室・木村研究室セミナー

2010年7月30日(木)14:00-15:00 理学研究科Z401講義室

大振幅から小振幅、非接触領域から接触領域での非接触型原子間力顕微鏡を用いた力測定
川井茂樹博士(バーゼル大学)

本講演では、非接触型原子間力顕微鏡を用いた力測定について述べる。静的な接触モードを用いた力測定と比較し、力検出素子が振動しているため、測定で得られる周波数変化から力を求めるのに、複雑な数値計算が必要である。しかし、接触モードと比較し、高分解能な測定が可能なため多く用いられている。また、近年の装置技術の向上により、2次元や3次元の力測定が可能なりより深い表面の知見が得られるようになってきた。この手法では、測定に用いられる振動振幅は、検出感度を左右する重要な項目である。本発表では、振動振幅を小さくすることにより、高感度で測定した2次元3次元の力の場について述べる。更に、複数の振動モードを同時に振動させることにより実現した、短距離力の超高感度検出について述べる。

ご来聴を歓迎いたします。     

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