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お知らせ

グローバルネットワークセミナー「Reducing Inequalities by Investing in Early Childhood Education and Care: The Global Perspective from the OECD’s Comparative Analysis」を開催しました


2025年4月30日、グローバルネットワークセミナーを開催しました。

講師には、経済協力開発機構(OECD)教育・スキル局 Early Childhood and Schools局長の小原ベルファリゆり氏をお迎えしました。「Reducing Inequalities by Investing in Early Childhood Education and Care: The Global Perspective from the OECD’s Comparative Analysis」をテーマとした講演では、幼児教育・保育への投資が教育や社会における格差の縮小に果たす役割について、OECDによる国際比較の視点からご講演いただきました。

講演では、子どものその後の学習や発達において幼児期が重要な時期であり、質の高い幼児教育・保育へのアクセスを保障することが、子どもの学習やウェルビーイングを支えるとともに、社会経済的背景による格差を早期の段階から縮小する上で重要であることが紹介されました。また、OECD加盟国をはじめとする各国の比較を通じて、幼児教育・保育への参加状況や制度、教育・保育の質などには国によって違いがみられることが説明されました。

さらに、幼児教育・保育へのアクセスを拡大するだけでなく、その「質」を確保することの重要性についても解説されました。特に、保育者・教員の専門性や勤務環境、子どもと教育・保育者との関わり、カリキュラムや教育環境など、さまざまな要素が質の高い幼児教育・保育の実現に関わっていることが紹介されました。また、社会経済的に不利な状況に置かれた子どもを含め、すべての子どもが質の高い幼児教育・保育を受けられるようにするためには、公平性の視点を政策の中心に位置づけることが重要であることが強調されました。

講演では、OECDによる国際比較分析を通じて、各国が共通して直面する課題と、それぞれの制度や社会的背景によって異なる政策課題についても議論されました。国際比較から得られる知見を単純に他国へ適用するのではなく、各国の教育制度や社会的文脈を踏まえながら、幼児教育・保育政策の改善につなげていくことの重要性についても説明されました。

講演後には、参加した学生との質疑応答が行われ、幼児教育・保育への投資、教育格差の縮小、教育・保育の質の確保、OECDによる国際比較と政策形成などについて意見交換が行われました。本セミナーは、幼児教育・保育を将来の学習や人的資本形成の基盤として捉えるとともに、質の高い幼児教育・保育への公平なアクセスを通じて社会・教育格差を縮小していくことの重要性について、国際比較の視点から理解を深める貴重な機会となりました。