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お知らせ

国際セミナー「Emergence of Lancang Mekong Cooperation & its Impacts on the Mekong River Basin」を共催しました


2026年7月15日、グローバルネットワークプログラムが共催するInternational Seminar on Global Governance for Human Securityをハイブリッド形式で開催しました。

講師には、高麗大学校国際大学院・国際学部長のSeungho Lee教授をお迎えしました。「Emergence of Lancang Mekong Cooperation & its Impacts on the Mekong River Basin」をテーマとした講演では、水外交を分析枠組みとして、2015年に中国が設立したLancang-Mekong Cooperation(LMC)を境に、中国と下流メコン諸国との関係がどのように変化してきたかについてご講演いただきました。流域面積795,000km²、人口7,000万人以上に及ぶメコン川流域では、中国の上流ダムが下流の人々の生活や生態系に懸念をもたらしてきた一方、LMCは政治・安全保障、社会・文化交流、経済開発の3本柱と5つの重点分野を通じ、メコン川委員会と並ぶ、あるいはそれに代わる枠組みとして台頭してきたことが具体的なデータとともに示されました。LMC特別基金や一帯一路を通じた資金支援、2019年の渇水を契機とした水文データ共有の進展などの成果が紹介される一方、データ共有の限界や既存の協力枠組みとの役割の重複といった課題、「協力の名を借りた支配」との指摘についても言及されました。

当日は、対面16名、オンライン7名の学生・教職員が参加しました。質疑応答では、水外交という分析枠組みがどこまで柔軟に、また異なる規模の協力枠組みに適用できるのかという理論的な論点をはじめ、LMCと他の協力枠組みとの違いや特徴、インドの関与のあり方、ラオスの水力発電、ミャンマーの人的資源など、多様な観点から活発な議論が行われました。本セミナーは、メコン川流域における水外交への理解を深めるとともに、越境水資源管理が今後どのように展開していくのかを考える貴重な機会となりました。