お知らせ
国際セミナー「Does English Proficiency matter for growth in non-native English Speaking LDCs?」を共催しました
2026年6月22日、グローバルネットワークプログラムが共催するInternational Seminar on Global Governance for Human Securityをハイブリッド形式で開催しました。
講師には、ラオス国立大学副学長・経済経営学部のPhouphet Kyophilavong教授をお迎えしました。「Does English Proficiency Matter for Growth in Non-Native English-Speaking LDCs?」をテーマとした講演では、非英語母語圏の後発開発途上国(LDCs)において、英語能力が経済成長にどのような影響を与えるのかについてご講演いただきました。英語能力が国際的な協働や情報・知識・技術へのアクセスを広げるだけでなく、雇用機会、所得、国際貿易、海外直接投資(FDI)などにも関わる重要な要素であることが説明されました。また、ラオスにおける英語教育の変遷や、ラオスとベトナムの英語教育政策の比較を通じて、国家戦略、評価制度、教員養成、継続的な政策実施の重要性についても論じられました。さらに、12か国の非英語母語圏LDCsを対象とした分析結果から、英語能力が経済成長を後押しする可能性が示されました。
当日は、対面24名、オンライン40名の学生・教職員が参加しました。質疑応答では、ラオスにおける標準化された英語能力試験の必要性、海外留学や国際的な進学・就職に伴う英語試験の費用負担、大学による支援体制の整備、教員の英語力向上、国際コースの拡充などについて活発な意見交換が行われました。また、AIの発展により英語学習の意義がどのように変わるのかについても議論され、AIを活用することで英語学習をより効果的に進められる一方、情報や知識へ主体的にアクセスするためには、英語能力が引き続き重要であることが共有されました。本セミナーは、英語能力を単なる語学力としてではなく、教育政策、人的資本形成、国際連携、経済成長をつなぐ重要な要素として考える貴重な機会となりました。