活動紹介

参加者の声

派遣

短期留学

神戸大学からラオス国立大学

国際協力研究科

シス・ママドゥさん

2025年CAMPUS Asia Plusラオス短期研修プログラムは、2025年8月17日から9月14日まで実施され、学術的にも大きな成果を収めたプログラムとなりました。第1週目には、参加学生はラオス国立大学にて集中講義を受講し、同大学、高麗大学、復旦大学、チュラロンコン大学、神戸大学の学生が一堂に会するシンポジウムにも参加しました。集中講義は、ラオス国立大学経済・経営学部(FEBM)にて実施されました。講義では、以下の4つの主要テーマが扱われました。

・経済開発と政策(ラオスの経済発展、5カ年国家社会経済開発計画[NSEDP]、貿易など)
・人的資本(人材育成、インパクト評価など)
・セクター別の視点(環境経済学、グリーン成長、市場外評価など
・特別テーマ(ホスピタリティと観光、ポストコロナの変容、為替とインフレ、財政など)

応用開発経済学の集中講義を通じて、ラオスの社会経済開発について深く学ぶ機会となりました。また、社会経済的な課題に対処するための基礎知識や分析力も身につけることができました。

その後の3週間は、ラオス教育スポーツ省(MoES)でのインターンシップに取り組みました。インターンシップは、計画局内の教育調整ユニット(ECU)の主催により実施され、ラオスの教育制度の現状を深く理解するための貴重な機会となりました。国際的な視点をもつ教育関係者との交流も行われ、省内の各部局へのインタビュー調査を通じて、多くの知見を得ることができました。また、JICA、アジア開発銀行(ADB)、UNICEF、世界銀行(World Bank)といった主要な開発パートナーとも面会し、教育分野での取り組みや成果についての説明を受け、ラオスの教育制度に対する理解をさらに深めることができました。さらに、幼稚園、小中学校など、ラオスの公立・私立学校を訪問し、校長先生方へのインタビューを実施することは、現場の声を直接伺う貴重な体験となりました。

シーサケット寺院、ホーパケオ博物館、パトゥーサイ(凱旋門)、タートルアン仏塔、ブッダパーク、ナムグム水力発電所および貯水池のレクリエーションエリアなど、ラオスの重要な文化・歴史的名所への見学も行いました。これらの訪問を通じて、ラオスの伝統文化に対する深い敬意や地域社会の価値観、そして観光資源としての重要性を理解することができました。

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