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神戸大学から高麗大学校

国際協力研究科

内田 かおりさん

プロフィール:神戸大学大学院国際協力研究科博士課程後期課程在学中。2019年に青山学院大学国際政治経済学部・国際政治学科修了後、みずほ銀行新潟支店での勤務を経て、2021年神戸大学大学院入学。

Q1: 国際協力に関心を持った原体験・きっかけがあれば教えてください。

中学生の時に映画のホテル・ルワンダを観たことです。内容があまりにも凄惨だったことに加え、私が生まれた頃に起こったことだと知り、とても衝撃を受けました。その映画を見て、今もまだこの世界は平和ではないことを知り、このような悲しいことが起こらないよう国際問題に取り組みたいと思ったことがきっかけです。学部時代は国際政治を専攻しました。国際政治が紛争を抑止する手段になるのではないかと思ったからです。国際政治に加えて、国際経済やグローバルガバナンスを学んだのも、原体験がきっかけになったと思います。

Q2: どういった経緯で神戸大学大学院国際協力研究科(以下GSICS)に進学されたのでしょうか?

原体験をきっかけに中学生の時から国際協力業界で働きたいと思っていたのですが、学部を卒業した時点では金銭的に心許ない状態でした。また、国際機関で活躍されている方々のプロフィールを見たとき、大手銀行で働いた経験を有する人が多い印象を受けました。そこで学費のため、また、将来を見据えた就業経験を積むために就職しました。そして、銀行で2年弱働き、学費の目途が立ったタイミングで、国際協力で有名なGSICSを受験し、入学しました。

Q3:キャンパスアジア・プログラム(CA)を知ったきっかけと参加理由を教えてください。

受験前から、神戸大学のホームページを見て、プログラムについては知っていましたが、私はアフリカに関心があったため、入学前は参加することはないだろうと思っていました。しかし、大学院の入学式の時に説明を聞き、名高い高麗大学にて修士号を取得できることの素晴らしさ、神戸大学に在籍しながら2年間で2つの修士号を取得できる時間的・金銭的な効率性の高さに惹かれ、参加することを決めました。

Q4: CAの選考に向けてどのような準備をされましたか?

特に面接対策に力を入れました。CA修了生や参加中の先輩方に連絡を取り、高麗大学の先生方や授業について伺ったり、対策を教えていただいたりしました。先輩方はお話だけでなく、面接練習をしてくださるなど大変優しくサポートしてくださいました。

また、面接に臨むにあたり、担当をされていた先生に顔を覚えてもらおうと思い、小川先生の授業を履修して授業中に積極的に発言することを心がけました。

選考の準備をするにあたり、「アフリカを研究する上で、なぜキャンパスアジア・プログラムに参加するのか」という理由付けについては特に考えました。最終的に、CAでは、研究や分析スキルを身につけることを目標にしました。

Q5: CAの出発に向けてどのような準備をされましたか?

高麗大学の授業は全て英語で開講され、活発なディスカッションが多いということを聞いていたため、出発前は特に英語のスピーキング力を高める必要があると思いました。そこで、神戸大学の英語開講の授業を履修し、積極的に発言したり、留学生の友だちを多くつくったりと、英語を話す機会を増やしました。さらに、CAを修了した後に、神戸大学にて修士論文を執筆する必要性があることを見据え、高麗大学と神戸大学の修士論文の内容を関連させながら、早めに研究計画を立てるなどの準備を進めました。

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