参加者の声
派遣
フィールドトリップ
神戸大学からのフィールドトリップ
国際協力研究科
アフリディ・ムビン・カーンさん
1.はじめに
今回の視察では、大阪市の津波・高潮ステーションを訪問した。この施設は、防潮堤や水門などの津波・高潮対策施設を一括して管理し、府民の防災意識を高める施設である。本報告では、展示の中から大阪市の防災の取り組みの一つを紹介する。
2.なぜ大阪なのか
海面下の都市である大阪は、津波や高潮による災害をたびたび受けてきた。室戸台風、ジェーン台風、第二室戸台風などの台風が大阪に大きな被害をもたらしたのはそのためである。大阪が災害多発地域であり、危機管理が重要なのはそのためだ。
3.大阪のリスクマネジメント
今回の視察で、尻無川防潮水門、武川防潮水門、海岸整備(浜寺公園周辺)、八軒川排水機場、防潮水門など、高潮を止めるための施設が整備されていることを知った。また、自然災害に関連するリスクを軽減することを目的とした知識の普及に対する斬新なアプローチも目にした。




4.フィールドトリップから学んだこと
津波や高潮は自然現象であり、人間が止めることは不可能だが、リスクを軽減するために、人々はこれらの自然災害に備える必要がある。現地視察では、自然災害後のリスクを軽減する方法を学んだ。これらのステップに従うことで、私たちは自然災害に巻き込まれたリスクを管理することができる。この施設には、津波や地震の際に身を守る方法についての本が置いてある学習サロンがあった。これらの本には、自然災害に対処するために必要な情報が書かれている。
大阪の津波の浸水範囲や避難場所の詳細がわかります。この地図に従うことで、自然災害時に安全な場所に行くことができる。



このディスプレイには、避難時に持っていく非常持ち出し袋と、自然災害時に各家庭が備えておくべき水や食料などの備蓄品の例が示されている。
フィールドトリップでは、これらの手順がどのように取られ、どのように指示に従うべきかを目の当たりにし、シナリオをイメージし、自然災害時のリスクを軽減するためにどのような手順を踏むべきかを学ぶことができた。



5.現地視察で得た知見を国産ソリューションに変える
将来的には、特に災害リスク管理について、私の現地視察から得た洞察をもとに、自国の防災政策を評価し、整合させることを目指している。私の国では自然災害に対する意識が希薄であるため、日本の災害リスク管理、特に災害後の対応に沿った政策の見直しを提案したい。さらに、私の母校であるダッカ大学で災害リスク管理に関する講義を導入し、学生を教育し、災害に対する認識と備えを広く普及させたいと考えている。