求人情報
メッセージ
本研究室では、生物の機能や生命の仕組みを分子レベルからコンピュータを用いてボトムアップ的に再構築・解明することを目指しています。
シュレディンガー方程式やニュートン方程式といった物理学の基礎方程式を生体高分子系に対して解き、できるだけ恣意性なしに生命現象にアプローチします。
そして、これらの理論的モデリングを通して、各種疾患メカニズムの解明や薬剤の設計、環境化学物質の影響予測などに役立てています。
今、科学技術の世界は色々な意味で大きな転換点に差し掛かっています。これをポジティブにとらえると、若い皆さんは独自の全く新しい学問領域を自分
自身の手で切り拓くことのできる幸せな時代に生きていると言えます。本研究室は、そういった皆さんの果敢なチャレンジを歓迎します。
大学院修士・博士課程への進学やポスドク採用など、当研究室にご関心をお持ちの方は、田中宛にご連絡ください。
大学3回生向け(4回生から配属希望の方へ)
発達科学部人間環境学科と工学部情報知能学科から入ることができます。
発達科学部の場合、11月頃に研究室紹介があり、その後研究室を訪問し希望を伝えてください。工学部の場合、3月末に研究室の配属があります。
大学4回生向け(修士課程から配属希望の方へ)
システム情報学研究科の院試(修士)は推薦入試が6月頃、一般入試が8月頃に行われます。研究室への配属を希望される方は事前にアポを取ってください。定員などの情報は下記のシステム情報学研究科へのリンクから御覧ください。
入試情報(外部サイト)
修士向け(博士課程から配属希望の方へ)
システム情報学研究科の院試(博士)は一般入試が8月頃に行われます。研究室への配属を希望される方は事前にアポを取ってください。定員や過去問の情報は下記のシステム情報学研究科へのリンクから御覧ください。
入試情報(外部サイト)
博士以降向け(ポスドクで配属希望の方へ)
ポスドクでの配属を希望される方はアポを取ってください。
研究室の運営方針
- 数理モデリングや計算機シミュレーションを通じて「新しい価値を創造する」ことを目指しています。
- 現在は特に生命系の分子シミュレーションを中心的な研究ターゲットとしています。
- 現実系との対応における恣意性をできるだけなくすために、可能な限り「第一原理的」なアプローチをとっています。
- 医療や薬剤設計、環境問題や工学応用など、「実際の役に立つ」研究を志向しています。
- 内に向かって研究を突き詰めていくことと、外に向かって人々とコミュニケートすることの両方のバランスの取れた人材育成を目指しています。
- 国際的な場で通用する人材を育てるために、世界の様々な人たちと交流する機会をできるだけ設けています。
- 時間管理や研究のメリハリに関しては個人の責任と自主性を重んじています。
- 研究室の個々のメンバーには、長い人生を皆で幸せに生きるために、謙虚に我が身を振り返る気持ち、他人に対する思いやりや感謝の心といった、人としての基本的な姿勢を身につけてほしいと願っています。
求める学生・ポスドク
- 本研究室で行う研究においては、物理学、化学、生物学、医学、薬学、情報科学といった幅広い学問領域にわたる基礎知識を組み合わせて用い
ます。特に、計算化学、分子シミュレーションに関する知識は大学院レベル以上の研究を行う上では共通に求められます。但し、量子力学や統計力学、物理化学
等に関する基礎知識がある程度あれば、これらは研究室に入った後で修得していくことが可能ですし、生物学・医学・薬学等に関する知識は、研究テーマに応じ
て随時習得していただくことでよいと考えています。
- コンピュータやIT技術に関する知識については、勿論ある程度以上のリテラシーがあ
ることが望ましいですが、アレルギーさえなければ、研究活動の実際を通してOJT的に修得していけると考えています。また、線形代数や解析学などの数学リ
テラシーはあらゆる数理的な考え方や応用技術の基礎となりますので、大学時代にしっかりと学んでおくことを勧めます。
- 学問上の基礎知識
の習得に関する基本的な考え方は「研究テーマ・ドリブン」ということです。即ち、本人の意欲とやる気さえあれば、大抵の必要な知識は獲得できると考えてい
ます。先輩・同僚や共同研究者なども含め、そのための「師」を提供するシステムを本研究室では備えています。
- 知的好奇心が旺盛で、研究
を楽しめる人を求めます。また、将来自分はこういうことがやりたい、こうなりたい、という夢を語れる人を求めます。夢とビジョンとやる気があれば、たとえ
今までの経験や知識が乏しくとも、今日から新しい自分を創っていくことは可能です。本研究室は、将来の進路や就職先の相談も含め、そういった夢を形にして
いくお手伝いを研究活動を通して行っていきます。