入学者の活動

留学体験記 「志」3期生 農学部 中村咲 さん 

 私にとって長期留学は入学当初からの目標でした。高校時代に短期海外研修など国際的な活動に参加してきたこともあり、長期留学は憧れでした。実際に半年間の留学生活は毎日が充実していて、とても貴重な経験となりました。
 留学先のブリュッセル自由大学は、ベルギーの学生だけでなく、ヨーロッパ内外出身の学生もたくさんいました。そんな彼らと話をするだけでも、新しいことをどんどん知ることができました。同じ授業を取っていた生徒たちとは、放課後に一緒に勉強をしたり、出かけたり、休日には隣の都市や国に行ってみたりとたくさんの思い出があります。
 大学ではすべて英語での授業でした。特に最初はついていくのも大変なくらいでした。なので、最初のうちは毎回予習・復習をしていました。数週間たつと英語の授業にも慣れていきました。現地の大学のテストのスケジュールは日本とは大きく異なり、すべての授業が終わった後に1か月間のテスト期間が設けられました。授業も1回に3時間と、内容が盛りだくさんだったため、テスト期間中の勉強量はとても多かったです。
 ブリュッセルは治安も悪くなく、とても過ごしやすかったです。ブリュッセルの街ではフランス語が話されています。英語以外の言語にも触れられる機会も多くありました。ヨーロッパだと高速列車やバスなどを利用して安く、近隣の国に訪れることもできます。私はフランスやオランダ、ドイツに行きました。国境を超えると雰囲気がまた違い、興味深かったです。
 留学を終えて、英語力が向上しただけでなく、国際交流の楽しさや面白さも改めて実感しました。現地で出会ったいろんな人との会話を通して、他国を知るだけでなく、日本についても考えさせられ、視野が広くなったように感じます。
 この留学の経験をこれからの大学生活や卒業後にも活かしていけるように、今後も授業に加え、英語や国際交流に触れていきたいと思います。

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