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合同ゼミ

12月20日(日)に大阪市立大学と合同ゼミを行いました。

今年度は新型コロナウイルスの流行により中止が危惧されましたが、飯田先生や大阪市立大学の野田昌吾先生、合同ゼミ係の方々の尽力により、対面ではなくネット会議を通してではありますが開催に至りました。

今年度はネット会議を生かし、講師の方をお招きし、講義をしていただきました。




講師は成蹊大学の板橋拓己先生。国際政治史・ヨーロッパ政治史を専門にされており、前期の授業で扱った「ポピュリズムとは何か」(ヤン=ヴェルナー・ミュラー著、岩波書店、2019年)の訳者でもいらっしゃいます。



講義は「ポピュリズムを考える」と題して前掲のミュラー著をもとに行われました。

ポピュリズムはヒトラー政権やトランプ政権などを指して使われる言葉ですが、単なる大衆迎合政治やエリート批判ではなく、「真の人民」以外を非道徳的なものとして排除することで民主主義を損なう点が問題であるということがわかりました。



講義の後には質疑応答が行われ、
・ポピュリズムが日本でも起こるか
・ポピュリストが勢力を失ったことは過去にあるのか
等の質問が寄せられました。

議論の最後には参加者が一言ずつ感想を述べた後、飯田先生と野田先生からコメントをいただきました。





板橋先生、お忙しい中、講義をしてくださりありがとうございました。

野田先生、大阪市立大の皆さん、ありがとうございました。