神戸大学附属として

 神戸大学は,開放的で国際性に富む固有の文化の下,「真摯・自由・協同」の精神を発揮し、人類社会に貢献するため, 普遍的価値を有する「知」を創造するとともに,人間性豊かな指導的人材を育成します。

 以上のような使命を掲げる神戸大学の附属学校として,中等教育学校は設立されました。10学部15研究科を有する「知と人を創る異分野共創研究教育グローバル拠点」をめざす神戸大学と連携し,本校は教育活動を進めています。

神戸大学のビジョン

「知と人を創る異分野共創研究教育グローバル拠点」を目指して

 神戸大学は,「学理と実際の調和」を建学の理念とし,進取と自由の精神がみなぎる学府である。「真摯・自由・協同」の学風のもと,真理の探究と社会実装を旨として学問の継承と発展に寄与し,人々の智と徳を高め,もって社会の基盤を築き,産業・経済を活発にするとともに,さまざまな社会的課題解決に貢献してきた。

 この伝統を継承するとともに人文・人間・社会科学系,自然科学系,生命医学系諸分野における強みを社会に活かし,「知と人を創る異分野共創研究教育グローバル拠点」として進化・発展し続けることを神戸大学長期ビジョンとする。すなわち,世界最高水準の異分野共創型教育研究拠点を構築し,様々な連携・共創を高い次元で推進し,最大限にその力を発揮・挑戦し,現代及び未来社会の課題を解決できる優秀な人材育成と新たな価値とイノベーションを創出し,超高齢化,ポストコロナ,知識集約型デジタル社会に貢献する。

 教育においては,持続可能なこれからの新しい社会を豊かに生きるための多様性,国際性,卓越性と柔軟性の涵養を重視する。AI,IOT,ビッグデータ解析,ICT基盤をもとに大学の知的資源を最大限に活用し,新たな価値を創造し社会実装できる有能な人材を養成する。そのために,文理の枠を超え社会と協働し産官学共創による知識,能力,技術の実践的教育,価値創造教育,さらに数理データサイエンス教育を推進する。

 研究においては,独自性を重視し,知的活動や創造力によって真理を探求する基礎科学研究,あるいは,地域社会と共創した応用科学研究を遂行する。国際性と先進性のある神戸という地域に根差し,世界を見据えた本学に対する社会の期待に応えるべく,産業界,自治体等と共創し世界を牽引する開かれた卓越研究拠点を構築して,先端研究で優れた知とイノベーションを創出し,それらを社会に還元することによりSDGsが掲げる地球的諸課題の解決を目指す。さらに,多元化・複雑化・流動化する社会的変化や学術動向にも対応し得る適応力としなやかで強靭な継続的成長を促す持続力を強化し,研究力を高めレジリエンスのあるイノベーションエコシステムを構築する。

 そして,構成員一人ひとりが,教育研究・業務に持てる力を最大限に発揮できるダイバーシテイ&インクルーシブな環境づくりに取り組むとともに,学長のリーダーシップのもとガバナンスと経営の創造的改革により堅固で柔軟性の高い自律的な研究教育経営基盤を確立し,神戸大学全構成員の力を結集して学術研究・教育の未来を切り拓く。

高大連携事業

(1)神戸大学との主な連携事業

神戸大学教員からの指導助言・共同研究

本校では教育理論に関する様々な実験的研究ならびに実証を行っていますが,その多くが神戸大学教員の指導・助言を受けています。また,本校と神戸大学教員が共同で研究成果を発表することもあります。

神戸大学day

神戸大学全体及び各学部・研究科のガイダンスや講義を実施することにより,神戸大学への理解を深め,進路先として意識することを目的に実施しています。3・4年生は,自分の進路選択・課題研究の参考とします。
講義の前に,神戸大学理事・副学長による神戸大学の紹介が行われます。

神戸大学dayの様子

研究室インターンシップ

神戸大学各部局で行われている研究に,本校4年生が体験的に参加する「研究室インターンシップ」を開講しています。

研究室インターンシップの様子

KPアドバイザー

3~6年生の課題研究(総合的な探究/学習の時間)において,神戸大学大学院生が卒業研究アドバイザーとしてゼミ運営に協力します。授業の様子はKobeプロジェクトのページをご覧ください。

神戸大学の授業・講座への参加

「世界に挑む産業界・官界・政界トップリーダーによる連続リレー講座」(科目:教養原論(学部1年),総合科目Ⅰ(学部2年以上))を希望者が受講しています。それ以外の公開講座では,本校生徒が受講することが認められます。

神戸大学各部局の協力

本校の教育は神戸大学の様々な部局の協力に支えられています。以下に一例を示します。

神戸大学施設・設備の利用

入学式等の学校行事で神戸大学の施設を利用します。主な利用施設は「出光佐三記念六甲台講堂」,「統合研究拠点コンベンションホール」等です。
部活動でもグランド,テニスコート,体育館等の神戸大学の施設を利用することがあります。

教育実習生の受け入れ

神戸大学在学生のうち,中学校・高等学校教員免許取得をめざす大学生・大学院生のうち,100名程度を教育実習生として受け入れます。
教育実習生を対象に神戸大学が実施する事前指導・事後指導を本校教員が担当します。

教職実践演習への協力

中学校・高等学校教員免許取得希望者の必修科目である教職実践演習15回の授業のうち,10回の授業をのべ60名以上の本校教員が担当します。

(2)神戸大学との高大接続研究

現在準備中です。

教育実習

現在準備中です。

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