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古山雄一(English

イオンビーム科学グループでは主要な実験装置である静電加速器を用いて研究を行っています。

神戸大学、深江キャンパス

本静電加速器は、陽子、He、そして希ガスを除くほとんど全ての安定同位体イオンを10MeV程度の高エネルギーにまで加速できます。高エネルギーイオンビームを利用することで広範な物性科学研究ができます。

(1) 元素分析:ラザフォード後方散乱分光法(RBS)、弾性反跳粒子検出分析法(ERDA)、核反応分析法(NRA)、粒子励起X線分析法(PIXE)などにより、下記例のような分析が可能です。深さ方向の情報が得られることがこれら加速器分析法の特徴です。
・物質表面近傍の元素分布の分析:http://www.research.kobe-u.ac.jp/fmsc-pbe/www/theme.html#th1
・試料中の含有元素同定の研究例:http://www.research.kobe-u.ac.jp/fmsc-pbe/www/theme.html#th6

(2) 物質表面改質・機能性材料創製:エネルギーが局所に集中した放射線としての性質を利用しますが、他の放射線に比して物質貫通力が小さく、表面近傍のみにエネルギーを集中することができます。
・機能性材料創製の研究例:http://www.research.kobe-u.ac.jp/fmsc-pbe/www/theme.html#th4

(3) 中性子利用実験:本機は1億 neutrons/s程度の中性子を発生することがで きます。他機関における同様の装置の大多数は中性子発生が不可能なので、中性子利用実験を行えることは本施設の利点の一つです。

(4) これらを通じて、原子核・原子・物性物理学、ビーム科学、放射線化学、材料工学、電子工学、原子力工学、地球科学、考古学、生物学、環境科学など、極めて広範な分野で有力な実験機器となっています。

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