研究室紹介
研究室
学生部屋(418)
学生にとっては研究室での主な活動の場となる学生部屋を紹介します。入り口には研究のための専門書を保管している本棚が並んでいます。
議論のための大きいホワイトボードが設置されています。
メンバーには個別のブースが割り当てられます。
ゼミ室、プレゼンテーション室
ゼミなどで使用する、黒板の設置された部屋です。421 は研究集会などでも使用します。ゼミ室(419)
プレゼンテーション室(421)
学生の皆さんへ
4月に配属される新 B4 の学生へ
数学の研究室における活動について、ざっくりと紹介します。- 研究室に配属されたら、まずは研究を行うテーマと指導教員を相談して決めます。
希望通りになるかどうかは相談次第ですが、希望するテーマがある場合は積極的に申し出てください。 - 研究室での主な活動は、週に1~2回の指導教員との定期的なゼミを行うことです。
【ゼミの流れ(典型例)】
決まったテーマの内容に沿った教科書や論文を決め、そしてゼミを行う曜日を相談して決めます。
教科書や論文の決められた分をゼミまでにあらかじめ読み、整理してまとめてもらいます。
ゼミでは、準備をしてきた内容について発表してもらいます。
こうした活動を通じて、テーマに沿った内容を身に付けるだけではなく、数学を理解し、議論するための土台作りも行います。
ゼミの具体的な方法は指導教員によって異なります。 - 後期以降は進度にもよりますが、実際の卒業研究の課題を選ぶことを視野に入れて活動を進めていきます。
- 数学の文献を丁寧に理解し読み進めるのはなかなか大変です。
行き詰まったり、一人では解決できない問題に直面することもあるかもしれません。
ただし、一年間研究室で数学に向き合った後には、きっと配属された頃とは違う何かが見えるようになっているはずです。
当研究室への進学を希望する(所属外の)学生へ
- まずは研究したい内容にマッチする教員に直接連絡を取ってみてください。
- 進学の相談や、研究室見学なども歓迎です。
卒業論文・修士論文・博士論文
過去の卒業論文・修士論文・博士論文を紹介します。
2024年度
卒業論文
完全準同型暗号におけるBootstrappingの除去可能性
Riceの定理の拡張
数珠状グラフの彩色多項式の零点の有理性とProuhet-Tarry-Escott不定方程式系
修士論文
Analysis of some extensions of the pure logic of necessitation
2023年度
卒業論文
ハミルトンサイクルの存在性に関するDiracの定理の精査
最適確率測度の幾何的特徴付けに関するKieferの定理の精巧
スマリヤンの Truth and Provability に関する研究
Hilbert-Kamke問題とHausdorffの構成法
修士論文
ガロア体算術回路設計に対する形式検証手法の同期回路検証への拡張と検証ツールの実装
B型鏡映群不変な球面デザインの単体的特徴付けとHilbert恒等式
2022年度
卒業論文
On the completeness of some extensions of the pure logic of necessitation
ランダムグラフの部分モデル性に関連したグラフの構成について
修士論文
NP 問題の多項式時間近似困難性について
Stationary tower forcings and universally Baire sets
Cardinal characteristics at singular cardinals
採集原理のバリエーションとそのモデル論的性質による特徴付け
2021年度
卒業論文
集合論的対象及びその諸命題に対する Grothendieck Topos による再解釈と理論
PA を拡大する公理系の無矛盾性の強さがなす順序構造
修士論文
ある種のジェネリック構造のモデル完全性について
2020年度
卒業論文
量子論理と具体的な物理系
Hrushovskiの対数型関数について
中村ナンバーを用いた不可能性定理の証明
行列に付随する組合せ論的不変量に関する4次魔方陣の分類
修士論文
様相算術における選言特性と存在特性の同値性について
順序体の部分構造について
Analogy between Solovay model and forcing axioms