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八木浩平
八木浩平 YAGI Kohei
准教授|博士(農学)
略歴

1985年生まれ。東北大学大学院修了,博士(農学)。学生時代は、総合商社や植物油メーカー、配合飼料メーカーからなる輸入大豆のフードシステムの構造分析を行った。農林水産省農林水産政策研究所で、食料消費見通しや消費者行動、農産物流通等に関する研究へ従事し、現在、神戸大学大学院農学研究科食料環境経済学講座 准教授。

研究内容

輸入大豆のフードシステムと食料安全保障に関する定性的な研究や、国産農水産物や地域ブランド産品に対する消費者の行動、食生活と食品群・栄養素摂取の関係等に関する実証的研究に携わっています。
🔑キーワード:
フードシステム、植物油製造業、地域ブランド、消費者行動、食生活、栄養
📕主なテーマ:
自由貿易化に伴う輸入大豆のフードシステムの構造転換と食料安全保障に係る研究
食料・農水産物輸出拡大のための、日本産農水産物に対する海外の消費者行動の解明
地理的表示保護制度等の地域ブランド産品の認証制度への消費者評価に関する研究
食生活と、食品群・栄養素摂取との関係に関する研究

メッセージ

学生時代、インドネシアや日本の企業に聞き取り調査に行って、企業の行動原理を解き明かすことに面白さを感じ、研究の道に進みました。その後、研究所でアンケートや統計の解析方法を学び、新しい知見を提示する研究へ面白みを感じました。 世界的な人口増加や、新興国の経済発展、バイオ燃料生産の拡大など、国際的な食料を巡る環境は大きく変わっています。一方、日本では農産物輸入が拡大し、農業農村を取り巻く環境が大きく変化しています。皆さんは、これからの時代にどういった事柄に興味や問題意識を持っていますか?農業の現場や企業への聞き取り調査から、アンケートの解析、統計解析など、沢山の方法で、その問題意識へ取り組んでみましょう。