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小川景司

小川景司 OGAWA Keishi

助教|博士(農学)
Mail keishi.ogawaアットマークharbor.kobe-u.ac.jp
略歴

1993年生まれ。2022年,東京大学大学院 農学生命科学研究科 農業・資源経済学専攻 博士課程修了(農学)。同年,副専攻として,博士課程教育リーディングプログラム「活力ある超高齢社会を共創するグローバル・リーダー養成プログラム(GLAFS)」修了。博士課程在学中には,英国Newcastle Universityに客員研究員として滞在(2019年10月―2020年2月)。現在,神戸大学大学院 農学研究科 食料環境経済学講座 助教。

研究内容

経済的,環境的,社会的にバランスの取れた持続可能な農業経営を成立させる条件を明らかにするために,農業経営の経営戦略,ステークホルダー(利害関係者)との関係構築,農業環境政策等の実態と,効果的なあり方を検討しています。


🔑キーワード:
持続可能性,土地利用型農業,ステークホルダーマネジメント,農業環境政策,集落営農
📕主なテーマ:
環境保全型農業の普及条件の解明
集落営農法人の経営管理(事業選択,収益分配,人的資源管理,地域の関係づくり)
土地利用型農業経営の行動が農業の持続可能性に及ぼす影響の解明

メッセージ

「地球規模の環境・エネルギー・食料問題の解決に取り組みたい」というのが,私が農業経済学に関心を持ったきっかけでした。まずは足元のことから農業を知ろう,と考え,実家のある滋賀県でフィールド調査をするうちに,当初考えていたマクロなテーマ,対象から離れ,日本の水田農業の経営実態を主な研究対象としていました。しかし,「ここに解決の糸口がある」と強く感じています。 現場を見て,現場の声を直接聞くことで,問題意識やその捉え方が変わっていくことは非常に面白い経験です。それは,社会を見つめる自らの視点を身につけた,ということだと理解しています。身近な食と農を題材とするからこそ,自身の問題意識を追求し,独自の視点を身につけることができます。経験豊富な素晴らしい先生方が,皆さんの関心や挑戦を手助けしてくださるでしょう。私もその一助となるつもりです。