校長室の扉
「生徒の可能性は無限」です。どんなことでもできるわけではないですが、目標を設定しチャレンジすることは重要です。本校は「生徒の可能性」を支援する教育活動を推進していきます。校長室の扉は「生徒の可能性」実現のため開かれています。

2月5日(水)、サンテレビの「キャッチ+(プラス)」(17:05-18:00)の「部活中継」に本校ESS部が登場しました。リポーターは神戸大学出身の「ネイビーズアフロ」(「みながわ」さんは発達科学部:国際人間科学部、「はじり」さんは工学部)で、取材される側も取材する側も神戸大学関係者という非常に珍しい構成でした。
本校ESS部は英語ディベートに積極的に取り組んでいます。本校の英語教育と「Kobeポート・インテリジェンス・プロジェクト」(略称Kobeプロジェクト/KP)が基盤になっています。本校の英語教育は、政府が示した「成熟社会にふさわしい我が国の価値を海外展開したり、厳しい競争を勝ち抜く人材の育成」を目指し、授業を構成しています。このような英語の授業を経験することにより、ESS部の英語ディベートが素晴らしい成果を発揮しています。「KP」では、6年一貫でリサーチ・リテラシーを育成しています。本校の教育活動を通じて獲得した「力」を、生徒自身が使いこなす「力」を発揮し、好成績を残すことができています。利用する力、使いこなす力をしっかり身につけ、課題解決に役立ててもらいたいです。
今回の放送、YouTubeで視聴できます。「神戸大学附属中等教育学校 ESS部」
この番組で本校が取材されるのは、今回が4回目です。過去3回についてもYouTubeで視聴できます。
2019(令和元)年6月 「神大附属キャップ投げ野球」
2020(令和2)年 2月 「神戸大学附属中等教育学校 ESS部」
2022(令和4)年10月 「神戸大学附属中等教育学校 ASTA」

令和2(2020)年4月から本校はスーパーサイエンスハイスクール(以下、「SSH」)基礎枠に指定されています。御承知のように、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策として、全国の学校で登校できない時期に、本校のSSH事業はスタートしました。それから早5年が経過しようとしています。「生涯を通じて新たな価値を創造し続ける文理融合型人材の育成 ― Education for 2070 ―」を研究開発課題に掲げ、全力で取り組んできました。
5年間、本校は何ができ、何ができなかったのかを十分に検証し、現在第2期採択に向け申請中です。12月に申請書を提出、本日1月29日(水)にヒアリングを終え、後は審査結果を待つのみです。様々な準備を進めていただいた先生方、第1期SSH事業に御協力いただいた多くのみなさまに感謝するばかりです。また、5年前は文部科学省でヒアリングが行われましたが、今回はリモートで行われました。この期間の大きな変化を実感するヒアリングでした。
3月中下旬に結果発表があります。結果がわかり次第、報告させていただきます。
来月2月8日(土)に「SSH報告会・授業研究会」を開催いたします。御都合がよろしければ、ぜひとも御参加ください。
1月20日(月)午後に入学適性検査を実施し、1月23日(木)11時に合格者の受検番号を発表しました。受検生にとっても、御家族にとっても緊張した時間が続いたのではないでしょうか。本日1月25日(土)10時から第1回入学予定者招集を開催いたしました。本校への入学を希望する受検生と保護者のみなさまにお集まりいただき、入学手続の説明をいたしました。第2回入学予定者招集は3月26日(水)10時を予定しています。小学校を卒業し、たくましくなった入学予定者と出会えることを期待しています。
今回の入学適性検査で問題文の一部に誤りがありましたこと、心よりお詫び申しあげます。このような問題が生じないよう、細心の注意を払い業務にあたってまいります。

1月20日(月)、17回生を迎えるための入学適性検査を神戸大学鶴甲第1キャンパスで実施しました。連携適性検査(神戸大学附属小学校児童)に50名、一般適性検査(神戸大学附属小学校以外の児童)に685名、計735名の児童のみなさんが受検しました。日頃の学習の成果を全力で発揮したことと思います。合格発表は1月23日(木)11時を予定しています。
「みらいの後輩」のために55名の在校生が入学適性検査運営の補助をしてくれました。自身の受検の時を思い出し、「みらいの後輩」たちのために接してくれたことと思います。受検生にとって在校生の姿は、「あこがれの先輩」としてうつったでしょうか。
受検生のみなさん、体調に気をつけ、残りの学校生活を充実させてください。

平成7(1995)年1月17日(火)5時46分、兵庫県南部地震が発生し、6,400名を超える方々が犠牲となる、阪神・淡路大震災になりました。当時、このような地震が発生し、大震災が生じることは、誰も考えていませんでした。
本校前身校の1つ、附属住吉中学校・小学校は、本校の敷地にありました。生徒、児童及び職員に犠牲者はいませんでした。しかし、御家族をはじめ、身近な人がお亡くなりになる経験をした人は、少なからずいました。
増築した校舎1棟(4教室)が全壊となり、荷物を取り出すために立ち入ることもできないまま、建て替えることとなりました。3月までは学校で授業をすることができず、当時の神戸大学発達科学部の教室を借りて、通学できる生徒たちが集まることとなりました。卒業式も発達科学部の教室で行いました。4月になって、ようやく学校での授業を再開することができました。
あの日から30年が経過し、そのなかで平成21(2009年)4月、神戸大学附属中等教育学校はスタートしました。地震から14年後のことです。それから16年が経過し、本校は「みらいの学校のモデル」をめざし、前進を続けています。卒業生は、グローバルキャリア人として、「みらいの社会」に貢献できるようになってもらいたいです。
1月20日(月)、17回目の入学者を迎え入れるための入学適性検査を実施します。受検生のみなさんは体調管理に留意され、日頃の力を発揮していただきたいです。
阪神・淡路大震災でお亡くなりになった方々に祈りを捧げるとともに、今の時代に生きるすべてのみなさまの幸せを強く祈念します。
新年、あけましておめでとうございます。
令和7年(2025)年がスタートしました。今年は、阪神・淡路大震災から30年、第二次世界大戦終結から80年を迎えます。私たちが未来に向けて考えなければならないことは山積しています。一気に解決できることは困難ですが、ひとつずつ解決に向けて前進していく所存です。「みらいの学校」のモデルとなるよう、多くのみなさまの御支援をいただき、今年も教育活動を推進してまいります。
1月20日(月)、入学適性検査を実施します。受検生のみなさんは体調管理に留意され、日頃の力を発揮してください。

12月26日(木)、法政大学を会場にスーパーサイエンスハイスクール情報交換会が開催されました。
第1期5年次の本校は、第1期4年次の鳥取県立鳥取西高等学校、第1期2年次の札幌市立札幌旭丘高等学校、京都市立京都工学院高等学校、第1期1年次の山脇学園中学校・高等学校と同じ協議班になりました。どの学校も手探り状態で、スーパーサイエンスハイスクール事業の第1期に取り組んでいることがよくわかりました。国立、県立、市立、私立でSSH事業に対する学校の考えが微妙に異なることもよくわかりました。
京都市立京都工学院高等学校は副校長として出席した昨年度のスーパーサイエンスハイスクール情報交換会でも同じ協議班でした。2つの工業高校の再編により成立した学校で、工業系学科と理数系学科を設置する学校です。複数の学校の再編・統合により成立した学校という点では本校と共通点があります。
スーパーサイエンスハイスクール事業、今年度で第1期の5年が終了します。先日、第2期申請の手続を行いました。第2期・第3期と継続できるよう、持続可能なSSH事業として取り組んでいきたいです。

一般社団法人パーラメンタリーディベート人財育成協会(PDA)が主催する第10回PDA高校生即興型英語ディベート全国大会2024が12月24日(火)~25日(水)、東京大学(生産技術研究所 コンベンションホール)とオンライン(Zoom)のハイブリッド開催されました。本校ESS部もオンラインで参加しました。
本校ESS部、第9回大会は準々決勝進出、第8回大会は準決勝進出、第6回大会は第3位とこれまでも好成績を残しています。今回の第10回大会では、優勝経験のある筑波大学附属駒場高等学校や聖光学院高等学校を破り、優勝しました。出場した部員はもちろん、指導する教員、支援していただく保護者や卒業生のみなさまの力が結集した結果と考えています。
ESS部は、12月21日(土)~22日(日)には、一般社団法人 全国高校英語ディベート連盟(HEnDA)が主催するHEnDA 第19回全国高校生英語ディベート大会 in 岡山(準備型)でもベスト8(準々決勝進出)の好成績を残しています。
本校の部活動、新たな体制への移行を目指しています。いろいろなみなさまに協力いただくことにより、生徒の課外活動は豊かなものになります。今後とも多くのみなさまに御支援及び御協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。
2学期制を採用している本校ですが、12月25日(水)~1月7日(火)まで冬季休業期間になります。
冬休み初日の本日12月25日(水)に「『課題研究』指導オンライン交流会」を開催しました。今回も全国から50名を超えるみなさまに参加いただきました。今回は次の4つの分科会に分かれ、有意義な情報交換を行うことができました。みなさまからいただいた声を本校の指導、そして参加いただいたみなさまの学校での指導の一助になれば幸いです。
A 人文・社会科学系の研究の指導について
B 自然科学系の研究の指導について
C 初めて探究学習を担当する先生方
D 探究学習をコーディネートしている先生方
参加いただいた先生方に心より御礼申しあげます。
今日12月19日(木)、この冬一番の寒さでした。朝は六甲山がうっすら雪化粧していました。インフルエンザ、マイコプラズマ、COVID19、いろいろな感染症に気をつけ、日々の教育活動を進めてまいります。6年生は共通テストまで残り30日、体調には十分に気をつけてもらいたいです。

令和6(2024)年度 兵庫県統計グラフコンクールで本校生徒3名が「特選」を受賞しました。
中学生以上が応募できる3部門[第4部(中学生の手描きの部)、第5部(小学生、中学生のパソコン統計グラフの部)、第6部(高校生以上の手描き及びパソコン統計グラフの部)]、すべての「特選」を本校生徒が独占しました。第5部、第6部の作品は、全国でも入選することができました。
例年は兵庫県統計グラフコンクールの授賞式が開催されますが、今年度は5年に一度の「兵庫県統計大会」の年にあたります。「兵庫県統計大会」は、永年統計調査に従事した功績顕著な統計調査員、統計グラフの作成を通じ、統計調査への理解を深めることを目的に実施した「統計グラフコンクール」入賞者などの功績をたたえ表彰を行い、統計グラフ全国コンクール入選作品制作者が発表します。本校1年生、4年生の2名が見事な発表を行いました。
本校ではひとりひとりがテーマを設定し研究に取り組む学習を平成21(2009)年の学校設立以来、継続しています。今回受賞した13回生4年生、16回生1年生もそれを継承・発展させています。また、11回生6年生代表者の論文を「神戸大学学術成果リポジトリ」(KERNEL)を通じて公開しています。よろしければ御一読ください。

「ひょうご教弘」(公益財団法人 日本教育公務員弘済会兵庫支部)様より、教育文化事業の1つとして、チューリップの球根をいただきました。ボランティ委員の生徒たちにより、球根を植え終わりました。冬の寒さに負けないよう、A棟南側の日当たりのよい場所で大切に育てています。来春、心を和ませるような花が咲くことを期待しています。

本校には「三者協議会」という企画があります。「三者」というのは、保護者、教員、生徒を示します。「PTA」とは異なり「PTSA」(Parents Techers Studens Associatin)とよぶこともあります。三者が平等な立場で、本校をよりよいものにするために話し合うことができる場と位置付けています。本校の生徒、保護者、教員であれば誰でも参加することができ、参加者は他者への敬意を守る限り自由に発言することができます。また、議決機関ではありません。
2019年12月に第1回が開催され、今回が第4回になります。
今回の題材は以下のとおりです。
(1) 兎原祭の食販について(兎原祭実行委員長より)
(2) 制服について(生徒会執行部より)
(3) 休日等の部活動を学校管理外活動に移行することについて(生徒部より)
(4) 諸活動・学校管理外活動ガイドラインについて(総務担当より)
(5) 休日の施設の利用(施設使用規則)について(総務担当より)
(6) 学校施設破損処理に関する申合せ事項について(総務担当より)
今回の参加者は、保護者23名、生徒6名、教員6名でした。生徒会長の進行のもと、活発な議論が行われました。予定していた時間はあっという間に過ぎてしまいました。終了後も三者の意見交換は続きました。教員の発想とは異なる視点からの意見は参考になるものが多いです。
出席いただいた方々には感謝申し上げます。
より多くの意見に耳を傾け、学校運営を進めていきます。

12月11日(水)、宮城県仙台第三高等学校2年生約40名がのみなさまに訪問いただきました。仙台第三高校はSSH第3期4年次の高等学校です。今回は高校2年生の修学旅行のプログラムの1つとして、本校を訪問してくださいました。2限~4限まで本校5年生の授業に参加していただき、昼食後、午後の時間は本校生徒と課題研究の発表を通じ、交流を深めました。
本校の「4学年協同ゼミ」に仙台第三高校のみなさんに加わっていただき、各ゼミで双方の生徒が発表、質疑応答を行いました。
同世代の生徒どうしの交流、わずかな時間でしたが、充実したものになりました。今年度は、福島県立福島高等学校と宮城県仙台第三高等学校のみなさんに訪問いただき、交流を深めることができました。

11月29日(金)、宮崎県串間市で第23回全国中高一貫教育研究会が開催されました。本校は役員校でもあり、研究会に参加しました。
今回の主管校は宮崎県立福島高等学校です。人口約15000人の串間市にある唯一の高等学校で、串間市立櫛間中学校と、連係型中高一貫教育を推進しています。串間市は人口減少が続いており、市内の6校の中学校を1校に再編・統合し、そのうえで連係型中高一貫教育を開始しました。過疎化が進む地方の重要なモデルといえます。
中等教育学校、併設型中高一貫校、連携型中高一貫校、それぞれの校種ごとに分科会で研究協議を行い、有意義な情報交換を行うことができました。
来年度第24回全国中高一貫教育研究会は、神戸龍谷中学校・高等学校が主管校となり開催される予定です。

2022(令和4)年度に開始した Learners' Agora 第1期工事に続き、今年度は第2期工事を行っています。施設の工事は9月に終了していましたが、什器類をはじめとする設備の購入がなかなか進まず、使用に至っていませんでした。本日11月25日(月)から「図書室Ⅱ」の利用が始まります。これにより図書室のスペースは従来より倍増します。また、図書室Ⅱは1クラス40名を収用し、授業もできるようになっています。図書室のスペースが2倍になったことに加え、本校3年生以上の生徒は神戸大学附属図書館9館すべての図書を利用できます。webで検索し貸出手続を行えば、本校図書室で貸出・返却ができます。
Learners' Agora は、本校生徒が自由に集まり、学びを深める場です。図書室を含め、現在は教室棟(C・D・E棟)1階をそのようなスペースに改修しています。今後、他のフロアにもLearners' Agora を拡大していく予定です。なお、今回の第2期工事で、神戸大学生協附属学校ショップ(購買部)も移転しています。購買部とリフレッシュスペースをあわせたエリアは、生徒が「Rabbit’s Square」と名付け、登校時から下校時まで利用できるようになっています。本校校舎は古い建物ですが、生徒たちが過ごしやすいスペースとして改修していきます。

11月22日(金)午後、英語科授業勉強会を開催しました。
日々の授業について学びのある会、様々な教育実践活動を共有する機会をめざし、本校英語科が毎年この時期に開催しています。今日も神戸大学の横川博一先生を指導助言にお迎えし、1年・3年・4年・6年の授業公開、情報共有を行いました。各地から約20名のみなさまに御参加いただき、ありがとうございました。
本校では、12月25日(水)に「『課題研究』指導オンライン交流会」を開催します。また、2月8日(土)には「授業研究会」「SSH報告会」を開催します。多くのみなさまの御参加をお待ちしています。

11月21日(木)、カナディアン・アカデミーの生徒11名が本校を訪問しました。本校4年生の授業に参加し、交流を深めました。
カナディアン・アカデミーは1913(大正2)年に現在の神戸市灘区青谷町(王子公園のすぐ北側)で開校しました。王子公園の整備事業の影響もあったのか、1920年代には神戸市灘区長峰台に移転します。その後、1990年に現在の神戸市東灘区六甲アイランドに移転します。神戸市立長峰中学校は、隣接していたカナディアン・アカデミーの敷地と施設の一部を引き継いでいます。
日本のインターナショナルスクールとしては、最古の部類に入り、京阪神地域在住の幼稚園から高校生の生徒を受け入れています。IB(国際バカロレア)、WASC及びCISに認定されており、卒業生は世界各国の大学に進学しています。
本校は神戸市東灘区の山、カナディアン・アカデミーは海と好対照に位置し、約10年前から相互に訪問する形で交流しています。本校からカナディアン・アカデミーのある六甲アイランドはよく見えます。カナディアン・アカデミーのある六甲アイランドから本校も見えます。
海外の学校と交流するメリットも大きいのですが、身近な地域にあるインターナショナルスクールとの交流のメリットも大きいです。自分たちの近くに外国の方々(自分と様々な点で背景の異なる方々)が生活しているということを実感できる、多様性について考えるいい機会になります。
4月には本校生徒がカナディアン・アカデミーを訪問し、今回はカナディアンアカデミーの生徒に訪問していただきました。文化祭・学園祭にも相互訪問しています。今後もカナディアン・アカデミーとの交流を継続していきます。

今週に入り、一気に秋の気配が深まっています。「四季」から「二季」に変わってしまうのではないかという声も聞く昨今です。天気予報では紅葉の話題も多く、六甲山は紅葉真っ盛りと報道されています。六甲山麓に位置する本校の樹木も紅葉にふさわしい雰囲気です。
本校の樹木、現在地に移転した1938(昭和13)年以降に植栽されたものか、それ以前からのものかは定かではありません。しかし、大木がそれなりに残っており、維持・管理はそれ相当の負担があります。
昼間は心地よい暖かさのある日が続いています。そのせいでしょうか、明日11月21日(木)はカナディアンアカデミーの生徒たちが、明後日11月22日(金)は英語科授業勉強会のために多くの先生方が、本校を訪問していただく予定です。

11月17日(日)、神戸大学附属住吉東京同窓会が開催されました。
本校卒業生が入会する同窓会は「神戸大学附属学校園同窓会」です。なぜ「附属学校園同窓会」という名称なのか、大きく2つの理由があります。1つは、中等教育学校卒業生が中心になって神戸大学の全附属学校園の同窓会組織に発展させたいという思いがあるからです。もう1つは、本校前身校の複雑な経緯と関係があります。住吉地区と明石地区の附属小学校が本校前身校の淵源になります。明石地区の附属小学校は幼稚園を併設、特別支援学校の前身校でもあります。本校はそのような形で、すべての附属学校園と関係があるという点です。
これら多くの学校園のなかで、いわゆる「同窓会」は大きく2つありました。1つは「神戸大学附属住吉校同窓会」です。これはもともと「神戸大学附属住吉小学校同窓会」と「神戸大学附属住吉中学校同窓会」という2つの組織でしたが、会員の多くが重なっているということもあり、統合されました。もう1つは「ユーカリ会」です。これは附属明石中学校卒業生が組織する同窓会です。附属明石小学校卒業児童の同窓設立されてから14年の長い期間をかけて、「神戸大学附属学校園同窓会」に再編されました。
「神戸大学附属住吉東京同窓会」は「神戸大学附属住吉校同窓会」の下部組織ではなく、友好団体です。附属住吉に関係する首都圏在住の卒業生が自発的に集まり組織されています。ゆるやかな会則があり、本校卒業生で首都圏の大学・企業に進学・就職している者が会員として参加しています。すでに前身校の卒業生はいませんので、新たな会員は本校卒業生のみです。今回の会合にも本校卒業生は26名参加し、全参加者の2割を占めています。前身校の卒業生で最も若い世代は48歳で、本校1回生とは20歳の年齢差があります。前身校の卒業生は20年間空白の状態です。全国の同窓会でもこのような空白の世代が課題になっています。本校卒業生は空白の世代が生じないよう、ネットワークをしっかり作っていってもらいたいです。
東京同窓会のみなさまの御健勝と御発展をお祈りいたします。

全国の注目を集めた兵庫県知事選挙は11月17日(日)が投票日でした。本校の「Leaners' Agora」は東灘区選挙管理委員会が開設する投票所の1つとして、地域の人々が投票に訪れます。
本校でも生徒を対象に兵庫県知事選挙の模擬投票を行いました。
「校内自治における選挙とそれに対する生徒の関心」をテーマに研究を進めている5年生が中心になり、模擬投票を企画しました。模擬投票の有権者は本校生徒全員です。事前に投票券にあたる模擬投票について記載したプリントを全校生徒に配信しています。東灘区選挙管理委員会と交渉し、選挙広報と模擬投票用紙をいただき、投票所セットと投票箱も借りることもできました。本校の模擬投票は11月14日(木)・15日(金)の2日間で実施しました。投票所セットのパーテションと記入台は、11月17日(日)の兵庫県知事選挙投票日には「Leaners' Agora」に設置され、地域の有権者のみなさまが利用することとなりました。協力いただきました東灘区選挙管理委員会のみなさまに感謝いたします。
模擬投票の分析は生徒が行い、今年度末までに論文にまとめる予定です。またその内容は、来年4月に開催するポスター発表会で報告予定です。興味のある方、御都合のつく方はポスター発表会(課題研究合同発表会)に御参加ください。開催要項は、本校HPを通じてお知らせします。

本校では,春学期・秋学期に1回ずつ、「基礎期授業参観週間」を設けています。「基礎期」というのは、小学校を卒業し本校に入学した1・2年生のことです。学校生活になじんでいく2年間と位置づけています。
「授業参観週間」の期間は、月曜~金曜までの5日間(今回は水曜~火曜)になります。この期間、自由に保護者のみなさまに日常の授業を参観していただきます。学校として特別な準備をするのではなく、本当に日常の授業を参観していただきます。授業の進め方に感心していただく場合やがっかりする場合もあると思います。しかし、試行錯誤しながら教員が生徒たちの成長を支援していることは感じていただくことができていると思います。
本校では、1・2年を「基礎期」、3・4年を「充実期」、5・6年を「発展期」と位置付けています。「基礎期」では小学生から中等生に成長し、「充実期」では学校の中核として活躍し、「発展期」では「あこがれの先輩」として後輩を指導し、卒業後のステージに邁進していきます。

11月13日(水)、髙島 崚輔 芦屋市長 をお招きし、FIT Lecture 「最年少市長と語る未来 ―キャリア・海外・政治―」を開催しました。1年~6年までの約100名が参加し、髙島市長の講演と生徒3名を加えたパネルディスカッションを行いました。
髙島市長は講演で、「『好きなこと』には正直であろう」と生徒に話してくれました。ハーバード大学出の学びを経験して、「自分を主語に考え、行動する」ことが必要と考えるようになったことや、「好きなことじゃなきゃ、自分を主語にできない」、「好きを言葉に、好きを形に」というスライドを示し、表情豊かに、生徒たちの笑いを多く誘いながら、お話しいただきました。
パネルディスカッションでは、6年生が教育、5年生が芦屋市のインターンシップと市長の仕事、3年生が芦屋市の喫煙所について質問しました。
質疑応答では、3年1名、6年3名の質問に対し、真摯に回答していただきました。
終了後も長蛇の列をつくる生徒の質問に対し、ひとりひとりに真摯に回答していただきました。
髙島市長、御多忙のなか本当にありがとうございました。

11月12日(火)、神戸文化ホール大ホールを会場に音楽祭を開催しました。
音楽祭は、文化祭(兎原祭)、体育祭とともに、生徒会が主催する三大行事です。約1年前に実行委員長が生徒による選挙で選出され、実行委員会が動き始めます。実行委員会と生徒会執行部が協力し、1年後の音楽祭に向けて準備を進めていきます。実行委員会は、少しずつ工夫を重ね、よりよい音楽会を作り上げていきます。教員も支援しますが、主役は生徒です。
今年度は,保護者の皆様に加え、一般のみなさまにも御鑑賞いただくことができるようにしました。開場時刻の12時段階で文化ホール入口は長蛇の列となり、東側の公園まで開場待ちの列が続きました。多くのみなさまに御鑑賞いただきましたこと、心より感謝申しあげます。
今年度の新たなプログラムとして、実行委員会の提案で全校生徒による校歌合唱が加わりました。校歌は斉唱が一般的ですが、本校の校歌は四部合唱で構成されています。全校生徒による校歌合唱は迫力があり、生徒ひとりひとりが学校を大切に思っていることがよくわかります。
来年度の音楽祭は11月20日(木)に開催する予定です。御都合がよろしければ,ぜひとも御鑑賞ください。
最後に、プログラムに掲載されている実行委員長挨拶を紹介します。
ついに音楽祭本番となりました! 今年のテーマである「sfz」には、ある音符もしくは和音に強いアクセントを与えるという意味があります。
それぞれの団体がアクセントとなり、音楽祭が盛り上がることで、みなさんの心に残る演奏になることを願っています。これまでの練習の成果を存分に発揮し、ホールでの演奏を楽しみましょう!
音楽祭はまだまだ発展段階にあり、実際今年度からの新たなプログラムも取り入れています。さらに進化した音楽祭の魅力を感じていただければ幸いです。
ご来場いただいた皆様、本日はお忙しいなか、音楽祭にお越しいただき誠にありがとうございます。生徒が一体となって作り上げるステージをどうぞごゆっくりお楽しみください。

今年度、A日程(6月17日(月)~7月5日(金))とB日程(10月21日(月)~11月11日(月))の2期に分けて教育実習生を受け入れています。教員免許取得の希望状況、他の校種での実習状況により、2週間か3週間かが決まります。
A日程では神戸大学の学生・大学院生が25名、本校卒業生が5名の計30名、B日程では神戸大学の学生・大学院生が25名、本校卒業生が3名の計28名、年間で58名が教育実習を行っています。一般の学校よりは多いですが、教員養成系大学・学部の附属学校と比較すると少ないです。
附属での実習は「毎日遅くまでたいへんそう」というイメージがつきまとうかもしれません。実際のところ、本校の教育実習生は17時15分に退勤するよう指導しています。教育実習の目的を達成するために、遅くまで残らなければならない状況は、目的設定に問題があると考える方が自然ではないでしょうか。
従来の活動に批判的検討を加えながら、よりよい教育活動を目指しています。
教育実習生のみなさん、体調に気をつけ、最後までがんばりましょう。

10月26日(土)・27日(日)、埼玉県さいたま市のソニックシティ大ホールで第77回全日本合唱コンクールが開催されました。本校コーラス部(前期課程・後期課程)も関西地区代表として出場しました。
前期課程 中学校部門・同声合唱の部 金賞・さいたま市長賞(全国2位)
後期課程 高等学校部門Bグループ(33人以上) 銀賞
後期課程が出場した高等学校部門出場校の大半は高校3年生まで出場しています。また、本校は1学年3クラスの小規模校ですが、他校は学校規模が本校よりも大きいです。本校は5年生までの2学年のメンバー構成です。圧倒的劣勢のなか、銀賞受賞は本校コーラス部の実力を示すものです。
本校の部活動は、令和8(2026)年度より休日等(長期休業中を含む)の活動を学校管理外活動として実施する準備を進めています。団体ごとに、保護者のみなさま、地域のみなさま、卒業生のみなさま、多くのみなさまの協力を得ながら、少しずつ準備を進めています。今後とも御理解及び御協力のほどよろしくお願いいたします。
10月23日(水)、スポーツ庁から平日についても地域移行案が示されています。本校の部活動のあり方についても、再検討の必要があります。多くのみなさまの御協力、よろしくお願いいたします。
昨日10月21日(月)より、教育実習B日程が始まっています。
本日10月22日(火)は、「課題研究」指導研修会を開催しました。遠隔地の方々を含め60名以上の先生方に御参加いただきました。ありがとうございます。主な内容は、以下のとおりです。
「4学年協同ゼミ」の参観:社会科学・AI 講座
授業者からの報告
安松 健 先生(大阪教育大学 理数情報教育系 特任准教授、株式会社エボルブ Chief Assemblage Officer、産業技術総合研究所人工知能技術コンソーシアム 知識・データ融合 WG リーダー)による指導・助言
情報交換と共有
今回は、生成AIを探究的な学びにどのように取り入れていくかという点について、多くのみなさまから御意見をうかがいました。日進月歩で進んでいくAIの世界、教育の場面でどのように利用していくか、重要な課題です。本校は、課題研究の指導で多くの障壁と対峙してきていますが、生成AIも大きな障壁です。
12月25日(水)に「『課題研究』指導オンライン交流会」を開催予定です。本校に今年度着任していただいた先生方に、課題研究の指導にどのように関わっていただいているか、率直な声をお伝えしたいと思います。後日、HPを通じて御案内させていただきますので、御参加のほどよろしくお願いします。

10月16日(水)、王子スタジアムを会場に令和6(2024)年度体育祭を開催しました。天気に不安がありましたが、ほとんど影響なく開催できたのは、実行委員会の生徒たちのがんばりに天気が応えてくれたのでしょう。
6学年で行う体育祭、王子スタジアム行う体育祭は、今回で4回目です。令和3(2021)年度体育祭から始まりました。毎年、実行委員会の生徒たちが工夫を凝らし、スポーツが得意な生徒も、不得意な生徒も、スポーツを楽しむ、スポーツに親しむ体育祭をめざしています。今年は、過去3年間プログラムに予定されていながら、時間の関係で実施できなかった「大玉」を実施することができました。閉会式での実行委員長の挨拶でも、そのことに触れていました。プログラム最後の種目として実施した「大玉」、1年~6年までの全校生徒が参加できる競技になっていました。全学年の1組が赤、2組が黄、3組が青の大玉を運ぶ競技です。1年生⇒6年生に、6年生⇒1年生にという風に工夫されていました。
王子公園再整備のため、来年度の体育祭は王子スタジアムでは実施できません。新たに組織される生徒実行委員会が、今後の体育祭がよりよいものになるよう協議を重ねていきます。

10月15日(火)、福島県立福島高等学校の高校2年生80名に訪問いただきました。福島高校はSSH第4期3年次の高等学校です。今回は高校2年生の研修旅行プログラムの1つとして、本校生徒と課題研究の発表を通じ、交流を深めました。
本校の「4学年協同ゼミ」に福島高校のみなさんに加わっていただき、各ゼミで双方の生徒が発表、質疑応答を行いました。本校は生徒ひとりひとりが個人研究を行っているため3年生~6年生まで30名が、福島高校はグループ研究を行っているため80名が24グループに分かれ、10のゼミで発表しました。
同世代の生徒どうしの交流、わずかな時間でしたが、充実したものになりました。

10月14日(月)、入学式と同じ会場、神戸大学出光佐三記念六甲台講堂で一般適性検査出願説明会を開催しました。500名を超えるみなさまにお申込みいただき、午前と午後の2回に分けて実施しました。当日の様子は、後日本校YouTubeチャンネルを通じて公開予定です。
本校の説明会は校長挨拶からではなく、生徒会による説明から始まります。今回は、生徒会⇒副校長⇒校長という順に説明が進んでいきました。
本校の教育方針を説明した後、募集要項にもとづき、出願手続、検査当日の注意事項、合格発表及び入学予定者招集について説明するのが校長の役割でした。校長の説明については当日用いた資料を公開しています。
さっそく多くの参加者のみなさまからアンケートに御協力いただいております。そのなかで、宿泊行事と部活動についての質問がございましたので、補足させていただきます。
(1) 宿泊行事(学年全体で行う研修旅行、修学旅行)について、「ゼロベースで検討をしています」と説明いたしました。単純になくすだけではなく、「みらいの学校」のモデルになるような方向で検討を進めてまいります。学年全体で行う宿泊行事のあり方を見直し、生徒ひとりひとりの学びに資する研修を実施できるような方向で検討を進めてまいります。なかなか、生徒及び保護者のみなさまと協議を重ねながら、新たな本校のスタイルを定めていく予定です。
(2) 部活動については、公立中学校が令和8(2026)年度から地域移行することを、令和4(2022)年に政府が発表しています。神戸市は令和6(2024)年6月末に平日を含めた地域移行を発表しています。本校は平成30(2018)年から、生徒の自主活動の保障と教員の勤務の適正化を実現する方策として、「学校管理外活動」への移行の協議を開始しています。新型コロナウイルス感染症の影響で、協議が進まない状態が続きましたが、昨年度から移行に向けて各団体ごとに準備を進めている途中です。前述のとおり、生徒の自主活動の保障と教員の勤務の適正化を実現する方向で各団体が準備を進めておりますが、団体によっては部員の保護者のみなさに協力をお願いする場合もあります。どのような協力をお願いするかは、各団体より事前にお知らせするようにいたします。
本校は「みらいの学校」のモデルをめざし、神戸から日本全体に、そして世界に向かって進んでいく教育活動を進めてまいります。

10月7日(月)、秋学期始業式を行いました。全校6学年の生徒が第1アリーナに集まり、校歌を合唱する式は2019(令和元)年10月以来、5年ぶりのことです。6年生以外の生徒にとっては初めてのできごとです。教員も生徒も慣れない様子で進んでいった始業式でした。
始業式終了後、全校集会を行い、体育祭、音楽祭の諸連絡、ASTAからの連絡がありました。ASTAからは廃止される班と新たに設立される班が発表され、21の班が活動していることが確認されました。
以下、始業式での講話の要旨です。
今日から秋学期です。8日間の探究週間、春学期を振り返り、秋学期の準備を整えることはできましたか。スタートは大切です。出遅れている人は焦らず、準備を整えスタートしてください。
秋学期が始まるにあたり、ひとこと伝えます。
知っている人も多いと思いますが、今週はノーベル賞ウィークです。本日10月7日(月)の医学・生理学賞に始まり、来週14日(月)の経済学賞まで、6分野にわたり、受賞者が発表されます。
ノーベル賞受賞者を複数輩出している大学を知っていますか。東大、京大、名大だけです。それでは5名以上輩出している大学を知っていますか。東大と京大だけです。神戸大学は、残念ながら山中伸弥先生ひとりだけです。それでは、ノーベル賞受賞者を複数輩出している高校を知っていますか。京都府立洛北高等学校だけです。それではノーベル賞受賞者を複数輩出している小学校を知っていますか。本校の前身校の1つである兵庫師範学校附属小学校、附属住吉小学校だけです。ひとりは、1973年にノーベル物理学賞を受賞された、江崎 玲於奈先生。もうひとりは、2001年にノーベル化学賞を受賞された野依 良治先生です。本校はノーベル賞に最も身近な学校といえるかもしれません。
ノーベル賞受賞者の先生方が、成績優秀で順風満帆に過ごしているわけではありません。「Trial and error」を繰り返し、ノーベル賞受賞の業績にたどり着いています。失敗を恐れてチャレンジしない選択もあります。しかし、失敗を恐れてチャレンジしない先に何があるでしょうか。明るい人類の未来があるとは思い難いです。今の私たちの暮らしがあるのは、多くの先人たちのチャレンジのおかげではないでしょうか。失敗を恐れてチャレンジしない選択を否定することはありません。「みらいの学校」のモデルをめざす神戸大学附属中等教育学校の生徒のみなさんのなかで、失敗を恐れずチャレンジする気持ちをもつ人が、ひとりでも多く出てくることを期待します。
これからの季節、日没がどんどん早くなります。17時頃には暗くなります。下校時には、十分に注意してください。秋学期、来週の体育祭、来月の音楽祭と行事が続きます。体調に気をつけて、学習と行事のメリハリをつけて過ごしてください。

10月4日(金)、本校を会場に、兵庫県が中学校運動部活動の地域移行を見据えた地域スポーツ活性化の取組として推進する、「トップアスリート指導者派遣プロジェクト」を開催しました。前日・当日の降雨のためグランドを使用することができず、本校体育館第2アリーナに会場を変更し、雨天バージョンでの実施となりました。
兵庫県県民生活部スポーツ振興課の森鼻崇文副課長の進行でプロジェクトは始まりました。共催の兵庫県中学校体育連盟会長である西宮市立上ヶ原中学校の角南寛校長先生より挨拶をいただきました。
4名のトップアスリート指導者として、4名のトップアスリートに御指導いただきました。(株)大阪ガスネットワークが運営する「NOBY T&F CLUB」主任コーチの朝原宣治さん(オリンピック4大会連続出場、北京4×100mリレー銀メダル)、専任コーチの進藤祐介さん(世界マスターズ陸上M35 100m 3位)、衛藤昂さん(走り高跳びオリンピック2大会連続出場)の3名、スポーツ振興課より田野誠也さん(神戸マラソンシードランナー)。
進藤さんの進行により、本校陸上競技部の生徒を対象に屋内でも可能なウォーミングアップから始まりました。狭い空間でも可能なウォーミングアップのいろいろなパターンを御指導いただきました。スタートに有効な練習についてもいろいろなパターンを御指導いただきました。
実技指導終了後、朝原宣治さんから練習中の動画を確認し、ユーモアを交えた貴重なアドバイスをいただきました。また、朝原宣治さんが北京オリンピック4×100mリレーで獲得した銀メダルを参加生徒ひとりひとりが直接手にしてその重みを感じることができました。陸上競技部の生徒たちと「NOBY T&F CLUB」のみなさまとの質疑応答も活発に行うことができました。「NOBY T&F CLUB」のマネージャーの高部秀和さまは、本校の前身校の1つ附属明石中学校の卒業生です。ここでも活躍する卒業生の姿を在校生が直接接することができました。
天候不良で予定したプログラムを実施できませんでしたが、本校の生徒及び職員にとっては非常に有意義な機このような機会をこのような機会を提供いただきました。このような機会を提供いただきました兵庫県県民生活部スポーツ振興課のみなさまに感謝申しあげます。御多忙ななか御指導いただきました朝原宣治さんをはじめとする「NOBY T&F CLUB」のみなさまに感謝申しあげます。天気の悪いなか見学いただきました保護者のみなさまに感謝申しあげます。会場をはじめとする多くの準備に協力いただきました先生方、準備から後片づけまで協力してくれた陸上競技部の生徒たち感謝します。
本校の部活動は、令和8(2026)年度より休日等(長期休業中を含む)の活動を学校管理外活動として実施する準備を進めています。団体ごとに、保護者のみなさま、地域のみなさま、卒業生のみなさま、多くのみなさまの協力を得ながら、少しずつ準備を進めています。今後とも御理解及び御協力のほどよろしくお願いいたします。

9月29日(日)~10月2日(水)、14回生3年生とともに3泊4日の沖縄研修旅行に出かけてきました。
出発前の天気予報では連日降水確率が80%程度と心配していましたが、雨の影響をほとんど受けず、生徒は、平和学習、民泊体験、マリンスポーツ、異文化との接触など、多くの体験ができました。
平和学習を進めるリーダーは、次のような問いを共有しました(一部、クラスにより異なります。)。
(1) 平和の礎に込められた思いとは? @平和祈念公園
(2) ガマを観光資源として活用するには? @アンティラガマ
(3) 現時点で騒音問題にどのような対策がされているのか? @嘉手納基地
今回の研修旅行、14回生3年生の学びが深まっただけなく、学び続ける卒業生の姿に接することができ、私たち学校関係者にとってはこのうえない幸せでした。
在学中から海の魚に興味・関心を持っていた5回生の 安達 二尋さんが、今春より「美ら海水族館」(一般財団法人 沖縄美ら島財団 水族館管理センター)の海獣課 イルカ係 主事として勤務しています。私たちが接する場面は、オキちゃん劇場のイルカショーでイルカを操る人たちです。もちろんイルカショーだけでなく、イルカの体調管理をはじめとする日々の世話も業務のひとつです。
今回、14回生3年生が5回生が案内するバックヤードツアーに参加しました。夢に近づいていく先輩の姿を間近に接する機会を得て、後輩たちは夢を持つことの素晴らしさを実感していました。

本日9月27日(金)、春学期始業式をテレビ放送で行いました。
4月8日(月)に始まった春学期、今日で終わります。この半年間、何か心に残っていることはあるでしょうか。春学期が終了するにあたり、ひとこと伝えます。
みなさんは、義務と責任を果たし、権利と自由を享受する主体として、日々の学校生活を過ごしていると思います。教科・科目の学習はもちろんのこと、課題研究、生徒会活動、ASTAの活動、部活動等、多方面に、知識欲旺盛に活動しています。昨日の全校集会での表彰・伝達でも多くの大会・コンクールで優秀な成績を残していることから、その状況はよくわかります。これからも体調管理に気を配り、自分の夢の実現に向けて全力で取り組んでもください。
みなさん、ひとりひとりは、熱心に学習に取り組む、心豊かな素晴らしい生徒です。しかし、ここで気をつけてもらいたいことがあります。ひとりひとりでなくなった時、友だちと過ごしている時、集団になった時、周囲の人たちが恐怖を感じることもあるという点です。登下校の際、宿泊行事やフィールドワークで校外に出かける際、集団として行動している自分たちが、周囲の人たちにどのようにみえているか、少し考える余裕をもってほしいです。知らず知らずのうちに迷惑をかけてしまっていることもあります。他者に対して、周囲に対して配慮ができる人が増えると、社会はもっともっと豊かになります。
暑い夏からようやく秋の気配を感じる日になっています。明日からの探究週間、春学期を振り返り、しっかりと秋学期の準備をしてください。10日後の10月7日(月)の秋学期始業式は第1アリーナで行う予定です。ひとまわり成長したみなさんと出会えることを楽しみにしています。
兵庫県は、中学校運動部活動の地域移行を見据えた地域スポーツ活性化の取組として、「トップアスリート指導者派遣プロジェクト」を推進しています。10月4日(金)、本校を会場に、陸上競技界レジェンドの朝原宣治さん(大阪ガスネットワーク株式会社)を指導者に迎え、本校陸上競技部の生徒に、スタート練習・リレーの指導を中心に指導をしていただきます。
一般のみなさまも見学可能です。見学御希望の場合、9月30日(月)までに兵庫県庁県民生活部スポーツ振興課までお知らせください。印刷用PDFファイル
本校の部活動は、令和8(2026)年度より休日等(長期休業中を含む)の活動を学校管理外活動として実施する準備を進めています。団体ごとに、保護者のみなさま、地域のみなさま、卒業生のみなさま、多くのみなさまの協力を得ながら、少しずつ準備を進めています。

第77回全日本合唱コンクールの関西地区予選にあたる、第79回関西合唱コンクールが、9月23日(月)、枚方市総合芸術文化センターで開催されました。本校コーラス部は前期課程・後期課程ともに兵庫県予選を優秀な成績で突破し、関西大会に出場しました。関西大会でも日頃の練習の成果を十分に発揮し、前期課程・後期課程ともに全国大会に出場することになりました。後期課程の全国大会出場は1回生5年時以来11年ぶりのことです。また、前期課程・後期課程の同時全国大会出場も11年ぶりです。コーラス部及び本校を支援していただいているみなさまのおかげです。あらためまして、感謝申しあげます。
第77回全日本合唱コンクールはソニックシティ大ホール(埼玉県さいたま市)で、10月26日(土)に後期課程(高等学校部門 A・Bグループ)、10月27日(日)に前期課程(中学校部門 混声合唱の部・同声合唱の部)が出場します。引き続き応援のほど、よろしくお願いいたします。
本校の部活動は、令和8(2026)年度より休日等(長期休業中を含む)の活動を学校管理外活動として実施する準備を進めています。団体ごとに、保護者のみなさま、地域のみなさま、卒業生のみなさま、多くのみなさまの協力を得ながら、少しずつ準備を進めています。コーラス部も、学校管理外活動への移行を進めています。生徒たちが中心になって、多くの人たちの協力を得て活動しています。保護者のみなさまをはじめ、多くのみなさまに協力いただいていることに感謝します。出場する生徒たちが日頃の力を発揮することを期待します。
残暑お見舞い申し上げます。
第51回 全日本中学校 陸上競技選手権大会が8月17日(土)より、福井県営陸上競技場(9.98スタジアム)で開催されます。本校から14回生3年男子1名が3000メートルに出場します。第68回 兵庫県中学校総合体育大会・第76回 兵庫県中学校陸上競技大会で3000メートルと1500メートルの2種目で全国大会出場資格を獲得しました。夏季大会では1人につき1種目の出場しか認められていないため、中学校の大会で最長となる3000メートルに出場することを決めました。将来のマラソン・長距離界を担う選手のひとりとして出場します。
第51回 全国中学生テニス選手権大会が8月17日(土)より、岩瀬スポーツ公園テニスコート(富山市)で開催されます。本校から男子団体戦、男子個人戦(ダブルス1組:14回生3年・15回生2年ペア)に出場します。男子団体戦は令和6年度 近畿中学校テニス大会(第51回全中近畿地区予選)で6位以内に入り、出場権を獲得しました。男子個人戦(ダブルス)は令和6年度 近畿中学校テニス大会(第51回全中近畿地区予選)で優勝し、出場権を獲得しました。
本校の部活動は、令和8(2026)年度より休日等(長期休業中を含む)の活動を学校管理外活動として実施する準備を進めています。団体ごとに、保護者のみなさま、地域のみなさま、神戸大学の学生等、多くのみなさまの協力を得ながら、少しずつ準備を進めています。全国大会に出場する2つの団体は、学校管理外活動への移行が比較的進んでいます。教員が先頭に立って指導するのではなく、生徒たちが中心になって、多くの人たちの協力を得て移行を進めています。保護者のみなさまをはじめ、多くのみなさまに協力いただいていることに感謝します。出場する生徒たちが日頃の力を発揮することを期待します。
3年生~5年生の21名、無事に伊丹空港で解散することができました。引率の先生方、派遣を了承いただいた保護者のみなさまに感謝いたします。
今回、全面的にお世話になった琉球大学熱帯生物圏研究センター西表研究施設は、日本最南端・最西端の大学研究施設です。そこを拠点にフィールドワークできたのは、本当に幸運でした。
西表島が位置する竹富町、お隣の石垣市は、ごみの分別回収が神戸よりもずいぶん進んでいます。ペットボトルのラベルやキャップは、燃えるごみとは別にプラスティックごみとして回収されます。人間が手間をかけるか、金で解決するか、それを迫られていることを実感しました。
2日目7月31日(水)のピナイサーラの滝への行程の大半は、携帯の電波が圏外のエリアでした。Wi-Fiがない、電波が届かない経験、なかなかできません。19世紀の欧米では、キリスト教信仰が文明と非文明のフロンティアでした。今の時代、インターネットへのアクセスの有無がフロンティアかもしれません。
参加者全員が無事に帰ることができたこと、それだけでも今回の研修が大成功です。生徒自身がどれだけ今回の研修で成長したかどうかは、プラスアルファです。生徒はプラスアルファを獲得したはずです。

今日8月1日(木)は昨日に続き、内貴章世先生(琉球大学 熱帯生物圏研究センター 西表研究施設 准教授)の案内で、沖縄県最大流域をもつ浦内川を約8キロボートでさかのぼります。浦内川流域では、オヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギが群生するマングローブ林をはじめとする、多様な亜熱帯性植物を観察することができました。「軍艦岩」でボートを降りた後は、徒歩で「マリユドゥの滝」と「カンピレーの滝」をめざしました。昨日の「ピナイサーラの滝」へのたいへんな道のりと比較すると徒歩1時間程度の行程はすごくラクに感じました。人間の感覚は不思議です。「マリユドゥの滝」は、残念ながら台風で階段が壊れたままで滝のそばまで行くことができませんでした。「カンピレーの滝」は「神の座」を意味するとおり、広々とした岩肌をゆったりと水が流れていき、私たちも優雅に、のんびりと過ごすことができました。帰りのボートに乗ると突然のスコールに遭遇しました。
今夜は菅原早紀先生(鹿児島大学大学院連合農学研究科博士後期課程大学院生(琉球大学熱帯生物圏研究センター西表研究施設所属))に「淡水生カメ類による種子散布の研究-西表島に生息するカメ類の生態-」をテーマに講義いただきました。大学卒業後、民間企業に就職していましたが、カメの推し活をどうしても捨て難く、研究の世界に舞い戻り、昨年4月から西表島でヤエヤマセマルハコガメの研究に没頭しているとのことです。昨日の内貴先生同様に調査・研究方法も詳しくお話しいただきました。生徒にとっても研究に取り組むうえで参考になるお話でした。
明日8月2日(金)4日目は移動日です。9時30分に西表島上原港を出港し、バス、飛行機、飛行機と乗り継いで、18時40分に伊丹空港に到着予定です。
今回の研修では、内貴章世先生(琉球大学 熱帯生物圏研究センター 西表研究施設 准教授)をはじめ、琉球大学 熱帯生物圏研究センター 西表研究施設の職員のみなさまにはお世話になりました。ありがとうございました。

今日7月31日(水)は、内貴章世先生(琉球大学 熱帯生物圏研究センター 西表研究施設 准教授)の案内で、沖縄県で最大の落差のある「ピナイサーラの滝」まで往復約6時間をかけて、トレッキングしてきました。世界自然遺産に指定されている西表島、2025年3月から人数制限が行われる予定です。
船浦湾からスタートした時、滝は遠くに小さく見えていました。たどり着くことができるかどうか心配ななかスタートしました。一般的な観光ツアーでは、船浦湾から滝の最寄までカヤックでアプローチしますが、私たちは干潟を歩き、マングローブをくぐり抜け、ジャングルを歩いて滝の上をめざしました。このようなツァーができるのは、通常の観光ガイドではなく、植物系統分類学を専門とする内貴先生が案内していただいたからです。内貴先生には、途中、いろいろと説明をしていただきました。私は、サガリバナとサキシマスオウノキの板根が印象に残りました。熱中症の心配がありましたが、21名全員が滝の上と滝の下の両方の景色を体験することができました。
昨夜に続き今夜も講義棟で、内貴先生に「西表島の植物相研究 -どこにどんな植物がいるのかを島全体で調べる-」をテーマに講義いただきました。調査・研究の方法を含め、西表島をフィールドとする研究は興味深い内容でした。内貴先生、朝、昼、夜と長時間、本当にありがとうございました。

秋学期入学予定転編入学検査が出願者ゼロにより、未実施になったことから、FIT「西表研修」に飛び入り参加しました。本隊とは異なり、那覇乗り継ぎで石垣島まで出かけました。途中、宮古諸島(宮古島、池間島、来間島、伊良部島、下地島、大神島、多良間島、水納島)が雲の間からきれいに見えました。
石垣島から西表島の上原港までの船も揺れが少なく、順調に到着しました。上原港から、琉球大学 熱帯生物圏研究センター 西表研究施設までの移動は、施設の職員のみなさまにお世話になりました。今回はこの施設の宿泊棟に宿泊し、西表島でフィールドワークを行います。宿泊棟で夕食を済ませた後、講義棟で内貴章世先生(琉球大学 熱帯生物圏研究センター 西表研究施設 准教授)に「西表島の概要と植物」をテーマに講義いただきました。明日のピナイサーラの滝へのフィールドワークに向けての予習になります。夜の施設周辺は街灯もなく真っ暗で星の明るさが際立っていました。

7月26日(金)~7月27日(土)、「Global Link Singapore 2024」(主催:一般社団法人 次世代教育ネットワーキング機構)がNangyang Technological University(南洋工科大学)で開催されました。本校からも11回生6年生2名が参加しています。本校参加者2名は2024年2月21日(水)~2月22日(木)、鹿児島で開催された「第9回高校生国際シンポジウム」(主催:一般社団法人 Glocal Academy)で最優秀賞を受賞し、今回の「GLS2024」に招待・推薦参加者として発表しました。2名とも卒業研究(課題研究)で取り組んだ内容をもとに、英語で8分の発表を行った後、英語により質疑応答しています。2名は「Basic Science」(基礎科学分野)の「Physics」(物理学)、「Biology」(生物学)で「Fine Work Prize」を受賞しました。
今年度より、神戸大学附属中等教育学校教育後援会からの卒業研究(課題研究)の成果を発表する生徒への支援が拡充されています。積極的に本校生徒が自身の研究を発表し、多くの人たちから評価を受け、さらによりよい研究を進めていくことを期待します。

猛暑の学校見学会に80組160名のみなさまにお申込みいただき、ありがとうございました。本日7月27日(土)、4組に分かれて学校見学会を実施することができました。
今回の学校見学会は、在校生から「未来の後輩たち」へのメッセージに約30分、校内見学に約30分、本校教育方法の特徴である小集団学習体験に30分、計90分程度の内容です。文化祭やオープンスクールとは異なる小規模の企画です。未来の後輩たちにメッセージを伝えたいボランティアの在校生や職員との距離は最も近い公開行事です。
見学コースは1年生の教室から出発し、体育館、図書室、SSラボ等を見学しました。SSラボではASTAのメンバーが説明を行いました。小集団学習体験は児童のみならず、保護者のみなさまにも体験いただきました。個人思考 ⇒ 集団思考 ⇒ 個人思考と思考を重ねていき、自身の思考を深めていく一端を体験していただくことができていれば幸いです。
今回の企画も生徒の活躍なしには実現できませんでした。「未来の後輩たち」のために協力を申し出てくれた3年生と1年生の生徒たちに感謝します。3年生は非常にしっかりと、この行事を進行し、協力してくれた1年生に将来のモデルを示してくれています。
次回の学校見学会は9月21日(土)に開催予定です。申込開始は8月31日(土)9時開始の予定です。

本校は2学期制を採用しています。4月1日~9月30日が前半の学期で、「春学期」とよんでいます。今年度の夏季休業期間は、7月25日(木)~9月1日(日)になります。そのため、夏季休業前に終業式がないかわりに全校集会を開催します。全校集会は生徒会が主催する行事になり、校長講話のようなものはありません。夏季休業に向けての諸注意を生徒部主事が行いました。
本日の全校集会は猛暑のため、全校生が1か所に集合するのではなく、テレビ中継をHR教室で視聴する形態でした。新型コロナウイルス感染症が流行した際、長らく使用されていなかったテレビ放送システムを、当時の生徒会役員が大学から図面を取り寄せ、テレビ放送ができるように復旧してくれ、現在までその技術が継承されています。進行役の生徒以外に、ディレクター、スイッチャー、カメラマン、音声等多くの生徒が今回の全校集会の裏方として活躍しています。まさに「生徒が主役」の学校です。
変形労働時間制を採用している学校のため、8月に入るとほとんどの教員の勤務設定はなくなります。今年度は8月1日(木)~8月26日(月)までの26日間連続で勤務がない状態です。8月は生徒も教員も学校から距離を置き、自分を見つめ、これからのワークライフバランスを考える時間になります。事件・事故のない夏季休業期間であることを祈ります。

7月18日(木)、神戸大学出光佐三記念六甲台講堂を会場に「11回生卒業研究発表会」を開催しました。
11回生6年生112名は、本校スーパーサイエンスハイスクール事業の1つの「4学年協同ゼミ」で、3年時からひとりひとりがテーマを設定して研究に取り組んでいます。3年修了時に4000字程度のレポートとA1サイズのポスターを、4年修了時に8000字程度のレポートとA1サイズのポスターを、5年修了時に18000字程度のレポートとA1サイズのポスターを作成しています。今年度6年時は、4月11日(木)に5年修了時に作成したポスターを用いて全生徒がポスター発表をしています。その後、英文アブストラクトと発表スライドを作成し、7月2日(火)には本校各教室を会場に全員がスライドを用いた発表をしています。7月18日(木)は112名の代表9名が発表しました。発表の様子は、後日本校YouTubeチャンネルを通じて公開予定です。
本校の教育活動を通じて各自が修得したリサーチリテラシーを十分に生かし研究を進めていることがよくわかります。「見つける力」・「調べる力」・「まとめる力」・「発表する力」、それらの基盤となる「考える力」が身についていることがよくわかります。代表者による発表会、運営・進行・機材等すべてを生徒が担当しています。また、限られた時間のなかですが、質疑応答も活発に行うことができました。当日会場で先輩たちの発表に接した12回生4年生、13回生5年生は、それぞれに「4学年協同ゼミ」を通じて密かにもつ「あこがれの先輩」に少しでも近づき、追いつきたいという思いが閃いたと思います。
1 連関数の定義とその周辺
2 官民共同減災インフラとしての自動販売機の可能性 -神戸市東灘区における実態調査を通じて-
3 日本の旧翅類の翅の撥水性と表面における突起構造及び化学物質に関する研究 -トンボ目とカゲロウ目を比較対象として-
4 NPBにおける投手が活躍でき、評価される環境とは -活躍投手の分布と年俸から-
5 「ふわふわ」感とは何か -領域横断的な観点から考える-
6 コケ植物の仮死状態とアーバスキュラー菌根菌との共生関係
7 声に含まれる倍音と聞き手が受ける印象の関係性
8 夜明けにスズメが盛んに鳴くのはなぜか -鳴き声の連続回数に着目して-
9 女子高校生の摂食障害リスク及び 痩身願望を高める媒体としての インスタグラム -量的調査と質的調査を用いて-

本校3回生 岩井 直人 海曹長 を講師にお迎えし、海上自衛隊員として、日々、国防の最前線で勤務する様子を12回生5年生及び14回生3年生にお話しいただきました。
岩井さんは、現在、海上自衛隊第23航空隊第231飛行隊に所属し、副操縦士として日々の任務をこなしています。平成27(2015)年9月9日、関東・東北豪雨で鬼怒川が氾濫し、自衛隊ヘリが住民を救出する様子をニュースで接し、自衛隊員を意識するようになったそうです。報道ヘリも飛んでいますが、住民の救出は自衛隊ヘリしかできないことが印象に残り、人生の転機になったとのことです。一般の大学に進学しますが、初志を貫き、平成30(2018)年4月、海上自衛隊航空学生として入隊し、厳しい訓練を重ね様々な任務を遂行しています。まだまだ若手ですが、すでに海外(東ティモール、インドネシア、タイ)での任務、尖閣諸島周辺の緊張状態の任務も経験しています。10月からはアフリカ東部のジブチで海賊対応の任務に向かう予定です。
岩井さんは、幼稚園、小学校、中等教育学校と神戸大学附属学校園で学びを重ねています。今回も忙しい任務の合間を縫って、後輩たちに今の自分を伝えたい思いで講師をお引き受けいただきました。後輩たちも、普段は接することのないフライトスーツを着た先輩の姿に興味津々でした。

7月に入り本日7月16日(火)までの期間に、生徒の資質・能力と各種教育活動の教育効果を定量化する教育機関向け評価ツール「Ai GROW」を実施しています。SSH事業をはじめとする本校の教育活動を通じて、生徒の思考・判断・表現力や主体性などといった資質・能力(コンピテンシー)とその成長の適切かつ公平な評価を期待し、試験的に実施しています。

7月2日(火)本校で、11回生6年生112名による「卒業研究発表会」を開催しました。生徒ひとりひとりがテーマ(課題:問い)を設定し、その解決に向けて、様々な手法により取り組んだ成果の発表です。文系的研究テーマでも、「T検定」や「重回帰分析」という手法を用いるのは、「データサイエンス」を全員が履修している影響でしょう。
神戸大学の先生方、他大学の先生方、大学院生、大学生、高等学校、中学校等の先生方、本校入学希望家庭のみなさま、在校生の保護者のみなさま、聴衆として、質問者として発表会を盛り上げていただき、ありがとうございました。
教育関係者を対象とする情報交換会には、本校6年生も参加し、有意義な時間を過ごすことができました。参加いただいたみなさまに感謝いたします。
講評いただいた石川慎一郎教授のお話にもありましたように、この発表で終わりではありません。これからが本番です。本校で学び、身につけたリサーチリテラシーを大学でも社会でも利用することが大切です。11回生の卒業後のステージでの活躍を期待します。

本校では3年生~6年生までの生徒が「4学年協同ゼミ」に属し、それぞれのゼミで自身のテーマを設定し、研究を進めています。研究を進める上で必要なリサーチリテラシーを高めるため、5月に「手法別講義」と題して、自身の研究に必要な講義を受講します。本来は5月28日(火)の予定でしたが大雨警報により臨時休講となったため、6月25日(火)に開催しました。3年生~5年生の生徒たちが下記の講義を2種類受講します。3年間で最大6種類の講義を受講することができます。
着想講座:中川教諭 インタビュー講座:森田教諭 アンケート講座:林教諭 実験デザイン講座:竹村教諭 生物地学講座:山本教諭 物理化学講座:三輪特命助教(神戸大学みらい人材開拓センター、附属学校部) 論文の書き方講座:岡本教諭 データベース講座:若杉教諭 地理講座:大阪大学大学院生 数学講座及びLaTex講座:中田教諭
オープンスクールに多くのみなさまに参加いただき、ありがとうございました。
未来の新入生、未来の後輩たちのために、生徒たちは学校の「今」を伝えようとがんばってくれました。参加いただいたみなさまにとって、本校教育活動への理解を深めていただく機会になりましたでしょうか。
回答いただきましたアンケート、今後の広報活動の参考にさせていただきます。

明日6月22日(土)はオープンスクールです。今日の放課後、在校生は清掃と準備に協力してくれました。
体験授業を企画運営するASTAも準備中です。オープンスクールでも生徒は大活躍です。未来の後輩たちのために、全力で準備しています。
生徒のポスター発表を聞くことができるなど、文化祭とは異なる雰囲気の学校を体験できます。御都合がよろしければ御参加ください。
体験授業は人数制限・学年制限があります。体験授業以外は人数制限・学年制限はありません。ただし、入場するためには事前申込が必要です。miraicompassより、お申し込みください。
なお、自動車での来校・送迎は神戸市バスの運行及び近隣のみなさまへの迷惑となりますので、絶対におやめください。

本日6月20日(木)7限、生徒会が全校集会を開催しました。全校集会の前に、第13回兎原祭(2025年度文化祭)実行委員長選挙の立会演説会が行われました。1年後の文化祭に向けて準備がスタートします。
全校集会の最初は「表彰伝達」を行いました。今回は春季休業~6月前半までが対象です。「KP」という表示は、「Kobeポート・インテリジェンス・プジェクト」の略称です。学習指導要領の「総合的な探究の時間」「総合的な学習の時間」の校内呼称です。この「KP」に関する表彰が多い点が、他校とは異なります。本校では、生徒ひとりひとりが自分でテーマを設定し、卒業研究(課題研究)に取り組んでいます。その研究成果を各種コンテストや学会で発表し、春季休業以降、これだけの表彰がありました。
全校集会では、生徒たちによる自治学習コミュニティASTAによる報告、体育祭、音楽祭に向けての報告もありました。

6月18日(火)、名古屋大学教育学部附属中学校・高等学校から2名の先生の訪問がありました。本校の4学年協同ゼミ(総合的な探究/学習の時間)に参加いただき、本校教諭2名と三輪特命助教(神戸大学みらい開拓人材育成センター)の5名で課題研究の指導方法について熱心に議論・競技・情報交換を行いました。課題研究の指導については、どの学校も悩みが多いです。

6月11日(火)、石川慎一郎教授(神戸大学大学推進機構)をお招きし、「探究研究における質的・量的“4C+1E Mixed Method”確立に向けて」の演題で講義していただきました。リサーチリテラシー向上をめざす多くの生徒が受講しました。受講した生徒は、「4C+E」をうまく研究に取り入れてほしいです。そして、他の生徒にも波及することを期待します。
石川先生は、コーパス言語学や応用言語学の分野で最先端の研究を進めておられるだけでなく、本校をはじめとして多くの中等教育段階の学校で探究/研究に関する啓蒙/普及活動でも大きな貢献があります。本校創設期より「卒業研究(課題研究)」の指導に関わっていただき、創設期の指導をまとめ、2019年に発表した『探究の力を育む課題研究』(学事出版)でも執筆いただいています。現在は、本校の「SS推進アドバイザー」(SSは、Supe Science,Secondary School,Smart Schoolを示します)として、指導・助言をいただいています。石川先生のような「応援団」、本校にとってはこのうえない資源です。

定期考査期間中、午後の時間帯に授業がないため、学年保護者会を開催することがあります。今回は12回生5年、13回生4年、14回生3年の3学年の保護者会を開催しました。14回生3年の保護者会では10月に実施する宿泊行事の概要を説明していました。また、ある学年では生徒指導担当教員が遅刻についての説明を行い、ほんの少しの意識改革を生徒が行うことができれば、大きな変化につながると保護者のみなさまに協力を呼びかけていました。
仕事の都合等により参加できない保護者のみなさまのために、動画配信を予定しています。

2学期制(春学期、秋学期)を採用している本校では、6月上旬、9月上旬、12月上旬、3月上旬に定期考査を実施します。中間考査は、4年生以上が5日間、3年生が4日間、1・2年生は3日間で実施することが多いです。
現在の評価は定期考査だけで行うわけではありません。教育活動のいろいろな場面を通じ、「知識、技能」、「思考力、判断力、表現力」、「学びに向かう力、人間性」の3観点を用いて評価します。
写真は初めての定期考査前日の1年生の教室です。黒板には考査受験上の注意事項と時間割が記されています。日々の学習の成果が発揮できることを祈ります。

本校4・5年生に対し、毎年1回、神戸大学全体及び各学部のガイダンスや講義を実施することにより、神戸大学への理解を深め、進路先として強く意識させるとともに、本校生徒に神戸大学構成員としての「神戸大学スピリッツ」を涵養することを目的に、5月21日(火)「神戸大学day」を開催しました。
4年生は、5年時からの類型選択に備える重要な時期であり、総合大学である神戸大学の特徴を活かして進路選択に寄与します。5年生は、1年後の出願校選択に寄与します。
ひとりでも多くの卒業生が神戸大学で学び、博士人材として世界トップレベルの研究者として活躍することを期待しています。
全学部の先生方に講義をしていただけるのは、総合大学である神戸大学の附属学校の大きなメリットです。毎年、医学科の臨床系(特に外科系)の先生方に講義いただく場合、緊急手術が入らないか心配します。今回も心臓血管外科の緊急手術が入らないかとハラハラしていましたが、無事に講義をしていただくことができました。
お世話になった先生方は次の13名のみなさまです。来年度は、システム情報学部、医学部医療創成工学科が加わる予定です。
佐藤 春実 先生 神戸大学概要 学長補佐、みらい開拓人材育成センター長、人間発達環境学研究科教授
大橋 完太郎 先生 文学部 人文学研究科教授
橋本 直人 先生 国際人間科学部環境共生学科 人間発達環境学研究科准教授
Erkki Lassila 先生 国際人間科学部子ども教育学科 人間発達環境学研究科助教
榊 素寛 先生 法学部 法学研究科教授
梶谷 懐 先生 経済学部 経済学研究科教授
中村 絵理 先生 経営学部 経営学研究科教授
山本 由弦 先生 理学部 理学研究科教授
岡田 健次 先生 医学部医学科 医学研究科教授
宮脇 郁子 先生 医学部保健学科 保健学研究科教授
末包 伸吾 先生 工学部 工学研究科教授
本田 和久 先生 農学部 農学研究科教授
竹林 幹雄 先生 海洋政策科学部 海事科学研究科教授

5月17日(金)・18日(土)、天候に恵まれ、第12回兎原祭(2024年度文化祭)を開催することができました。
交通至便とも言えない本校で開催する第12回兎原祭(2024年度文化祭)に、5000名を超えるみなさまに参加いただきましたこと、感謝するばかりです。本校教育活動の一端を参加いただいたみなさまに感じていただくことができたでしょうか。
生徒たちの工夫はまだまだ続きます。来年度も多くのみなさまの参加お待ちしております。

いよいよ明日、第12回兎原祭(文化祭)が始まります。準備、まだまだアヤシイ状態です。
他校にない生徒の自治組織「ASTA」も、校内各所で活躍します。
「ASTA」は Advanced Science and Technology Academy の略称です。本校スーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業の1つとしてスタートした、生徒の、生徒による、生徒のための自治組織です。今年度は生徒の運営を補佐する教員が公募され、8名が選出された真下。「ASTA」の概要は本校webページを御参照ください。2024年5月段階で、競技数学班、物理班、化学班、生物班、地学班、情報班、語学班、地理班、歴史班、クイズ班、入険班、漢字班、線形代数班、鉄道班、航空班、音楽班、茶道班、経済経営班、古典班、DS班、計20班が変幻自在に活動しています。「生徒が主役」の本校を象徴する自治組織です。

5月17日(金)・18日(土)に開催する第12回兎原祭(文化祭)まで残り2日を切りました。教室の机や椅子の大規模移動も今日5月15日(水)放課後に終了しました。明日5月16日(木)しか時間はありません。2日間ですでに5,000名近くの申込があります。大勢のお客様に本校生の知恵と工夫を感じていただくことができるでしょうか。生徒の力を信じます。

5月17日(金)・18日(土)に開催する第12回兎原祭(文化祭)まで残り1週間を切りました。校内各所で準備が進んでいます。間に合うかどうか不安な企画もあるのでは。来場いただくみなさまに、「来てよかった」、「楽しかった」、「次は自分がやりたい」と感じていただくことができるといいですね。事故のないよう準備に取り組みましょう。

5月17日(金)・18日(土)に開催する第12回兎原祭まで残り2週間になりました。
実行委員会の生徒たちが Learners' Agora で作戦会議をしています。
持続可能な開発のためのイベントとなるよう、実行委員を中心に全校生徒が取り組んでいます。よろしければ、御来場いただき、本校生徒の知恵と工夫を体感していただきたいと思います。

5月17日(金)・18日(土)に開催する第12回兎原祭に向けて、校内各所で準備が進んでいます。
環境整備のひとつとして、実行委員会の生徒たちが放課後に草引きをしました。雑草は生徒と同様に猛烈な勢いがあります。3週間後の第12回兎原祭に向け、何回も草引きが必要になるでしょう。
持続可能な開発のためのイベントとなるよう、実行委員を中心に全校生徒が取り組んでいます。よろしければ、御来場いただき、本校生徒の知恵と工夫を体感していただきたいと思います。

4月19日(金)午後、全校保護者会を開催しました。
新型コロナウイルス感染症の流行が始まった2020年より、6学年全保護者が一堂に会する全校保護者会の形態は取りやめています。それに代わり、動画配信を行っています。学年保護者会及び学級保護者会は対面で開催しています。学年保護者会については、アーカイブ配信にも対応しています。
1年生の学年保護者会はHR教室近くの「Learners' Agora」で開催しました。生徒の学校生活を心配されている保護者のみなさまに、学年主任が入学後2週間の様子を説明いたしました。保護者のみなさまの生徒に対する心配が、信頼に変わっていく6年間の学校生活となるよう、本校では教育活動を展開してまいります。

本校は、生徒ひとりひとりがテーマを設定し、卒業研究に取り組む学校です。3年生になると自らテーマを設定し、3年生から6年生までの4学年の生徒15名ほどで構成するゼミに参加します。
毎週火曜日の6限・7限がゼミの時間です。今日は、テーマを設定するための時間でした。研究部の教員が「研究デザインを考える」と題して、共通講義を行いました。今年度の研究もいよいよ始まります。1年後の「課題研究合同発表会」(ポスター発表)が楽しみです。
16回生新入生121名は、4月8日(月)神戸大学出光佐三記念六甲台講堂で入学式を終え、翌9日(火)から本校に登校し、第1週を終えました。火曜日から金曜日までの4日間で、オリエンテーション、身体計測、新入生歓迎会、部活動紹介、課題研究合同発表会、部活動仮入部など、多くの行事を経験しました。課題研究合同発表会で先輩のポスター発表に接し、コメントシートに自分の意見を書くというのは、他校の新入生では経験できないことでしょう。
今日のオリエンテーションはICT教育推進室の先生方が、ICT端末の利用について説明をしています。SNS利用のうえで絶対にしてはならないこと、アカウントやパスワード利用上の注意など、非常に重要なことばかりでした。便利なものには、必ず危険が潜んでします。その危険を少しでも除去していくことが、よりよく生きていく、よりよい社会をつくっていくうえで重要です。16回生が小学生から「市民」に成長していくことを期待します。

本校は全生徒が卒業研究(課題研究)に取り組みます。課題研究合同発表会は、昨年度に取り組んだ研究内容をポスターにまとめて、発表する機会になります。
発表者は4-6年の3学年の生徒に加え、新3年生、新2年生も参加しています。聴衆は、本校1-6年の生徒に加え、本校保護者、神戸大学の先生方、全国の中学校・高等学校・大学の先生方、本校入学希望家庭の保護者のみなさま、企業やNPO法人のみなさまなど、多岐にわたっています。年度当初の多忙な時期にもかかわらず、参加いただいたみなさまに、心から御礼申しあげます。
発表会終了後、教育関係者による情報交換会も開催しました。課題研究合同発表会、今回で3回目になります。よりよいものとするため、みなさまからの声をぜひとも頂戴したいと思います。

本日4月10日(水)、新入生121名、午前中は教室で学力推移調査に取り組み、午後は第1アリーナ(体育館2階)新入生歓迎会、部活動紹介と行事が続きます。

3年生が4月18日(木)実施の全国学力・学習状況調査に向けて、本日4月10日(水)午前中、「生徒質問調査」に回答しています。
紙媒体で回答するのではなく、web回答します。無事にログインし、回答していきます。

令和6(2024)年4月8日 本校第1アリーナで着任式及び春学期始業式、神戸大学出光佐三記念六甲台講堂で第16回入学式を行いました。
