ICT活用コンテンツ
授業形態の多様化時代における大学授業デザインの考え方

― 対面・ハイブリッド・遠隔をどう設計するか ―

🟦第5章 おわりに

ここまで、対面・ハイブリッド・遠隔の三つの授業形態を横断的に整理し、それぞれに適した授業デザインや学習支援の視点を体系化してきました。このコンテンツは、特定の授業形態を推奨するものではなく、教員が授業目的や学生の状況に応じて適切な設計判断を行うための参照枠として位置づけられます。このコンテンツを構築してきてよく分かったのは、全ての人にとって最も効果的な魔法の授業形態は存在しないということです。学習効果をねらって授業形態を選択し、工夫を施して魅力的な授業にするとともに、教員の効率化を同時に図っていければと思います。

参考文献:

Guo, P. J., Kim, J., & Rubin, R. (2014).How video production affects student engagement: An empirical study of MOOC videos. Proceedings of the First ACM Conference on Learning @ Scale Conference (L@S 2014), pp. 41–50.

Hodges, C., Moore, S., Lockee, B., Trust, T., & Bond, A. (2020).The difference between emergency remote teaching and online learning. Educause Review.(https://er.educause.edu/articles/2020/3/the-difference-between-emergency-remote-teaching-and-online-learning)最終閲覧日:2026年1月15日

文部科学省(2011)「大学における教育内容等の改革状況等について(平成23年度)」文部科学省高等教育局大学振興課大学改革推進室(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/daigaku/04052801/1341433.htm)最終閲覧日:2026年1月15日

長崎英助・大山牧子(2025)「授業形態ごとの学生の振り返りアンケート結果の分析—自己学修時間・授業理解度・達成度の比較を通して—」『神戸大学大学教育研究』第33号, pp.81–98.

大月一弘・齋藤政彦・熊本悦子・殷成久(2019)「LMSの高度化と学修データ統合システムによる学修者本位の教育の実現—神戸大学Plus-DX取組みの紹介—」『大学教育と情報』第3号, pp.4-5.

大山牧子(2024)「授業評価アンケートの自由記述結果に基づくオンライン授業のデザイン」『神戸大学大学教育研究』第32号, pp. 115–129.

山内祐平(2021)「コロナ禍下における 大学教育のオンライン化と質保証」『名古屋高等教育研究』第21号, pp.5-25.