世の中にスレはじめた頃
中学校の頃には幾分まともになり、中堅クラスの成績を維持しながら何とも個性の無い学生を装う。放課後になると、所属する科学部で知的好奇心を満たすためのマッドな実験を多数行い、部全体のライフワークとして近所の河川の生態系調査と称して大量の昆虫を 虐殺 採取して標本にしたり、水質調査などをして運動部顔負けの運動量をこなしたが、運動はからっきしだよ三級品だった(ある程度の業績はちゃんと残したハズ)。
過去の栄光
西宮市立西宮高校の理数コースに進学、その最下層を歩む。高校では天文に興味があったので地学部に入り、天体観測に興じる。決死の努力(努力しているように見せないのがツボ)によって、音も無く深海から歩み寄るロシア原潜のように学力をあげて気がつけばトップクラスという、まるで記憶術の広告のような進化を遂げる(試験勉強とかノート提出とか面倒なことはしなかったので成績は×)。この頃が今までの人生で一番賢かったと思う。
大学生は気楽な家業
神戸大学理学部地球惑星科学科に入学。本当は化学科志望だったのに第2希望の地惑になり、これは天文の方に進めとの神の思し召しだと自分に言い聞かせたりしたとかしないとか。
大学では天文研究会に入って天体観測に打ち込む。3回生までは天研での活動を主眼として大学に通っていたために、勉学においては卒業できるラインの少し内側を狙って快進撃を続ける。それでも4回生前期で卒業単位が揃っちゃうんだな、うんうん、気楽なものだ。
現在に至る
4回生になって研究室選択の際には天文研究会での経験を生かし、火山地質研究室を選ぶ。だってだって、宇宙を望遠鏡で見るのは面白いけど、触ったり叩いたりかじったりできないんだもん。
そして現在、20台前半と後半を行ったり来たりしながら研究の面白さに喜んだり、辛さに打ちのめされたりしている。