ミクロ経済学 U
Microeconomics U

科目区分:専門科目

学部・前期・月曜日・4時限 (B202)



授業目的
 ミクロ経済学の基礎について理解していることを前提として、より分析的な方法論を
 学習するとともに、現実問題へアプローチするための応用力を培うことが授業の目的
 です。

教育目標
  (1)ミクロ経済学の基礎理論を理解すること。
  (2)理論と現実との関係性を理解すること。
  (3)理論を通して現実問題を考察する素地を形成すること。

授業の概要

  この授業では,経済学の視点から食料・農業・環境問題を分析するための
  基本パーツを学習します。

授業内容

  1.ゲーム理論の基礎
   1)戦略的環境
   2)戦略型ゲーム
   3)戦略型ゲームの均衡
   4)展開型ゲーム
   5)展開型ゲームの均衡
  2.不完全競争
   1)価格支配力
   2)独占市場
   3)寡占市場(その1)
   4)寡占市場(その2)
   5)寡占市場(その3)
  3.不確実性と情報の非対称性
   1)不確実性下の意思決定
   2)リスク・シェアリング
   3)契約理論
   4)逆選択,シグナリング
   5)モラル・ハザード
  4.外部性と公共財
   1)外部性
   2)コースの定理
   3)公共財
   4)サミュエルソン条件
   5)ただ乗り
   6)リンダール均衡

成績評価方法

  出席点(20点)と学期末試験の成績(80点)の合計で評価します。
  100-80点はA,79-70点はB,69-60点はC,59点以下は不合格とします。

履修上の注意

   2006年度生以降は「ミクロ経済学I」
  2005および2004年度生は「ミクロ経済学」
  2003年度生以前は「食料環境経済学演習II」

学生へのメッセージ

  ミクロ経済学は、経済分析において「言語」のような基本的役割を担って
  います。この授業でミクロ経済学の基礎をしっかり習得してください。
   
テキスト、参考書など

 (テキスト)
  奥野正寛『ミクロ経済学』東京大学出版会(ISBN978-4-13-042127-0)
 (参考書)
  奥野正寛・鈴村興太郎『ミクロ経済学I』岩波書店(ISBN4-00-004321-8)
  岡田 章『経済学・経営学のための数学』東洋経済新報社(ISBN4-492
        -31298-6)