環境経済学 科目区分:専門科目 ![]() 世界の人々にとって、地球の温暖化を防止するための取り組みは緊急の課題で あるにも関わらず、なぜ実効的な対策について国際的な合意が成立しないので しょうか。技術的には解決可能な問題であっても、国際間の利害対立が、問題の 解決を困難にしている現実があります。解決のための有効策はあるのか、現実 的な視点から考察します。 ![]() (1)所得効果が環境評価に与える影響を理解すること。 (2)公共財としての環境資源の意味と機能を理解すること。 (3)所得効果と公共財機能が合意形成に与える影響を理解すること。 ![]() この講義では、環境問題の解決を阻害する基本的な要因として、「所得効果」 と「公共財」の2つを取り上げ、それらが問題の解決をどのように阻害するのか、 解決のための有効策はあるのか、などについて考えていきます。 ![]() 1. 経済成長と環境問題(1) 2. 経済成長と環境問題(2) 3. 環境クズネッツ曲線 4. 無差別曲線と汚染のコスト 5. 回帰分析 6. 環境クズネッツ曲線の実証分析 7. 最適汚染モデル 8. 最適汚染のシミュレーション(1) 9. 最適汚染のシミュレーション(2) 10. 公共財としての環境財(1) 11. 公共財としての環境財(2) 12. 私的財と公共財 13. 受益者負担原則 14. 公共財の私的供給 15. ただ乗りと環境問題 ![]() 成績は受講状況と学期末試験によって評価します。 ![]() 2008年度生は「環境経済学」 2007〜2004年度生は「環境経済学入門」 2003年度生は「経済リテラシー入門」 ![]() 映像教材を併用して最近の環境問題について学習するとともに,現実 問題へアプローチするための考え方を学びます。 ![]() (プリント) 授業中に配布します。 (参考書) 大木 浩 『きれいな地球は日本から 環境外交と国際会議』 原書房 |