自己紹介


 平成14年4月に神戸へ引っ越してきました。これまで、筑波大学、農水省農業 総合研究所(現、農林水産政策研究所)、宇都宮大学に勤務しました。関西暮らしはこれが初めてです。 こちらへ来る前に、数人の友人から「関西は合わないんじゃないの」と言われましたが、神戸は暮らしやすい街なので、 いまのところ特に違和感はありません。


 それでも強いて不自由なことをあげるとすれば、好物のそば屋が少ないことくらいでしょうか。しかし、 関東と比べれば、関西にそば屋が少ないのは周知の事実です。そば屋がなければ自分で乾麺でも茹でて食べればいいやと 高をくくっていたのですが、それが間違いでした。市販のめんつゆの味が、関東とはかなり違うことが判明したのです。 関東と同じ商品でも、みな判で押したようにみりんの割合が多いようで、この甘さとくどさにはどうしても適応できません でした。自分でつゆを作ってもよいのですが、朝からそんなことをしていると、おそらくその日は大学には出て来なく なることでしょう。


 そうは言っても、不用意にこういう話をすると、「野蛮な醤油味の関東」に対して、圧倒的な優越感を抱いている 関西の人々のプライドを損ねることにもなりかねないので、この手の話題は慎重を期する必要があります。確かに、関東 のそば屋のつゆは、老舗であるほど醤油がきつくなる傾向にありますが、あえて関東人のエクスキューズを述べるとすれば、 あれはそば全体をざぶんとつけて食べるためのつゆではないのです。いずれにせよ、関東のめんつゆの需要関数に関西の めんつゆを代替財として加えていたら、即座に「それは間違いである」と、多少の感情を込めて断言することでしょう( そんな分析は誰もやらないとは思いますが)。


  コーヒー好きなこともあり、休みの日は朝食を兼ねてお昼過ぎまでスタバやドトールなどで本を読んでいることも よくあります。節操なくいろいろと読むのですが、そのなかには自分の研究分野に関するものも少しは含まれています。 食料経済学の見地から、政策・制度の経済分析や家族と市場の役割分担論を考えています。


◆政策・制度の経済分析
 「日本の米作とコメ政策の展開」『農業問題の経済分析』,日本経済新聞社(1998)
 「麦価政策と小麦粉市場」『農産物価格政策と北海道農業』,北大図書刊行会(1993)など。


◆家族と市場の役割分担論
 Labor-force Participation of Women and Food Consumption of Households,Food
 Consumption: Empirical Studies of Japanese Dietary
,Springer-Verlag(近刊)
 「世帯規模の縮小と食料消費」『家庭経済研究』,11(1998)など。



  農水省にいた頃は、農水省乗馬会に入り、よく週末に世田谷の馬事公苑でウマに乗りました。こちらに来てからは、 この9月から西区にある乗馬クラブに入れてもらいました。前職の宇都宮ではまったくといってよいほど乗って いなかったので、3年半ぶりの乗馬になります。学生の頃から十数年を共に過ごしたイヌが人生の師匠であったこともあり、 イヌ・ネコ・ウマとはすぐに仲良くなれるのですが、ヒトと付き合うのは得意な方ではありません。それでよく社会科学 なんかをやっているものだと言われそうですが、まったくそのとおり、自分でも不思議でなりません。そういうわけで、 元来、顔立ちもぼーっとしているのですが、特に会議中などは本当にぼーっとしていることも多く、そういうときは何も 考えていないか、あるいはウマのことを考えているかのどちらかです。