実証経済学
Empirical Economics


科目区分:専門科目

学部・後期・月曜日・3時限 (B403)



授業目的
  ミクロ経済理論を用いて、食料・農業・環境問題に関わる実証分析を行う
  ための方法論を学習します。最近の成果を取り入れながら、実証モデルの
  有効性について理解を深めることが授業の目的です。

教育目標
  (1)実証分析のための方法論に習熟すること。
  (2)食料・農業・環境問題に関わる論文を理解できるようになること。

授業の概要
  毎回、食料・農業・環境問題に関わる実証論文を取り上げて、内容を解説
  します。

授業内容
   1. 理論と実証(ガイダンス)
   2. 家計モデル
   3. 需要分析1(AIDS)
   4. 需要分析2(志向バイアス他)
   5. 需要分析3(世帯規模効果)
   6. 生産関数分析1(利潤関数)
   7. 生産関数分析2(費用関数)
   8. 生産関数分析3(技術効率)
   9. 生産関数分析4(配分効率)
  10. 不確実性1(静学分析)
  11. 不確実性2(動学分析)
  12. 戦略的貿易論1(クールノー・モデル)
  13. 戦略的貿易論2(ベルトラン・モデル)
  14. 公共財1(私的供給)
  15. 公共財2(結合生産)

成績評価方法
  受講状態とコメントの内容によって評価します。

履修上の注意
  2006年度生以降対象科目
  2005年度生以前は「環境経済学」
  ミクロ経済学の知識を有していること

学生へのメッセージ
  ミクロ経済学の知識を駆使することによって現実問題をどのように
  分析できるのかということに注意しながら、論文の内容を理解して
  ください。

テキスト、参考書など
  講義資料が 「講義メモ」 にあります。

 (参考書)
   奥野正寛・鈴村興太郎 『ミクロ経済学 T』 岩波書店
   岡田 章 『経済学・経営学のための数学』 東洋経済新報社