ジャーナリズムプログラムの卒業生たち

本プログラムの授業を履修し、実際に新聞社などジャーナリズムの世界に入っていったOB、OGの紹介をいたします。



越賀希英さん
共同通信社勤務
 「記者になりたい!」という目標を持ったのは、海外特派員記者の講義を受講した時でした。今何が起きているのかをリアルタイムで見て、多くの人に伝える記者の仕事はスリリングで、時代と共に生きているという実感を得られるように見えて、授業中はいつもわくわくしながら話を聞いていました。
 教室を論説室に見立てて、自分なりの論説を書き上げる授業では、元新聞記者の先生に論説を直接添削していただきました。初めの頃、私の文章は「主旨がよく分からない」「説明不足」など、散々なものでした。しかし、「君の長所は筆が柔らかいこと。練習すれば必ずうまくなる」と励ましてもらいながら、自分の考えをうまく表現できた時の満足感や達成感を得て、文章を書くのが好きになっていきました。どこか遠くに感じていた記者への目標がぐっと近づいたように感じました。
 ジャーナリズムに興味のある人もない人もぜひ受講してみてください。きっと新しい世界が広がると思います。
島矢貴典さん
時事通信・福島支局勤務
 自分の意見を主張することの難しさと、楽しさを「ジャーナリズム・ワークショップ」は実感させてくれました。この授業では、社会の出来事を整理し、自分の意見を主張し、その上で議論することが求められます。大学院の講義では何らかの研究成果を整理して発表することはあっても、自分の意見を主張する機会はあまりありませんでした。しかし、この講義は何よりも自分の意見を主張することが求められました。そして、様々な受講生の主張を聞き、議論することで自分が今まで気付かなかった視点に毎回気付かされる連続でした。
 またこの授業では自分たちが議論したことに基く意見が「院説」という文章になります。院説として多くの人に読んでもらうことができる。この授業でなければ体験できないことです。マスコミ志望の人だけでなく、自分の意見を主張し、議論したいと思っている大学院生にとって良い経験となる授業ではないでしょうか。
上野綾香 さん
読売新聞大阪本社・和歌山支局勤務
 学生主体のシンポジウムを行ったり、自分の書いた文章を現役・元記者に添削してもらったりと実践的な経験を数多く積むことができました。また、自分の書いた文章が実際に新聞に署名付きで掲載され、冊子にもなりました。マスコミを志望していた私には夢のような体験でした。今、私自身が新聞記者になって、署名記事を載せることがいかに大変なことなのか改めて実感しておりますが、このような経験はほかではできないと思います。就職活動の際にも大きな自信になると思いますので、マスコミに興味がある方はぜひ受けてみてはいかがでしょうか。
岩田拓也さん
(株)有斐閣勤務
 私は,現在,人文・社会科学分野の書籍の編集に携わる仕事をしています。在学中に,立ち上げ当初の「ジャーナリズム・ワークショップ」に参加していました。大学院での通常の講義とは異なり,時事的な問題を,学問的な厳密性に縛られずに自由に討論できることが,この講義の最大の面白さです。自分の専攻分野の問題に関心が集中してしまいがちな大学院生にとって,政治・経済・社会保障・環境などの様々な問題を,専門の異なる人たちと討議することや,第一線のジャーナリスト・研究者による月に1度の講演を聞くことは,自分の関心を広げる絶好の機会だと思います。また,討議の結果を,院説という形で,限られた時間と紙幅の中で,自分の意見を交えてまとめる,という経験は,論文執筆や就職活動,そして,現在の仕事をするうえでも,大いに役立っています。


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