神戸大学大学院国際協力研究科 復旦大学国際関係・公共事務学院 高麗大学校国際大学院

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日中韓三大学共同シンポジウム「東アジアと世界の危機管理に向けての弾力性の構築」が開催されました。

 2012年11月9日、復旦大学アメリカ研究センターを会場として、「東アジアにおけるリスク・マネジメント専門家養成プログラム」の日中韓三大学共同シンポジウム「東アジアと世界の危機管理に向けての弾力性の構築(Building Resiliency for Emergency Management in East Asia and the World)」が開催されました。
 復旦大学(中国)・高麗大学校(韓国)と神戸大学との間では、修士課程の学生の相互派遣を行なうキャンパスアジア・プログラムが2012年から本格的に開始されました。本シンポジウムは、このプログラムの一環として実施されたものです。

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 シンポジウムの開会にあたっては、復旦大学から馮暁源・副学長、高麗大学校から朴成勲・国際大学院長、神戸大学からは中村千春・理事(副学長)の三名による開会の挨拶がありました。挨拶の中で中村理事は、神戸大学医学部の卒業生で2012年のノーベル医学・生理学賞を受賞した山中伸弥・京都大学教授のことを取り上げ、山中教授が明確なビジョンを持ちながらハード・ワークに勤しんだことや、マラソンを走るように情熱をもって継続的に仕事に取り組まれてきたことを紹介しながら、キャンパスアジア・プログラムで学ぶ三大学の学生とプログラムを運営する教員・職員への期待と激励の言葉を述べました。
 中村理事らの挨拶に続いて、午前中は三大学の代表によるキーノート・スピーチが行なわれました。神戸大学からは田中泰雄・名誉教授が「日本における災害マネジメントの50年(Disaster Manegement in Japan over the Past 50 years)」と題したスピーチを行ない、日本の阪神・淡路大震災と東日本大震災の実態や、そこから学ぶべき教訓が示されました。
 また午後には2つのセッションが開かれ、三大学からの報告者が東アジア地域におけるリスク・マネジメントについて報告を行いました。神戸大学からは国際協力研究科のロニー・アレキサンダー教授、木村幹教授、金子由芳教授がそれぞれ報告を行ない、討論者および一般参加者の質問にも答えて、活発な議論が展開されました。

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 60名以上の教職員や大学院生が参加したこのシンポジウムでは、日中韓三大学が今後のプログラムの発展のために、さらに緊密な協力関係を深めていくことが最終的に確認され、成功裏に幕を閉じました。今年度以降も毎年、三大学によるキャンパスアジア・シンポジウムが開催されることが既に合意されており、次回のシンポジウムは韓国の高麗大学校で行われる予定です。