研究室の特色
教官は議論好きで,ゼミでは討論が続くことがしばしばです.院生・学生は,最近ではおとなし目ですが,各々いざとなったら一言譲らないことが多い.
神戸大学の火山地質学分野では火山噴火活動,とりわけ,日本に広く分布する大規模
火砕流の研究をおこなっています.手法としては,野外観察・計測,蛍光X線全岩分
析,分析電子顕微鏡,高温高圧溶融実験,画像解析などを用います.火山研究には現
地調査が欠かせませんが,火山地域は一般に風景が雄大で気分が晴れ晴れとし,その
ような中で地球の活動を実感できるのが火山学の醍醐味の一つと云えます.
1年間のスケジュール
- 4月中旬: 火山セミナー開始,輪講開始
- 4月下旬(又は5月上旬): 火山セミナー日帰り巡検(98年は玄武洞)
- 4月下旬(又は5月上旬): 歓迎コンパ
- 4月末: 卒研生,テーマの決定,フィールド下見
- 〜5月: 就職希望者は会社訪問,面接等
- 5月: 地質学野外実習 II(2年生日帰り火山巡検)
- 6月末頃: 火山セミナーで卒論研究テーマについて話す.
- 7月上旬: 夏休み前コンパ
- 7月: 火山G夏の巡検(3泊4日,地質学野外実習 III)(98年は浅間山)
- 7月下旬〜: 各自のフィールド調査,試料採取
- 9月中旬: 大学院前期課程入学試験
- 10月末: 演習報告*の提出
- 11月: 火山セミナーで演習報告について報告.
- 12月末: 研究室,実験室の大掃除,コンパ
- 1月: 火山セミナーで卒業研究についての予備発表
- 2月10日: 卒業研究の提出
- 2月中・下旬: 卒業研究の発表(地殻テクトニクスと共催)
- 3月: 追い出しコンパ
- 3月25日: 卒業式
1999年10月8〜11日は日本火山学会秋季大会が神戸大学で開催されました.250名参加,発表件数145件.