<クレーターの研究>


このプロジェクトの趣旨

噴火や隕石衝突ではクレーターが生じる.これは地形的には単純であるが,その形成機構としての爆発現象を知る多くの手がかりを有している.このテーマに興味を持ったのは,広島大学時代に専門の授業「古環境学」で隕石衝突と生物の絶滅の話をするのに文献,特に水谷仁「クレーターの科学」を読んでその法則性に引かれた.1993-1996年度の重点領域研究「蒸気爆発の動力学」に参画する機会を得,爆発とクレーター形成に関連するテーマを学生の卒業研究として実施した.と同時にたまたま日本に発見されていない隕石衝突孔の候補として以前調査した高松クレーターが提案され,その調査にも従事した.高松クレーターは隕石衝突ではない,という結論になったが,日本でまだ衝突孔が見つかる可能性はあり,今後も検討をつづけたい.


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