教授:三村 徹郎(みむら てつろう)

学位:理学博士

特命助教:大西 美輪(おおにし みわ)

学位:博士(理学)

担当授業科目(三村)

(学部)植物生理学基礎、植物環境生理学、生物学演習、生物学実験I、生物学実験II/III、特別研究A,B
(大学院)細胞生物学特論I、生体分子機構概論I、生体分子機構特論I、論文講究I,II、特定研究I,II、特定研究、先端融合特論
(全学共通教育)生物学II

研究の興味

 植物は、地球環境の重要な一員として、あるいは人間にとっての食糧として、かけがえのない生き物です。私の興味は、地球上の「植物」という生き方はどのように成立し、それは私たち人間とどこが同じでどこが違うのかという点にあります。
 植物の研究をするには、植物の生き様を知らなくてはなりません。植物の生育は、光エネルギー・水・二酸化炭素から有機物を作り出す光合成に加えて、土壌から生育に必要な種々の無機イオンを栄養塩として取り込み、それを分配・代謝していくことで成立しています。また、近年問題になっている環境破壊の多くは、生育に有害な物質が、植物体内に入り込んでその生育を阻害することによります。こうして食糧問題も環境問題も、植物と様々なイオンや代謝物質の関係ということになります。研究室では、これら低分子量のイオンや代謝物質を植物がどのように認知し、どのように取り込み、組織や細胞内に分配するのか、それぞれのイオンや代謝物質はどのような作用をもっているのかを、主に細胞・組織レベルの生理現象を中心に研究しています。

主な研究テーマ

1.植物は、必須栄養素であるリン酸の存在をどのように認識し、どのように取り込み、どのように利用していくか
2.植物は、塩分濃度の高い環境でどのようにイオン処理をしているか
3.高等植物維管束系において無機イオンは根から葉の細胞にどのように運ばれているか
4.植物細胞の膨圧運動はどのような機構で生じているか
5.植物細胞において液胞系における物質輸送のダイナミクスはどのように制御されているか

最近の代表的な論文

(原著論文)

  • Nagai M., Ohnishi M., Uehara T., Yamagami M., Miura E., Kamakura M., Kitamura A., Sakaguchi S., Sakamoto W., Shimmen T., Fukaki H., Reid R.J., Furukawa A., Mimura T. (2013)
    Ion gradients in xylem exudate and guttation fluid related to tissue ion levels along primary leaves of barley.
    Plant Cell & Environment, in press.
  • Kadohama N., Goh T., Ohnishi M., Fukaki H., Mimura T., Suzuki Y. (2013)
    Sudden collapse of vacuoles in Saintpaulia sp. palisade cells induced by a rapid temperature decrease.
    PLoS One 8, e57259.
  • Kosuge K., Iida S., Katou K., Mimura T. (2013)
    Circumnutation on the water surface: female flowers of Vallisneria.
    Sci. Rep. 3: 1133
  • Oikawa A., Matsuda F., Kikuyama M., Mimura T., Saito K (2011)
    Metabolomics of a single vacuole reveals metabolic dynamism in an alga Chara australis.
    Plant Physiology 157(2): 544-551

(総説・教科書)

  • Mano S., Kimori Y., Takeda T., Miwa T., Nishikawa S., Mimura T., Nagatani A., Nishimura M (2012)
    Using Image-based Resources: Databases for Plant Organelle Dynamics and Applications Based on Image Information.
    In: Introduction to Sequence and Genome Analysis, iConcept Press.
  • Mimura T., Ohnishi M., Shimaoka T., Tomizawa K. (2008)
    Proteome analysis of vacuolar membrane.
    In: Plant Genetic Engineering vol 9: Plant membrane and vacuolar transporters, Ed. by Jaiwal P.K., pp. 301-343, CABInternatonal.
  • 「Photobook 植物細胞の知られざる世界」西村幹夫・三村徹郎・西村いくこ・真野昌二 監修、永野惇・桧垣匠 文、化学同人(2010)
  • 三村 徹郎「基礎生物学シリーズ7 植物生理学」、三村徹郎、鶴見誠二 編、化学同人(2009)

連絡先(三村)

建物・部屋番号: 理学部C棟516号室(居室)、513/520号室(実験室)

電話・ファックス: 078-803-5708

E-mail: mimura@kobe-u.ac.jp

ホームページアドレス: http://www.research.kobe-u.ac.jp/fsci-mimura

連絡先(大西)

建物・部屋番号: 理学部C棟513/520号室(居室&実験室)

電話・ファックス: 078-803-5708

E-mail: omiwa@port.kobe-u.ac.jp

ホームページアドレス: http://www.research.kobe-u.ac.jp/fsci-mimura