次に、前著でコンノ氏と議論になった、アポロ13号の核爆弾とされるものが、プルトニウム電池であることを、ことこまかく例証する。またコンノ氏がUFOの写真であるとするものは、アポロ宇宙船のEVAライトであることを、疑問の余地がないほど、克明に証明する。しかもコンノ氏の写真は裏焼きであることも証明する。まあ、ここまでやっても、コンノ氏は懲りないであろうことは、容易に想像できるが。しかし「UFOの真贋論争が一般読者に見えるところで行われることは、きわめて意義のあることだと」著者は考える。
最後にロズウェル円盤回収事件にふれている。こここで回収された円盤なるものは、当時アメリカがソ連の原爆を探知するための気球を飛ばすという、秘密のプロジェクト・モーガルの気球の破片であることを、米国空軍の調査から述べている。しかしこのロズウェル事件でも、地元に博物館ができたり、多数のUFO論者がそれで生計をたてている。だからいかに証拠をあげて論じようと、合理的な議論を展開しようと、これらのUFO論者を改宗させることは不可能である。なぜなら、かれらは職業的UFO論者なのであって、改宗してしまえば、飯のくいあげになるからだ。だから、あやふやであるとか、ウソであ ると分かっていても、番組を作り、本を書いて生活するのである。本書のような本の目的は、彼らを改宗させることにあるのではなく、彼らの被害に会いそうな人を救済することにあると思う。