レンタルビデオ万歳

わたしの家の近くにビデオレンタルがある。もうできて4、5年になるであろうか。家に ビデオが無かった時は、その前を虚しく行きすごしていたのであるが、3年前にビデオを かってからは、ときどきのぞく。学生さんたちを家に呼んで、ビデオ大会をすることもあ る。おかしや飲物を買って食べたり飲んだりしながら、ビデオを鑑賞するのである。いろ いろのビデオを見た。はじめのころは、私の子供はビデオの得点表をつけたりもしていた 。いろいろな作品を見た。スピルバークの作品から始めた。彼の作品は見ているとほんと にハラハラ・ドキドキで息もつかせないくらいである。しかし終わったあとは、見事にな んにも残らないという、すぐれた娯楽作品である。

 印象に残った作品は多い。ベトナム戦争をえがいた「ディア・ハンター」。かのメリル ・ストリープがでている。これほど見終わって、陰々めつめつとした作品も少ない。「あ ーしんどかった」というのが皆の意見であった。ベトナムものとしては、「プラトーン」 「フル・メタルジャケット」もあるが、いずれも重い。「アマデウス」これは前巻と後巻 を逆に見てしまって失敗したが、なかなかよかった。子供はあとでモーツアルトのCDを 買ってくるほどであった。シュワルツネッガーの作品も多く見ている。はじめに見て印象 的であったのは「ターミネーター」である。これはB級作品と位置づけられているかもし れないが、これでもかこれでもかというターミネーターの執念はすごい。他の作品に影響 している。「コナン・ザ・グレート」、これも本来ならバカバカしいと思うところだが、 なかなかどうしてのできばえである。

 「エイリアン」は2のほうから先に見てしまった。シガニー・ウィーバーという、昨今 では新日鉄のコマーシャルに出るまでに有名になった人も、このときはただのおばさんに すぎなかった。ふつう2ものは、1にくらべて駄作であることが多いといわれている。し かし「エイリアン」は2から見たせいか、なかなか迫力があった。シガニー・ウィーバー といえば、「ゴーストバスターズ」もあげることができる。最近この2を見たが、やはり 2は2であった。「スタートレック」はやはり1に止めをさす。私は圧倒的な迫力を受け たのだが、2、3、4となると、もはやマンネリである。

 わたしがここでなんでビデオの話をしようと思ったかというと、合気道もののビデオに ついて述べようと思ったからだ。空手やカンフーものは多いが、合気道ものは貴重である 。それはたしか「ニコ、法の死角」という作品であった。もとCIAの諜報員であったこ とがうりもののアメリカ人の俳優が合気道を使って活躍するのである。話の内容はありふ れた刑事ものである。しかし始めにその俳優が日本で合気道を習ったときの写真、道祖の 演武のフィルムなどがあり、あっと思った。俳優が日本語で合気道を教えているシーンも あるが、なかなか使えることが見て取れる。映画の中での格闘シーンを見ても、「あっ、 小手返しだ」とか、なかなか楽しめるのである。いちどビデオレンタルをのぞいて探して 見られたらおもしろいと思う。

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